天を灼く

  • 祥伝社 (2016年10月12日発売)
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  • レビュー :19
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396635077

天を灼くの感想・レビュー・書評

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  • 天羽藩大組組頭伊吹斗十郎は、豪商から賄賂を受け取ったとの罪で切腹を申し渡される。斗十郎の息子藤士郎は、父の捕らえられた牢屋敷に呼び出され、父の切腹の介錯をすることになる。姉の美鶴とともに父の身の潔白を探る藤士郎。
    姉の美鶴、母の茂登子、藤士郎の親友慶吾、五馬、謎の若者柘植左京などの脇役が、活き活きと描かれ、いい味を出している。

  • あさのあつこさんの「天を灼く」、2016.10発行です。政の腐敗を正すために捨て石となった父、冤罪で切腹となった父の介錯をした息子伊吹藤士郎とその母、姉、友の生き様を描いた物語。ストーリーは、重いです。でも、読み応えがありました! 武士と商人、武士と農民、・・・、政治とは民の暮らしが楽になるようにするもの。飢えずに済むこと、夜、明かりを灯せること、そんな暮らしができるように。前編振り返り、父を介錯し疲れ切った藤士郎を優しく包む百姓の妻のシーンが(この作品の主題ではないと思いますが)最も印象に残りました。

  • これはまだまだ序章でこれから続くのかな?
    と言うか続かないと完全燃焼すぎて堪らないわ!
    あさのさん十八番の少年同士の友情と裏切り…
    読んでいて一緒に心乱される。
    若いからこその心の動きが堪らない。

  • ★3.5
    暗い。けど面白かった。さっすが!

  • おかんが図書館で借りた本。

    江戸時代。
    面白かったが、暗い話。
    後半、どんどん暗くなる。

    父上の冤罪を信じて動くが…。

    登場人物が皆、前向きで、そこまでの暗さを感じさせないから、すらすら読めるのだと思う。

  • 武士の子息として何不自由なく育った藤四郎。
    父親の切腹により世の荒波を知り、葛藤を
    抱えながらも現実に目を瞑る事なく生きて
    行く覚悟をする。
    父親の裏の顔や友の裏切り等、藤四郎に辛い
    現実ばかり突き付けられる。
    最後に江戸に向かうが、続きがあるなら
    ぜひ読みたい。

  • L

    児童書っぽいかと思いきや、かなり中身は深め。ただ父親が切腹だ、濡れ衣だ、犯人は、的なことで終わらないのが一歩進んでいる感じ。
    大抵の真相は父親は清廉潔白で藩政を憂いて巻き込まれ〜のところ、さらに進んだ真相が好印象。そのくらい人間腐ってないとな!的な。
    ただいつもの?友情あたりはあさの流でしかなかった。そこは安易で残念。家族の出自もあそこまで和気藹々の武家ならやっぱりそんなオチか、と思いますわな。いろいろも布石があからさま過ぎで驚きにつながらないところがいまいち。でも全体に漂う「あさの空気」は健在なので、さくさく読み進められる。終わりもここで終わりがきっといいのだろうね。主人公はもっと悩んで鬱々とした方が人間らしいかも。ちょっと晴れ晴れとしすぎ。 なんだかんだいいつつ面白かったよ。

  • 藩政改革なのか家族争議なのか?

  • 2017年3月西宮図書館

  • あさのさんの時代小説は、テンポよく一気に読める。

    主人公は、真面目で素直な青年が多い。

    愚鈍ではなく、思慮深い育ちのいい青年だ。

    影のあるものが側にいたり、友がいたり、家族がいる。

    政に否応なしに引き面れ、抗うのか流れに身をまかせるのか、己が成すべきことを成すのか。

    毛嫌いせずに、時代小説も読んでほしいなー

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