私は存在が空気

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  • 祥伝社 (2015年12月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784396634841

みんなの感想まとめ

異なる超能力を持つキャラクターたちが織りなす恋愛模様が描かれた短編集で、各物語は独自の魅力を持っています。主人公たちは、存在感を消す能力や瞬間移動、テレキネシスなどを駆使し、時には切なく、時にはコミカ...

感想・レビュー・書評

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  • キュン♡の魔術師中田さん!
    本作は、どこかおかしくて、ちょっぴり切ない超能力者×恋物語♡

    『少年ジャンパー』
    ひきこもり初心者レベルの大塚くんの超能力はジャンプ
    移動先を思い浮かべて飛び跳ねる
    トン!
    そこへ瞬間移動!
    このジャンプを使って瀬名先輩を助けたことからキュンが始まっていく♡

    二人の関係はやっぱり…
    この結果で良かったと思う♪


    『私は存在が空気』
    超能力は存在感を消すこと!?
    ふつうの人の存在感がレベル100だとすると…
    鈴木伊織はフラットな状態でいるときはせいぜいレベル5くらい
    (同じ部屋にいたとしてもこちらから声をかけないかぎり、気づかないレベル)
    注意深く存在感を消せば、レベル0にすることもできる
    (存在が完全に空気のレベル)
    この存在感ゼロを利用して、憧れのキュン先輩の犯罪を暴く!


    『恋する交差点』
    トンネル効果
    それはしっかりとにぎりしめていたはずの恋人の手が、ふと気づくと見知らぬ人の手をつかんでいる…
    トンネル効果に打ち勝つことができれば恋人との愛は深まる!キュン♡


    『スモールライト・アドベンチャー』
    体がちいさくなっちゃった…
    気になる女の子のスカートの中をのぞきに行こう!
    と思いきや、女の子のピンチを助けることに…


    『ファイアスターター湯川さん』
    火を発火させる超能力
    六花荘201号室にやって来た湯川さんは「パイロキネシス」の持ち主
    中田さんが描くアキュション♡
    じゃないw、アクション小説!?


    『サイキック人生』
    透明な腕を持っていて、遠くの物体をさわって動かすことができる超能力
    それをテレキネシスとかサイコキネシスという
    この超能力をイタズラで使うと大変な目に合うが、正しい使い方をすれば人助けになる心がホッコリ、キュンっと温かくなる♪


    あなたはどの超能力を使ってキュン♡したいですか?
    やっぱり、ジャンプかな〜♪

    • 1Q84O1さん
      aoiさん、次は誰とシンクロしてキュンしようかな♡
      やっぱりもう一回土瓶さんかなw
      aoiさん、次は誰とシンクロしてキュンしようかな♡
      やっぱりもう一回土瓶さんかなw
      2023/06/20
    • mihiroさん
      1Qさ〜ん、おはようございます(*^_^*)
      こんな中田さんもあるんですね〜!
      超能力私も欲しい〜〜 面白そうですね♪
      私はやっぱり予知夢か...
      1Qさ〜ん、おはようございます(*^_^*)
      こんな中田さんもあるんですね〜!
      超能力私も欲しい〜〜 面白そうですね♪
      私はやっぱり予知夢か透明人間がいいな〜笑
      2023/06/21
    • 1Q84O1さん
      mihiroさーん、どーもです♪
      透明人間を希望でしたら「私は存在が空気」かなw
      透明まではいかないですが、存在感ゼロでほぼ透明人間!w
      機...
      mihiroさーん、どーもです♪
      透明人間を希望でしたら「私は存在が空気」かなw
      透明まではいかないですが、存在感ゼロでほぼ透明人間!w
      機会があればぜひ読んでみてください♪
      2023/06/21
  • 【恋する超能力者たちの青い春】
    キャッチをつけるならこんなとこか。
    6篇の短編集。

    ●少年ジャンパー
    引きこもりの男子高校生は、トン! と、「ジャンプ」で瞬間移動を繰り返すうちに。

    もっとも乙一さん、いや、中田永一さんらしい作品。
    九州の方言はかわいいな~。

    ●私は存在が空気
    意識して自分の存在を消すことのできる女子高生は、好きな人のために能力を使う。

     「ケーキ?」
     「うん、宝石みたいなケーキだよ」
     「いいところのやつだ」
     「いいところのやつだよ」
    なにげない会話なんですが関係性がじわじわきて良いです。

