酒が仇と思えども

著者 :
  • 祥伝社
4.13
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本棚登録 : 40
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396635275

作品紹介・あらすじ

凝った心をときほぐす、呑まずに酔える傑作時代小説!
呑んでも呑まれるなとは言うけれど、呑むにまかせる夜もある。
時に後悔の朝を迎えても、それでもやっぱり酒が好き…

酒屋の跡継ぎとして、酒のせいで悩んでいる人に手を貸したい。幹之助がそう言い出したとき、親はもちろん奉公人まで目を丸くした。……酒屋の主人になるのなら、酒の功罪を知っておきたい。並木町の七福は酒を売りつけるだけではない、のちの事まで気を配ると世間の人が思ってくれれば、客がさらに増えるはずだ――もっともらしい言葉を連ねて、渋る父を説き伏せた。それから二年、さまざまな相談が幹之助のもとに持ち込まれた。(本文より)
盃を重ねるほどにほろりとさせる――人情酒屋で、どうぞ一献!

感想・レビュー・書評

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  • 大店の酒屋の跡継ぎ・幹之助は、酒についての悩みの相談役をしている。江戸時代の人情噺もの。肩が凝らずに読めて、面白いと感じる作品のポイントをしっかりと押さえている。

  • L

    毎度酒屋の若旦那、幹之助が相談人の話を聞いて解決したりしなかったり。全編アルコールが絡むはなし。
    特に面白みがなく淡々と読み進める。話の続きが気になる!という引きはないので、一気読みができない。キャラクターの魅力に尽きるのかもしれないけど、読者の私が酒飲みじゃないからかもしれない。

  • 酒のせいで上手くいかない、いやな目にあった。そんな飲んべえ達の悩みを酒屋の跡取り息子が聞いてやり、相談に乗ってやる。そんな連作短編集。
    酒のせいじゃないでしょ、っていうような悩みばかりだけど、最後は上手く解決してめでたしとなる。
    最後の話は今まで悩みを聞いてたほうが悩んでしまう。面白かった。

  • 極楽の味が良かった
    身につまされる感じ
    飲んでも飲まれるなってことですね

  • 酒の功罪、酒の悩み、酔った自分が何をしたか思い出せない、この世で一番うまい酒を禁酒明けの幼馴染みに飲ませたい、酔ったはずみで嘘をつき取り返しのつかないことになった・・・、いろんな酒にまつわる相談を受けるのは酒屋の若旦那、幹之助22歳、あっぱれな対応ぶりです。中島要さん、初読みです。直ちにファンになりました。「酒が仇(かたき)と思えども」、2017.10発行、狐とかぐや姫、目が覚めて、極楽の味、身から出たサゲ、後始末、似たもの同士の6話。とても面白かったです(^-^) 中島要さん、男性なのか、女性なのか~?

  • 思っていたより面白かった。
    祝言前に酒を断ちたい娘、酷い酔いの為に殺しの濡れ衣を着させられそうになっている男、亡くなった友人と再び飲む約束をしていた男、酒のために咄家を辞めて幇間になった男、酔った勢いで居もしない息子がいるという嘘に振り回される女。
    様々な酒の悩みを解決するのが酒屋の若旦那。

    一見頼りなさげな若旦那が酒の悩みを解決するだけでなく、その人の心の蟠りや葛藤も解決。
    人情やオチも良かった。

    最後には若旦那の話もあって、こちらもお酒で解決。

    酒は全く飲まない私だが、楽しく読めた。ただやはりお酒は楽しく和やかに飲んでほしい。酔って周囲に迷惑を掛けるのは勘弁。

  • 色々あれど、愛すべき酒。

    「極楽の味」がよかった。

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