デートクレンジング

著者 :
  • 祥伝社
3.00
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本棚登録 : 473
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396635411

感想・レビュー・書評

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  • 誰にも共感できなかった。こういうつきあい方は苦手かな。35歳だし。。

  • 柚木さんらしく女性の心理を深く掘り下げてるなあと思いました。
    女の友情、共感はできなかった。
    自分環境や状況が変わったら友達と疎遠になる事もあるし仲良かったことは宝物のような思い出って考えるし
    縁があればまた繋がるって思って執着しないからかな?

  • アイドルグループの独身美人マネージャーと、妊婦のカフェ店員。どちらもアラサー、まもなくアラフォー。
    昔の友人も、それぞれのライブイベントで少しずつ疎遠になっていく。それを繋ぎとめようとすると、途方も無い労力がかかるし、逆にそれが仇となりさらに距離は広がる。そんな経験の追体験。
    青春を捨てきれなかったり、婚活うまくいかなかったり、自尊心傷つけられたり、大きく進路変更したり…
    みんな色々経験してるんだよなぁ。
    最後妙に綺麗にまとまってしまったけれど、そこまでしなくてよかったなぁ。

  • デートクレンジングというアイドルグループとそのマネージャーと友人の話。グループ解散、結婚願望、婚活と何かに足枷を履かされたことから自分を取り戻すためにもがく
    登場人物が明るいタッチで描かれる柚木らしい作品。

  • ★3.0
    年齢と比例して訪れる、結婚や出産への焦り。実花のように打ち込める何かがあれば忘れていられるけれど、その何かがふっと手から離れてしまった時、これまで過ごした時間と年齢が一気に圧し掛かってくる。実のところ、結婚だ出産だと焚き付けてくるのは同じ女性で、最終的に自分を追い詰めるのは自分自身に他ならない。個人が悪いのか、社会が悪いのか、責任の所在は曖昧にそんな風に出来ている。テーマ自体はとても興味深かったけれど、理想のアイドル像と同列で語るのは少し違う気が。何はともあれ、佐知子の夫と義母が良い人すぎ!

  • 人生人それぞれなのに。

  • 妊娠や婚活を機に変わるものと変わらないものを描いたお話。アイドルの刹那的な魅力や日々に追われるなかで大切にしたい一瞬がキラキラ描かれている。
    性別や年齢で社会的に求められることをクリアすることが人生じゃなくて、それを分かった上で自分がどう生きていくかを大切にしていいんだと勇気をくれる。

  • 時よ止まれ、お前は美しい。
    でも現実はそう簡単にはいかない。
    痛くてほろ苦くてぐしゃぐしゃで、でもそれでも、「奇跡の瞬間」を追い求めることを忘れられない人達の物語。
    友情、誰かと生きること、仕事、人生。

    婚活とか妊娠出産とか仕事とか、そういうことにモヤモヤする人もだけど、実は「推し」がいるオタク達にもぜひ読んで欲しい1冊。ヒリヒリするけど、わたしも「奇跡の瞬間」を求めて推しを押すことをやめられない一人のオタクだから。

    デートの呪いをぶちやぶれ!

  • +++
    「私にはもう時間がないの」
    女を焦らせる見えない時計を壊してしまえたらいいのに。

    喫茶店で働く佐知子には、アイドルグループ「デートクレンジング」のマネージャーをする実花という親友がいる。
    実花は自身もかつてアイドルを目指していた根っからのアイドルオタク。
    何度も二人でライブを観に行ったけれど、佐知子は隣で踊る実花よりも眩しく輝く女の子を見つけることは出来なかった。
    ある事件がきっかけで十年間、人生を捧げてきたグループが解散に追い込まれ、実花は突然何かに追い立てられるように“婚活"を始める。
    初めて親友が曝け出した脆さを前に、佐知子は大切なことを告げられずにいて……。

    自分らしく生きたいと願うあなたに最高のエールを贈る書下ろし長編小説。
    +++

    婚活、妊活、保活、などなど。「~~活」と名づけた途端に、本来愉しく希望の持てるはずのものまで、一刻も早く達成しなければならない義務になってしまう気がする。世間に蔓延する、何となくの雰囲気に焦らされ、前へ前へ、次へ次へと動き続けなければ、取り残され落ちこぼれてしまうという、ある種の強迫観念に縛られる人たちが、さまざまな形で描かれている。擦りむいた傷にできたかさぶたをはがされるような痛々しさもあり、客観的に眺めている読者としては、もっと楽に考えればいいのに、と言ってあげたくなる。女同士の友情や、家族とのかかわりも絡め、女たちの生き辛さがひしひしと伝わってくる。自分を縛っているのは、もしかしたら自分なのかもしれないとも思わされる。どんな立場にあっても、自分のことが好きでいられればそれが幸せかもしれないとも思う一冊だった。

  • 30代の女性の葛藤が描かれていて、女としての人生を描く上で考えさせられるテーマが多く盛り込まれていた。
    しかし、主題が女の友情なのか、婚活なのか、アイドルなのかと掴みづらく、主人公は自分を正当化しながらも感情がコロコロ変わるので、結局何が正解なのかよく分からなかった。

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プロフィール

柚木 麻子は日本の小説家で、1981年 東京都世田谷区生まれ。

立教大学文学部フランス文学科卒業。
大学在学中から脚本家を目指してシナリオセンターに通い、ドラマのプロットライターを勤めたこともあった。
卒業後は製菓メーカーへの就職を経て塾講師や契約社員などの職のかたわら小説の賞に応募し、2008年に第88回オール讀物新人賞を受賞した。受賞作「フォーゲットミー、ノットブルー」を含む初の単行本『終点のあの子』が2010年に刊行された。

2014年に『本屋さんのダイアナ』で第3回静岡書店大賞 小説部門受賞。
『伊藤くんA to E』『本屋さんのダイアナ』『ナイルパーチの女子会』『BUTTER』が直木賞の候補作となる。

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