    ●恋する交差点
    量子トンネル効果? によって出会った男女は、そのせいでなぜだかつないでいたはずの手がいつも外れてしまう。
    わずか6ページの作品ですが、けっこう好きです。

    ――見失っても、さがしだして、手をとりあえるはずだった。そのことを証明しなければならないのだ。わたしたちにはそれができるのだということを。何回でも手をつなぎあえるのだということを。決しておたがいを一人にしないのだということを。(中略)だから、だいじょうぶだ。わたしたちはだいじょうぶなんだ。

    ●スモールライト・アドベンチャー
    ひょんなことから「ドラえもんのスモールライト」のような道具を手に入れた男子小学生は。

    最後がいいな~。動機がスカートの中を覗くことだったなんてさすがに言えないよね。男子小学生なんてそんなもんです。

    ●ファイアスターター湯川さん
    男子大学生が管理人を務めるボロアパートに入居した美人の湯川さんには発火能力が。

    派手な発火能力に加えて珍しくバトルまである作品。短編アニメにでもしたらいいかも。いろいろあるが
    最後は心地よく終わる。

    ●サイキック人生
    見えない手で物を動かすことのできる女子高生は、霊魂の存在を信じたい男子と出会う。

    短編うまいな~。短い話の中にバタバタする見せ場あり、キャラクターもいい、最後はじんわり。これもアニメにでもして欲しい。

    どれもおもしろくて堪能しました。でも、「百瀬、こっちを向いて」のほうが少し上かな。

    次は「吉祥寺の朝比奈くん」か「ダンデライオン」か。

    • aoi-soraさん
      わずか6ページの作品
      というのが気になる!
      土瓶さんが抜き出した数行がまるで詞のようで、グッときました
      わずか6ページの作品
      というのが気になる!
      土瓶さんが抜き出した数行がまるで詞のようで、グッときました
      2023/06/20
    • おびのりさん
      私も交差点が一番好き
      私も交差点が一番好き
      2023/06/21
    • 土瓶さん
      単純だけど必死に求めるのがいいよね。
      単純だけど必死に求めるのがいいよね。
      2023/06/21
  • 様々な特殊能力を持った人たちの
    おかしな日常と
    悲しみや孤独、痛みや恋を描いた短編集。


    それぞれの話の簡単なあらすじを言うと

    一瞬にして空間を飛び越える能力「ジャンプ」を身に付けた
    引きこもりの男子校生の恋の結末と成長を描いた
    『少年ジャンパー』、

    漫画「ドラえもん」に登場するひみつ道具「石ころぼうし」をかぶったかのように、
    存在感を自由に消すことのできる少女の初恋の相手とは…
    『私は存在が空気』、

    愛する彼氏とスクランブル交差点を渡ろうとすると、
    なぜか必ず人混みにもみくちゃにされ、違う人の手を握りしめているどんくさい彼女。
    そんな二人が自らの未来を賭け、
    東京最大のスクランブル交差点、渋谷の人混みに挑む!(笑)
    『恋する交差点』、

    物体を縮小させるスモールライトによって小さな体になった少年は、
    誘拐されたクラスメートの女子を救うため、
    愛犬ペスに乗り冒険の旅に出るが…
    『スモールライト・アドベンチャー』、

    パイロキネシス(火を発生させる超能力)を持つロシア人のクォーターの女性と
    ボロアパートの雇われ管理人である青年との奇妙な触れ合いを
    ほのぼのと、時にハードボイルドに描いた
    『ファイアスターター湯川さん』、

    他人には見えない透明な腕で、
    遠くの物体を触って動かすことができる特殊能力(テレキネシス)を持つ少女は、
    妹を交通事故で亡くした少年とコックリさんを通じて知り合う…
    『サイキック人生』


    などバラエティ豊かな計6編を収録しています。


    個人的には
    中田永一の本領発揮とも言える、
    オープニングを飾る『少年ジャンパー』のなんとも言えない切なさ加減と、

    『ファイアスターター湯川さん』の
    映像が浮かび上がる文章と
    (宮部みゆきの某作品とも設定はダブるけど笑)

