ホケツ!

著者 :
  • 祥伝社
3.58
  • (2)
  • (10)
  • (12)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 59
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634582

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • サッカー部万年補欠の主人公・大地。
    大地をひとことで表すなら、お人好し。
    我の強さがいっさいなく、周りに合わせる主体性のなさ。でも考える力がないとか面倒臭いとかそういうネガティブなことではなく、大地自身もクサクサしていないのでなんとも爽やかなお話だった。
    大地がいることでその場がうまく回るし、みんなも安心するし、なかなかすごい子だなと読み進めるうちに思った。
    私も大地と友達になりたい。そんな風に思わせてくれる青春小説。
    なんなら大地の社会人バージョンのお話も読んでみたいな。

  • 主人公の男の子が優しすぎて
    あれ、ってなるけど
    心の中には熱い気持ちもあって
    そういう男の子大好きです。

  • サッカー小説。YA向け。ご都合主義な展開もあるけれど、重い場面もあり。

  • 最初、主人公に覇気が感じられず、読み進めるのが辛かった。
    色々と抱えているものはあるんだろうけど、自分の意見もなくただなんとなーく生活している感じ。
    サッカーは好きだけど、特別上手くないから万年補欠。レギュラーにはなりたくないわけじゃないけど、周りを見てなれないのはわかっているから、なんとなくそのまま。頑張ってない訳ではないけど、努力をしているようには見えない、みたいな。
    青春小説ぽいので段々成長していくんだろうなとは思ったものの、なかなか読み進められず…。

    なんとか読み進めたが、読むにつれ、彼が周りを見つめる力と芯には強く優しい力を持っているのが見えてきた。

    身近な人ともきちんと話し、向き合っていって、まさかあの覇気の無さから、ここまでハッキリ言うべきことが言える子になるとは…(というより、この主人公はずっと何かを秘めていたんだろう。)なかなか爽やかな前向きなラストで良かったです。

  • 母の死により伯母と一緒に生活する大地。特に冷たいわけでもないし、よくしてくれているが自分自身遠慮してしまう。彼には大人になってわかる高校時代の重要さ。その貴重さをわかっていないため、控えめにしてしまう気持ちがわかってしまいます。ちょっと私にはつらい一冊でしたが、綺麗にまとまっている一冊でもありました。
    離婚、結婚、恋愛、友情。いろんな人と触れ合い、行動し、考えることで成長する彼の姿に「青春」といった甘酸っぱさを感じました。こういうの現実にほしかったです(笑)。舞台の上で輝いている人物もいますが、それだけではない彼の姿に涙です。
    ただ、情緒が穏やかで女性の扱いも慣れている大地。…なかなか良い男だと思ったので、将来が怖いです(笑)。
    ちょっと気になるのは表紙。もっと現代的な表紙だったらもっといろんな方に読んでもらえたのかもとは思いました。表紙では読むようなタイプではなかったので、この小説の楽しさに驚きました。タイトルの文字体もなぁ…と。

  • 高校3年生、サッカー部ホケツ。こんなに客観的に自分を見れるば、凄いね。好きな話しだ。 2015.5.20

  • 母を病気で亡くし、伯母と二人で暮らす宮島大地、高校3年生。
    サッカー部で、3年だけど補欠。特別に強い学校でもないけど、強い1年が入ってきて、そのままだったら3年ではレギュラーになれたであろう大地は補欠。レギュラー陣の中でも、新体制で、みんなの気持ちに変化があらわれる。
    大地は補欠だけど、みんなの事に気が回る、実は潤滑油のような存在。補欠であることの劣等感、進路のとこ、伯母とのこれから、実の父からの「会いたい」という連絡、・・・
    いろいろ混じり合って青春小説。
    あれ?本人の恋愛についてはあまりないのも、この本のアジなのかも。

    帯では、中村憲剛選手のコメントが載っていてます。
    「僕にはわかる。``ホケツ``はは決して無駄ではない。
    表舞台には立てなくてもじぶんの人生を、いきることの大切さを、この本は教えてくれる」

  • 同じ青春時代に読みたかった…
    学生さんオススメ。

  • ★3.5

  • ええ話や

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

小野寺 史宜(おのでら ふみのり)
1968年千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞してデビュー。2008年『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。2018年、『ひと』で「本の雑誌が選ぶ上半期ベストテン」2位。
著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『カニザノビー』『牛丼愛 ビーフボウル・ラヴ』『ホケツ!』『ひりつく夜の音』『太郎とさくら』『本日も教官なり』『リカバリー』などがある。本作は『その愛の程度』『近いはずの人』に続く「夫婦三部作」のラストを飾る作品である。

小野寺史宜の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする