家族のシナリオ

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 49
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634995

感想・レビュー・書評

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  • 高1の想哉の家族は、妹のれみ(中1)と元女優の母。
    そして、友さん。
    友さんは母の再婚相手であり、二人の元叔父さん。
    そう、友さんは二人の実の父の弟。
    他人から見ると複雑だけど、4人の中では良い関係だと思っていた。
    突然母がある人の最期を看取ると宣言するまでは。

    母の行動で平和を保っていた家族関係に綻びが生じ始める。
    でも、ラストはほっこりです。

    小野寺さんの本は『みつばの郵便屋さん』シリーズを3冊読んでいるので、これが4冊目。
    この本の主人公たちが暮らす町も”みつば”。
    なんだか嬉しい。

  • 高校一年生の想哉は同級生に誘われて経験のない演劇部に入部する。
    そんな矢先、元女優の母が、親族でもない病気の男性の最期を看取ると言い出した。

    著者の作品の主人公は、いつもさらりとした草食系男子。
    主人公の心の動きが短いセンテンスで綴られる作風が好みです。
    そして、著者にかかると、元父の弟と再婚した母という設定までもがさらりと書かれ、当たり前の事ようで、その設定にもすんなり入れました。

    ひとつの出来事を越えた家族の成長物語、いい出会いでした。

  • 青春だなあ。文化系の部活入ってた人にはわかるよね。こんな感じ。

  • 小野寺史宜 著「家族のシナリオ」、2016.6発行。元女優の母早苗41才(安井直仁47歳と結婚、二人の子供、離婚して直仁の弟友好44才と再婚)は突然元マネージャー谷口久邦52才(すい臓がん)の看病のため病院に通い始める。高1想哉は戸惑い、中1れなは母親の行動に反発、父親は母に遠慮・・・。バラバラになりかけた家族が、想哉の気配りで徐々に円満になっていく様子を描いた作品。シナリオはまずまずと思うのですが、テンポが悪く、読むのに時間がかかりました。

  • サラッとしていて、安心して読めますね。

  • 設定に少し無理があるような感じがしたが、主人公の少年の気持ちは、細やかに表現されているように思う。

  • 小野寺さんの家族の小説 楽しめました。

  • 他人を看取ることって、こんなに家族がぎくしゃくするような話なんだろうか。という疑問はあるが、視点人物の想哉くんがなかなか落ち着いた子なので、安心して読める。意外性や波乱はなく、うまくまとまりすぎといえなくはないが、読み心地がいい。

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著者プロフィール

小野寺 史宜(おのでら ふみのり)
1968年千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞してデビュー。2008年『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。2018年、『ひと』で「本の雑誌が選ぶ上半期ベストテン」2位。
著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『カニザノビー』『牛丼愛 ビーフボウル・ラヴ』『ホケツ!』『ひりつく夜の音』『太郎とさくら』『本日も教官なり』『リカバリー』などがある。本作は『その愛の程度』『近いはずの人』に続く「夫婦三部作」のラストを飾る作品である。

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