ふたえ

著者 :
  • 祥伝社
3.41
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本棚登録 : 172
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634742

感想・レビュー・書評

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  • 結局のところ、久米先生の株が上がっただけだ。学生時代クラスにいた目立たない子にも思うところがあり、生き方があり、そこに焦点をあてているけれど段々トーンダウンしていった。修学旅行の数日間という限られた時間を何人もの視点から多角的に書いているからかなぁ。それは作者の意図だったというのは最後に明かされるけれどわかりにくすぎ。青春小説でよかったのに。仕掛けを用意するなら途中引き込まれるようにしてくれないと……私は途中から飽きてぱらぱら読んでたから驚きより、訳がわからなくて混乱してしまったよ…どんでん返しミステリーとしてはイマイチかも。

  •  ちょっとゴチャゴチャしすぎた感じです。もう少しすっきり書けなかったものか。
     語り手が変わり、実は描かれている時間も人物も別の物でした。騙された?的な話なんですが、わあ、ヤラレタという感じがまるでありません。
     転校生の死もちゃんと書いて欲しかったし、最後の男子の感想はいらない。
     それぞれのキャラが良かっただけに残念です。

  • 青春を思い出すほっこりする本…と思いきや最後のオチには驚いた

  • ぼっち班の高校生達各自の修学旅行。自分を俺と呼び制服にオーバーニーソックスで二次元のキャラみたいで気持ち悪いと評される転校生女子が問題児とされつつも嫌味がなく、舞妓体験をしたり将棋やタロットが趣味な面々も一人ですっくと立っていて儚くも逞しく眩しい。教師の善性も快い。トリックを整理し再読したくなった。

  • ちょこちょこ読んでしまい、途中で時系列が、あれ??って訳わかんなくなってしまい、最後には理由がわかった。
    酔っ払って手に取った本だけど、良い出会いでした。
    最後のお墓のシーンはびっくり。
    久米先生好きになった。

    ぼっちの人達のそれぞれの物語。
    修学旅行でそれぞれ目的があったり。
    死んじゃったんだね。
    みんなぼっちだって、そうじゃなくたって、色んな思いを持って生きている。
    善意ってすごいなーって、大事だなーって、最近思う

  • 第1話で「なんか仕掛けてきたな」という雰囲気があって、でも、そっからちょっと仕掛けから目を離れさせるような展開(実はこっちも伏線なんだけど)…話数が進むにつれて徐々に序盤の仕掛けが効いてくる、読み進むにつれてなんともケツの坐りが悪い気持ちにさせられたところで、ドシンと最後の話で収束させる。ミステリー小説的手法を使いながらの高品質なティーン小説を構成していく見事さ。さすが、白河三兎。

    スクールカースト(というモノは大嫌いだが)底辺にいそうな、クラスで浮いている連中ばかり集まって作った修学旅行の班。そのメンバーを中心に、そういうクラスや集団で浮いてる生徒たちが主人公となった連作短編である。

    人生経験を経てくるとこういう異彩を放つ連中の方が付き合ってオモロいということが分かってくるのだけど、思春期って反抗したがるのに群れたがる複雑な時期、社会性ある生物「人間」が形成されるための一種のはしか的な病気の時期なのかも知れない。この「はしか」、人によって重症だったり軽く済んだり、かからずに大人になって発症して難儀したり…中には死に至る人もいたり…

    そう、ラストのあれは、ないなぁと思うんやけどなぁ。
    あの部分だけ凄く後味悪いんねんなぁ。

  • 途中から妙に読みにくくなって、最後まで読んでその原因が分かったけども、なんか惜しい。

  • クラスの中であまり目立たず、存在感を消して過ごしている『ぼっち』達のお話。一匹狼やオタクと呼ばれる子、大人しい子、どんな存在にでも尊い意思と強くも脆い心があることを忘れないでほしい。情けは人の為ならず。優しさは巡り巡って自分の元へ戻って来る。それが善意か悪意かなんて今は考えなくてもいいから、触れた手に、目と目に、見返りを求めずただ心のままに優しくすればいい。そうやって回ってきた温もりが、最後にひとつに繋がったと感じた瞬間 目の奥から溢れてきたもの、それもまた優しさなのだと思いました。

  • ぼっち班の修学旅行。俺 にだまされた!

  • 何かおかしいなとは思っていたんだけどね

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著者プロフィール

2009年『プールの底に眠る』で第42回メフィスト賞を受賞しデビュー。『私を知らないで』が「本の雑誌」増刊『おすすめ文庫王国2013』にてオリジナル文庫大賞BEST1に選ばれ、ベストセラーに。他の著書に『ふたえ』(祥伝社文庫)『ケシゴムは嘘を消せない』『もしもし、還る。』『小人の巣』『田嶋春にはなりたくない』『十五歳の課外授業』『計画結婚』『無事に返してほしければ』などがある。

「2020年 『他に好きな人がいるから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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