    詩的とも言える、
    ほのぼのとして
    どこか冷たい空気感(北国の話だけに笑)がとにかく、ツボだった。


    しかし、中田永一は
    思春期特有の危うさや脆さを描くのが本当に上手い。

    全編を彩る切ない詩情と甘酸っぱい郷愁が胸を打つし、
    この作品では、特に、
    乙一名義の作品にも常に根底に流れている
    『逸脱した者』や『アウトサイダー』の哀しみを描いていて、
    無条件に惹かれてしまう。
    (冴えない者や異形の者や落ちこぼれたちを好んで描く映画監督ティム・バートンと中田永一および乙一は同じ匂いがする)


    周りの環境や体制や暗黙のルールに馴染めず、
    どこにいても自分は黒い羊だと感じていた思春期の僕。

    だからこそ、乙一や中田永一の描く
    はみ出し者たちの悲しみや痛みに胸を貫かれるのだろう。


    そして、彼の書く物語の主人公たちは、
    引きこもりや
    なんの取り柄もないと思い込んでる、
    いわば、弱い人たちなのだけど、
    彼ら(彼女らは)簡単に諦めたりはしないのだ。

    弱ければ弱いなりに、
    1ミリでもいいから
    ままならない人生というものに抵抗してやろうという姿勢で、
    それぞれがそれぞれの見えない敵と戦っていく。

    この、なにくそという気概、
    いわば不器用な『ドン・キホーテの精神』に
    僕の心はいつも撃たれてしまうのだ。



    そんなの、ただのラノベ風味の物語じゃないかと言うのは簡単だ。

    けれど、誰かが作った物語や表現を
    確かに必要とする人たちがいる。

    そしてたったひとつのラノベに助けられたり、
    ただのフィクションの物語が
    読む人を照らす光になり得ることを
    誰が否定できるだろう。


    逸脱した者たちを描いたこの物語が、
    同じ悲しみに暮れる誰かの心を照らしますように。

    黒い羊に寄り添う三日月の存在でありますように。

  • 発想力が凄いな、よくこんな事思いつくなと久々にワクワクしちゃいました。恋愛系は苦手なのだけど、これはほんのりとした甘さがあって何の抵抗もなく読めました。

    ファンタジー気質な世界をライトに楽しめる一冊に出会えたなと言う感覚です。

  • 乙一、じゃなくて中田さんの優しさが心に染みる短編集でした。

    中田さんは作品の中で、弱々しく、馬鹿にされている人間達に‘超能力’という‘力’を与える。
    それは『サイキック人生』の少女の一世一代の‘優しい嘘’みたいなものかもしれない。
    それを偽善と思う人もいるかもしれないけど、偽善でも救われる人もいる。

    『私は存在が空気』は『暗いところで待ち合わせ』を、『ファイヤースターター湯川さん』は小説『ジョジョ』を思い起こさせる。

    お気に入り作品は『少年ジャンパー』。
    博多弁が心地よく、スケールが小さいようで大きいのが好み。

    お気に入りキャラは『ファイヤースターター湯川さん』の片腕がなく、吃音でチック症の溝呂木。
    ギャップにしびれる。

    『ファイヤースターター湯川さん』のラストのあの台詞は、もしかしたら中田さんが自分の息子に捧げた台詞かな。前読んだ『ダヴィンチ』で二年前に息子が生まれた、とか書いてあった気がする。

  • 乙一さんの別名義である中田永一さんの新刊です。普段はこのテの表紙の作品は敬遠してしまうのですが、このたび山本周五郎賞にノミネートされたということで手に取ってみました。確かデビュー作以来です、乙一さんの作品を読むのは。
    6編から成る短編集ですが、どの作品も重くなく軽妙で、すらすら楽しく、あっという間に読み終わりました。適度にひねりを利かせて、適度なところに着地し、適度に感動を与えるプロの作品に仕上がっている、という印象です。もっとも、もうひと押しあれば絶対傑作になっていたのになあ…と思えたものもありました。
    個人的に一番面白かったのは「ファイアスターター湯川さん」かな。これを読んで宮部みゆきさんの『クロスファイア』を思い出したのは私だけではないはず。

  •  中田永一とは、乙一さんの別名義の1つである。作風としては青春物が多いだろうか。長編『くちびるに歌を』は素直に良い作品だったが、一方で苦手意識もある。今回は超能力者×恋物語? 苦手を覚悟しつつ、手に取ってみたが…。

