銀杏手ならい

著者 : 西條奈加
  • 祥伝社 (2017年11月14日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396635336

銀杏手ならいの感想・レビュー・書評

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  • これは面白いぞ。面白い本だぞ。しかし、はて?この物語に前作はあったろうか。有ったような無かったような。まあ、本作がとても面白いのでそこいらわどうでも良い。それ程に僕にとっては面白い本だぞ。

  • 婚家で子供に恵まれず、離縁されて出戻ってきた萌は、父のあとを継いで大きな銀杏の木がある手習い所で女師匠として子供たちに勉学や行儀作法を教えている。
    惑いながらも子供たちをよりよき方へ導き、世間の荒海を泳ぐための板切れを与えようと奮闘する萌と、やんちゃで愛嬌のある子供たちの日々を描いている。
    江戸にこれほど手習い所があったのかということや、江戸時代に捨て子がどういう風に扱われていたのかなど興味深い。
    でも一番驚いたのは、地図上にさる大名のお屋敷、と書かれていたとしても、その大名の懐事情によってはただ土地があるだけで荒れた野原になっている場所がかつての江戸にあったということ。知らなかったな。

  • 銀杏のある家で手習所を母と開いている萌。
    こどもたちはきょうも賑やか。

    連作。
    子供の数だけいろいろあるんだな。和んだ。

  • <訪問>「銀杏手ならい」を書いた 西條奈加さん:どうしん電子版(北海道新聞)
    https://www.hokkaido-np.co.jp/article/156920?rct=n_culture

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    小日向水道町(こひなたすいどうちょう)にある、いちょうの大樹が看板の『銀杏堂(ぎんなんどう)』は、嶋村(しまむら)夫妻が25年に亘(わた)って切り盛りしてきた手習指南所。子を生(な)せず、その家に出戻ることになった一人娘の萌(もえ)は、隠居を決め込む父・承仙(しょうせん)の跡を継(つ)ぎ、母・美津(みつ)の手助けを得ながら筆子(ふでこ)たちに読み書き算盤(そろばん)を教えることに。だが、親たちは女師匠と侮(あなど)り、子供たちは反抗を繰り返す。彼らのことを思って為すことも、願い通りに届かない。そんなある日、手習所の前に捨てられていた赤ん坊をその胸に抱いた時、萌はその子を引き取る決心を固めるが……。子供たちに一対一で向き合い、寄り添う若き手習師匠の格闘の日々を、濃(こま)やかな筆致で鮮やかに描き出す珠玉の時代小説!
    http://www.s-book.net/plsql/slib_detail?isbn=9784396635336

  • やはり西條さんの作品は
    優しくてココロに響く。

    続きが読みたいです。

  • 人に教えることによって自分自身も成長していくのだなぁと思った一冊。
     子が出来なかったことで離縁され出戻りとなった萌。実家の手習所“銀杏堂”で教えることになりましたが、聞き分けの良い子ばかりではなく、子ども達のいたずらに手を焼いたり、家の事情で働かなければならなくなった子がいたりと翻弄される日々。捨て子だった自分を育ててくれた両親と同じように萌もまた捨てられた子を育てたてと願いますが…。
     もやもやとした思いを抱えたままだった萌が、一つ一つの出来事を通して覚悟と思いを深くしていく様子は爽やかに感じられました。

  • 小日向水道町にある、いちょうの大樹が看板の『銀杏堂』は、嶋村夫婦が二十五年に亘って切り盛りしてきた手習指南所。子を生せず、その家に出戻ることになった一人娘の萌は、隠居を決め込む父・承仙の跡を継ぎ、母・美津の手助けを得ながら筆子たちに読み書き算盤を教えることに。だが、親たちは女師匠と侮り、子供たちは反抗を繰り返す。彼らのことを思って為すことも、願い通りに届かない。そんなある日、手習所の前に捨てられていた赤ん坊をその胸に抱いた時、萌はその子を引き取る決心を固めるが……。子供たちに一対一で向き合い、寄り添う若き手習師匠の格闘の日々を、濃やかな筆致で鮮やかに描き出す珠玉の時代小説!

  • 昔の塾の女先生の話。世間の荒波を乗り越える板を与える仕事。

  • 【収録作品】銀杏手ならい/捨てる神拾う神/呑んべ師匠/春の声/五十の手習い/目白坂の難/親ふたり 
     一人一人に目を配り、その必要に応えるという教育の原点を見る。何のための勉強か、教える者も学ぶ者もそれを自覚することの大切さが語られている。この先も彼らを見ていきたいと思わされる連作。続編あるかな。

  • 設定を江戸時代にするだけで人情話となるような。

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