花鳥茶屋せせらぎ

著者 :
  • 祥伝社
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634766

感想・レビュー・書評

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  • この冬、家の近くの川の改修工事が進み、毎冬飛来してきたアオサギを見かけなくなりました。いい場所を見つけてくれてたら嬉しいです!志川節子さんの「花鳥茶屋せせらぎ」(2015.9)を「日本野鳥歳時記」を片手に読みました。上野不忍池に面した六百坪の敷地に100羽の鳥や植物を配した苑を舞台にした物語。山雀の女、孔雀きらめく、とんだ鶯、はばたけよ丹頂、鴨の風聞、凛として大瑠璃の6話。読み応えがありました。曲亭馬琴の言葉「鳥ほど無垢な生き物を、わしは知らぬ。人間に比べて寿命は儚いが、その分、重い荷を背負わんでいい」

  • 読み終わった訳じゃない
    サササーと拾い読みあんまり好きじゃ無かったかな
    16才昔は嫁にいったとし
    何かなぁ

  • 江戸時代に、上野不忍池に面した600坪の敷地に、珍しい鳥を集めた禽舎に、植物園のような苑を舞台にした6話の話である。

    「山雀の女」「孔雀きらめく」「とんだ鶯」「はばたけよ丹頂」「鴨の風聞」「凛として大瑠璃」
    鳥が、題名についており、花鳥茶屋の『せせらぎ』に、
    鳥かご職人の修行中の勝次と、その幼馴染たちの友情、仕事の悩み、夢、淡い初恋、などを、鳥の巣立ちのように、右往左往しながら、成長していく様が、書かれている。
    偏屈な馬琴さんも、そして、親方も、皆、子供たちが、成長していく過程を、見守りながら、応援や、指示など、そして、親のありがたさを、伝えながら、飛びだって行くのを、嬉しく思っているところがまた良かった。

  • 滝沢馬琴が鳥と絡む、というのは時代小説では定番なのでしょうか?
    幼馴染の成長と葛藤の物語。
    年齢の割にこども扱いされているように思える。

  • 江戸の町に住む若人が、各々の進路に向けて失敗から学び、一人前となっていく話。
    鳥の描写が美しい。
    鳥は完成されたものとして描かれており、若人たちはまだまだひよっこ。
    失敗して喧嘩して恋をして考えまた考え努力して。
    大人たちは完成されたもの。ただし欠点はある。それは当然。

    自分の歳若い頃に読んでいたら、どんな感想を抱いたのだろうか。

  • 連作短編。血だらけだるま事件が面白い。職人の話かと思っていたが、そうでもなかった。

  • 連作短編6編
    鳥好きの師匠の手習所で習った幼なじみ5人,鳥籠職人見習いの勝次を始め,生き生きとした町人,職人の様子を描いて楽しい.大人になりかかった子供の,精一杯の見栄や頑張り,恋のあれこれなど,滝沢馬琴など歴史上の人物も登場して,世の中も騒がしい感じだ.

  • 花鳥茶屋で鳥かご職人を目指す主人公とその幼ななじみたち。彼らの成長が読んでいてたのもしい。

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。早稲田大学卒業後、2003年「七転び」でオール讀物新人賞を受賞。江戸の商店街の人間模様を描いた『春はそこまで 風待ち小路の人々』が直木賞候補に。花魁を取り巻く人々の『手のひら、ひらひら 江戸吉原七色彩』。上野不忍池を舞台にした『花鳥茶屋せせらぎ』。ご縁を取り持つ三十路の女“おえん”『芽吹長屋仕合せ帖 ご縁の糸』がある。

「2017年 『煌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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