- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396635053
感想・レビュー・書評
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女子学生誘拐事件ですべてを失った主人公、犯人は自殺したはずだったのが4年後に再びゲームマスターを名乗るやつによる誘拐事件が発生。主人公はゲーム相手に指名される。これで一冊使うのかと思ったら、半分ぐらいのところで誘拐事件はまたしても解決失敗し、女子高生が殺される。その後も
ゲームマスターに翻弄されながら、かっての不倫相手もあっさり殺され、ついに犯人にたどり着く、
娘を人質に取られて、格闘の末、犯人を突き落として解決、
と思ったら、最後に本当の真犯人があきらかになるというオチ。
ゲームマスターが憎たらしくて、いったい誰なのか、最後はどうなるのか気にならせて、読み進めるのが面白かった。 -
すごい引き込まれた。あの終わりはすきじゃない
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傑作!
ゲームマスターと名乗る誘拐犯と刑事のお話。
第一の誘拐事件でゲームマスターを取り逃がした刑事が、警察を退職した数年後に身代金受け渡し役に指名される。
それもあのゲームマスターから…
いや〜、これは面白いっす。
ありがちなサイコキラーの誘拐物かと思ったら、なかなかのどんでん返し。
何より話のテンポが良くて、何?この後どうなるの?って興味が途切れない。そして読みやすい。
結構この人の作品読んでますが、心理戦や犯人当て的な筋書きなのに変にこねくり回さないので好きなんだよなー。
その著者の本の中でも一番の作品だと思います。
これはサスペンス好きに読んで欲しい一冊です。
猛烈にオススメです!! -
4年前に誘拐犯・ゲームマスターに翻弄されながらも、人質も助け出せず、その1年後に犯人にも自殺され、罪の意識から特殊班を辞めた真悟。3年後、新たにゲームマスターを名乗る犯人から身代金を運ぶ指名を受けた真悟はゲームマスターに自力で迫ろうとするが・・・この作者さんは初読み。二転三転するストーリーも、最後まで真犯人が分からない展開も凄い。少しボリュームはあるが、最後までよかったと思える作品。途中、犯人がなかなか分からなくて、タイトルの意味を考えたら、犯人が見えてきたのも、面白かった。
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驚くほど緻密に練り上げられた計画…知念実希人の底力を見た気がします。いつもの医療知識を封印しているのが、あるラインを越えた印象。中盤までに最高潮に盛り上がり、テンションの維持を心配しましたが杞憂でした。最後まで怒涛の如く繰り広げられる誤解と新事実、緊張感。目まぐるしい展開に圧倒されっぱなしでした。有り得ないラストには驚きましたが、それはそれで満足です。実は表紙に秘密があります。私は最初からそれに気づいていたのに、真実には気づきませんでした。完敗です。御見それしました。
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タイトルからして誘拐の意図を考えながら読んだ。犯人はもしかしてこの人かも?と思う部分はあったが全体的にワクワクしながら読めた。
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エンディングがなかなか…
途中でうっすら察し出すけど
それをもってしても衝撃
知念さんの小説の中だと
ちょっと異質な気がする -
先が気になるスリリングな展開でした。ただ、結末の後味の悪さと、楓があまりにも可愛そうということで、星4つとします。