     「少年ジャンパー」。タイトルから想像できる人もいるだろうか。容姿にコンプレックスを持ち、不登校になった少年の能力とは。彼が一歩踏み出す物語という側面もあるもの、うーん、利用されているだけのようで、切ない…。

     表題作「私は存在が空気」。こんな能力があったら悪用されそうだが、少女にとっては自衛のためだった。そんな彼女の恋の結末とは…。「空気」からシンデレラに華麗に変身する話ではないとだけ書いておきましょう。あなたらしいですわ。

     短い「恋する交差点」。これって超能力なの? よ、よかったね…。これまた短い「スモールライト・アドベンチャー」。きっかけは小学生らしい下心だが、気になるあの子のピンチに立ち合がる。少年も頑張ったけど、最も褒めたいのは「彼」か。

     一転して本作中最も長い「ファイアスターター湯川さん」。タイトルで能力がバレバレ。あの作品を思い出すところだが、あれほど重くはない。しかし、軽くもない。映像化には向いているだろう。こういうネタの料理法のうまさは、著者らしい。

     「サイキック人生」。天然キャラで通っている少女は、実は超能力者だった。天然キャラが不本意な彼女は、いたずらが過ぎて、霊能者として評判になる。そんなことしなければ、騒ぎにならなかったのに…。で、恋の行方はどうなるの?

     というわけで、全6編、恋愛ベタベタな作品はほとんどなく、自分としては「乙一」作品として楽しんで読めた。本人が別名義を公表後も、中田永一名義で発表しているのは、照れ隠しなのだろうか。作品が読めるなら、名義はどうでもいいのだが。

     時間がかかってもいい、これからも、乙一さんにしか書けない作品を。

  • 作者お得意のコミュニケーションが苦手だったり、コンプレックスを抱いている少年少女の物語。そこに少し不思議な要素がプラスされています。
    ひきこもりの少年は瞬間移動の超能力を持ち、存在感の乏しい少女は完全に存在感を消すことができるようになる。そんな不思議により、一歩踏み出す物語が展開されます。しかしそれはコンプレックスが消え去ることでなく、コンプレックスはコンプレックスとしてそのままであり、でもそのコンプレックスも含めて自分なのだと受け止めたかのような一歩なのです。だから、その一歩がとても大きく強く感じられるのです。
    その中で異彩を放つのが発火能力をもつ少女の出てくる「ファイアスターター湯川さん」。裏社会に生きる超能力少女がつかの間平凡な暮らしを体験するというのは、昔からあるパターンではありますが、作者特有の淡々とした描写が重さを消し去り、ラストの清々しさを生んでいます。これもまた大きな一歩を踏み出す物語ですね。その姿は読み手のこちらの背も温かい手で押してくれます。

  • 収録作のうち一作はKindleで100円、もう一作はWebで無料配信というわけで、本って高いね…というのが第一印象(笑)。
    内容的にはいつもながらの乙……じゃなくて中田さんで好み。

  • この本、わたしはとても好きでした。
    全話に不思議な能力が出てくる話で、中田さんこういうのほんと好きなんだなって思ったし、わたしも中田さんのそういう話が好きです。

    少年ジャンパー、わたしは存在が空気、が中でも好きでした。けど一番衝撃だったのは「恋する交差点」。他の方のレビューを拝見したら、これが引っかかったという人がほとんどいなくて驚いた。たった6ページなのに、わたしは移動中のバスで読んで泣きそうになった。少ないページ数にドラマが詰まってて、だけど結構淡々と描かれてて、そのときのわたしには最高に刺さった。

  • 最初の「少年ジャンパー」はたいへん良かった。軽やかで、福岡弁の会話も生き生きしてて、「ジャンプ」自体はラノベ的な感じではあるが(SFやファンタジーって感じではない)ちょっと切ない成長小説で、才能あるなあと感心したのだが、他はそうでもなかった。

    乙一名義の作品とは違って中田永一は爽やかな青春小説というイメージだったが、学校で人気者の先輩が強姦魔で、しかも後輩を襲ったり(「私は存在が空気」)、少女がヤクザに始末された人の遺体処理を行ったり(「ファイアスターター湯川さん」)、結構ダーク。
    おかしいことには違和感を感じる才能のある少女が、憧れの先輩が強姦魔だということに気づかないのも変だし、配偶者(になる人)には自分の特殊能力を知られてもいいが、それ以外の人に知られたら殺さなければならないって(「サイキック人生」)、離婚したらどうするのさ。ありえない能力の物語なんだから楽しめばいいのかもしれないが、そういう「ほつれ」は気になる。
     乙一(中田永一)はうまい作家だと思うけど、これはいまいち。「少年ジャンパー」だけ読めば十分。中高生は喜ぶだろうけど、大人の鑑賞に堪えるものではない。

