- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396634742
感想・レビュー・書評
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結局のところ、久米先生の株が上がっただけだ。学生時代クラスにいた目立たない子にも思うところがあり、生き方があり、そこに焦点をあてているけれど段々トーンダウンしていった。修学旅行の数日間という限られた時間を何人もの視点から多角的に書いているからかなぁ。それは作者の意図だったというのは最後に明かされるけれどわかりにくすぎ。青春小説でよかったのに。仕掛けを用意するなら途中引き込まれるようにしてくれないと……私は途中から飽きてぱらぱら読んでたから驚きより、訳がわからなくて混乱してしまったよ…どんでん返しミステリーとしてはイマイチかも。
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記録
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青春を思い出すほっこりする本…と思いきや最後のオチには驚いた
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ぼっち班の高校生達各自の修学旅行。自分を俺と呼び制服にオーバーニーソックスで二次元のキャラみたいで気持ち悪いと評される転校生女子が問題児とされつつも嫌味がなく、舞妓体験をしたり将棋やタロットが趣味な面々も一人ですっくと立っていて儚くも逞しく眩しい。教師の善性も快い。トリックを整理し再読したくなった。
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途中から妙に読みにくくなって、最後まで読んでその原因が分かったけども、なんか惜しい。
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クラスの中であまり目立たず、存在感を消して過ごしている『ぼっち』達のお話。一匹狼やオタクと呼ばれる子、大人しい子、どんな存在にでも尊い意思と強くも脆い心があることを忘れないでほしい。情けは人の為ならず。優しさは巡り巡って自分の元へ戻って来る。それが善意か悪意かなんて今は考えなくてもいいから、触れた手に、目と目に、見返りを求めずただ心のままに優しくすればいい。そうやって回ってきた温もりが、最後にひとつに繋がったと感じた瞬間 目の奥から溢れてきたもの、それもまた優しさなのだと思いました。
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ぼっち班の修学旅行。俺 にだまされた!