ヒポクラテスの誓い

著者 :
  • 祥伝社
3.64
  • (38)
  • (158)
  • (125)
  • (12)
  • (3)
本棚登録 : 770
レビュー : 151
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634674

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 法医学、もっときちんと取り上げられたり浸透するといいのに。
    真琴先生と古手川さんの恋?の行方も気になるところ。

  • 法医学ミステリー。
    法医学モノは初。なかなか面白くサクサク読めた。
    連作短編。

  • ドラマや映画では
    法医学教室の医者は変わった人が多い。

    この作品の医者もだいぶ変わった人達だった。

    死者の語る真実を知るための解剖、
    そして真実を
    あるがままに差し出す解剖医。

    とても興味深かった。

    作中にもあったが「解剖する」と言わずに「開腹する」と言えば
    応じてくれる遺族もいるのではないかと思うなぁ。

    割り切るというところでは
    とても理系って感じだけど、
    亡くなったとたんに生きている人として扱われなくなるのは
    遺族としては受け入れがたいものだ。

    医者としてはおそらく
    「開腹する」は間違いなんだろうけれど
    そこはちょっと文学的になってもいいんじゃないだろうか。

    面白かった、続編も読みます。

  • WOWOWでドラマが始まるのに合わせて図書館で入手。医療ものということもあり、「バチスタ」シリーズと似た読み口ではあるが、良くも悪くもバチスタほどの極端さ(思想性やらキャラ立ちやらにおいて)はない。いかにもドラマ化しやすそうなところといい、純粋に娯楽としてなら「有り」なのだろう。図書館で借りるのに適した本と思われる。

  • おなじみ古手川刑事が登場するけれど、そして死体も次々出てくるけれど、猟奇的な内容ではない。中山作品には安定した面白さがあって、読めば必ず満足させてくれる。

  • 法医学者の光崎教授が今作のメイン。これまでの著者の作品でも度々登場していた脇役キャラだけど、個性のある面白いキャラだっただけに、今作でメインに取り上げてくれたのは嬉しい。駆け出し研修医の真琴を主目線に置いたのも、光崎のキャラを際立たせてくれて良し。外国人准教授のキャシーとお馴染みの小手川刑事もいい感じにサポート。このキャラたちでもっとシリーズが読みたい!と思わせられた。
    ラストは途中で予測できたかな。著者の作品の中では、珍しく素直な結末だと思った(苦笑)。どんでん返しもこれくらいで収めてくれる方が私にはちょうどいいかも。

  • 警察メインではなく法医学から事件を解決していく(あくまでも死因を調べるのみのスタンスで
    )光崎教授尊敬します。
    解剖は残酷なイメージあったけど感情的なことより真実を知る大事な決断になると思うと考えてしまいます。
    真琴が本格的にメンバーになって続きの展開もあればいいな。

  • 「このミス大賞」で落選した方の作品『~カエル男』は…、
    今や、受賞した方の作品、岬洋介シリーズをも飲み込んで、
    様々なキャラクターを主役に、次々と派生作品が発表され、
    壮大な、一大サーガが形成されつつありますが…、

    本作品は、
    そんな『カエル男』サーガ(と勝手に名付けてみたり)の、
    まだ語られていなぃ特異なキャラクターの最後?の一人…、
    法医学者・光崎藤次郎教授を軸に据えた新作となります…。

    主人公は、光崎の法医学教室に入ってきた研修医の女性…。
    そのパートナーは、『~カエル男』の主人公で、以降も、
    様々な作品に登場する、埼玉県警捜査一課の古手川刑事…。

    本作品では、中山さんの作品独特のグロぃシーンはなく…、
    患者さんの、見逃されそぅになった死因や事件の真相を、
    解剖によって明らかにしていきながら、真理を得ていく、
    初々しぃ新米女医と若手刑事の成長の物語でもあります…。

    独立した5本の短編が、最後の最後に1本につながる点は、
    大どんでん返しの中山さんらしぃ展開ではありましたが…、
    中山さんの作品の中では珍しぃ、少し緩めの作風も含めて、
    大どんでん返しを期待された読者さんには物足りなぃかも?

    既作品における光崎教授のピンポイントでの登場シーンは、
    お話の、大きな展開の起点となることも多かったですが…、

    本作品において、
    光崎教授のキャラクターがクリアーになったことによって、
    これから発表される新作の読みどころが、増えるんでは…?
    もろもろ、今後の楽しみの幅が広がった作品でした…。

    (1本の作品としては、少し甘めの評価です…)

  • 法医学って面白そうだと思うんだけど、実際はめっちゃ大変というお話。
    生者も死者も同じ患者、ってすごいです、教授。

    よく海外ドラマなんかで検視官が助言したりしてますよね、あれ、「におい」の描写はほぼ皆無なので、なんでなのかなーといつもおもってました。余談ですが。

  • 内科教授から、法医学教室に送り込まれた研修医の真琴。
    そこには天才法医学こ教授の光崎、光崎をこよなく尊敬するキャシーがいて、二人のペースに巻き込まれながら、法医学の経験を積みその魅力にはまっていく。
    何も言わぬ遺体から、何を読み解くか。
    それは遺体となった本人からの、最後のメッセージ。

    魅かれますね~

全151件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

中山 七里 (なかやま しちり)
1961年生まれ、岐阜県出身。男性。幼少の頃から読書が趣味で、高校時代から執筆を開始。花園大学文学部国文学科在学中に江戸川乱歩賞に応募したこともあった。
就職後は執筆から離れていたが、島田荘司を生で見た体験から執筆活動を再開。2009年、第8回『このミステリーがすごい!』大賞で『さよならドビュッシー』と『災厄の季節』の2作が最終選考にダブルエントリーされ、前者で大賞を獲得して48歳で小説家デビュー。後者も、「読みたい!」との声が続出したため、『連続殺人鬼カエル男』と改題し、2011年に文庫本として出版される事となった。
代表作に『さよならドビュッシー』などの「岬洋介シリーズ」、『贖罪の奏鳴曲』にはじまる「御子柴礼司シリーズ」。多くの作品が映画・テレビドラマ化されている。

ヒポクラテスの誓いのその他の作品

中山七里の作品

ヒポクラテスの誓いを本棚に登録しているひと

ツイートする