  • 乙一さん大好きな人沢山いますよね。僕も結構好きです。追いかけはしなかったけれど暗いところで待ち合わせ読んだ時なんて感動感動また感動でした。天才だなと思いました。いつしか本でないなと思っていたら変名で出していたんですね。
    この本はとっても漫画的でするする読めます。するする読める事が褒め言葉かどうかは分かりませんが、それだけ整理されて読みやすいし一本道の話というのは頭が疲れなくていいですね。
    ほぼ超能力者の話の短編です。一個一個の話が全て変化があるしそれぞれに感情移入させる力があるので大したもんだと思いました。自分がこの能力だったらどうだろうかと考えながら読んでいましたね。
    その分特に引っ掛かりが無いので読んだこと忘れちゃうかもなあとも思いました。

  • 図書館にて。
    乙一さんお久しぶりです、という感じ。
    「ZOO」を初めて読んだ衝撃を思い出した。
    あの作品より柔らかくて読みやすいかな。
    中田永一さんとしての本だし、ホラーではないし。
    「少年ジャンパー」すごく良かった。
    「私は存在が空気」この人にしか描けない世界だと思う。
    「ファイアスターター湯川さん」これも良かった。ありがちなようで、風景が見える素敵な作品。
    でも表題作が一番良かった。
    好きな作家の作品はやっぱり間違いがない、と思わせてくれる作品だった。

  • タイトルに惹かれて読んでみました。
    超能力があるからと、大それたことを考えるでもなく日常を送る人たちとちょっとした恋のお話でした。
    少年ジャンパーと私は存在が空気、サイキック人生が面白かったと思います。

  • 超能力者、だけど普通に生きる人の話。
    みんな可愛い。
    ジャンパーのひきこもり君が幸せになるといいな!

  • 少しだけ不思議な力をもった人々を描いた短編集。

    どのお話もほっこりできて、とても好き。
    もし自分にこんな能力があったら何するかな。
    ジャンパーの力が1番便利でいいなあ。

  • これまでで一番、乙一感あふれる中田永一…!
    個人的には浅野いにおの表紙が◎

  • 瞬間移動や見えない手等超能力持ちの人達が日常で好きな人の為に奔走する短編集。超能力なのに使い方が庶民的で地に足ついている感じがまさにスコシ・フシギ。少年ジャンパーとサイキック人生はその奔走ぶりが可愛く素敵。最後が静かに胸を打つ表題作も作者らしく好きだな。

  • 不可思議な能力を持つ超能力者の恋物語を描いた短編集。どこかしらコミカルでわくわくして、そしてほんわかとさせられる作品が多いです。こんな能力、あったら便利かしら、と思うのだけれど。それはそれで苦労もありそうかなあ。
    お気に入りは表題作「私は存在が空気」。自らの存在感を消せる少女がその能力を利用して、気になる先輩をつけまわす、という。どこかしら微笑ましい……と思ったら。まさかそんなとんでもないことがっ! 一番驚愕の展開でした。
    「ファイアスターター湯川さん」も好き。案外ととんでもなく物騒な物語なのですが。それをあまり感じさせない雰囲気なのがある意味凄いかも。ちなみにこの能力、歴代の小説に登場した中でも一番凄まじくて便利かも(笑)。

  • 少年ジャンパーの博多弁ほっこりします。不登校、いじめ、DV、ネグレクトなど社会の闇をふわっとした口当たりにするのがさすがです。「登校拒否しとるとです。世間はつらかとですよ。だから今日も休むとです」には登校拒否という言葉と博多弁のギャップにちょっと笑いました。

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著者プロフィール

1978年福岡県生まれ、2008年『百瀬、こっちを向いて。』でデビュー。他の著書に『吉祥寺の朝日奈くん』『くちびるに歌を』『私は存在が空気』。別名義での作品も多数。

「2017年 『僕は小説が書けない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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