ヒポクラテスの誓い

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 1251
感想 : 209
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634674

感想・レビュー・書評

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  • ずっと気になっていた作家さんです。いろいろなシリーズが出ていますが、図書館で借りているので順番に読めるものを...とまず借りたものです。
    法医学のお話ですが、おもしろかったです。解剖シーンは、描写がリアルでまたすごかったです。
    他のお話やシリーズも読破してみたいと思いました。

  • 「あなた、死体はお好き?」
    研修医の真琴さんが内科の津久場先生から単位が足りない分、研修してこいと法医学教室に放り込まれ...な、お話。

    毎話、法医学ミスター権威の光崎教授がなかば無理矢理解剖をするために真琴さん頑張ります。
    そして死者の言葉に真実が⁉︎
    法医学って大事なんですねぇ
    表現グロくて最初引きましたけど、最後の方慣れちゃいましたε-(´∀`; )

    短編で展開しますが最後に全て回収されます。
    古手川刑事も良い仕事をしてまして楽しかったです。

  • 2021/08/07読了
    #中山七里作品

    法医学教室にスパイとして送り込まれた
    新人研修医の真琴。
    傲岸不遜な光崎教授に毒されながらも
    次第に成長していく。
    難しい医療ものだが、文体がやさしく
    読んでいて楽しい。

  • ヒポクラテスシリーズの1作目。
    先に2作目を読んでいたのでおおよその話の流れは掴めていたけど。
    真琴が法医学に携わる成り行き。様々な事件を経ての彼女の変化。
    そして終盤にかけて明らかになる意外な黒幕。
    中山さん作品らいしい、最後の最後で来る衝撃。
    描写は相変わらずグロいものだけど、もう慣れました(笑)
    このシリーズもまた追ってみたいと思います。

  • 連作短編。最後まで飽きることなくほぼ一気読み。面白かった。解剖シーンはちょっと苦手。

  • 面白かった。
    それぞれ登場人物のキャラが良かった。
    渡瀬警部もだいぶ気になる。

    「裕福な人間は普通に服を着て外出するだけで、自分たちの生活が満ち足りていることを無意識に見せつけているのさ。本当に憎むべき対象は他にあるのに、どうしても隣の芝生を憎んじまう。そんな風にして本人たちの知らないところで逆恨みされていく」小手川刑事のセリフ。

  • 検視医の話なので難しい言葉が出てくるが、いつもの中山七里の本のようにどんどん物語に引き込んでいく。
    スーパーな主人公に感化されていく主人公、人の本質を突く心をえぐるようなセリフが、引き込まれる要素かと感じている。
    まだ読んでいないものも今後少しずつ読む予定にしている。

  • 一気読みとはいかなかったけれど、各章が繋がっていて、適度なユーモアもあり、良かった。
    主人公が周りに見守られながら成長していく様が、同じような体験や失敗を経験した人には共感できると思う。

  • 面白かったです。解剖医というと火サス(死語ですか?)で世の表舞台に登場したイメージでしたが、小説で読むのは初めて

    世の医師が光崎教授ばかりでは困ることもあるでしょう。でも光崎教授のような医師が居ない世の中はもっと困る
    内容は重いです。でも古手川刑事と真琴の恋愛模様が、これは小説なんだと読後感を軽くしてくれています

    キャシーといい登場人物は個性派揃い。ドラマにピッタリ!ドラマになってないのかしら?

  • 法医学の研修医が主人公。なんの事件性もない遺体から思いもよらない死因と真相が突き止められてゆく。一つ一つの事件が最後に結びついて真実が明らかになる。「母と娘」は恐ろしかったけど、全体として面白かった。続編も読みたい。

著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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