伊勢佐木町探偵ブルース

著者 :
  • 祥伝社
3.33
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本棚登録 : 220
感想 : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396635718

感想・レビュー・書評

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  • 先日読んだ学園シリーズはガッカリだったが、こちらはなかなか良かった。

    伊勢佐木町で細々と探偵業を営む桂木圭一と、彼の母親の再婚により義弟となったエリート刑事・一之瀬脩がコンビとなって様々な事件を解決していく連作短編集。

    桂木が受けた依頼の事件と同時期に起きた事件に繋がりが見えてきて…という展開は出来すぎな感もあるが、東川作品はこのくらいのライト感がちょうど良い。
    第一話の猫探し、第二話の女装趣味判明、第三話の家出少年、第四話の浮気調査がそれぞれ別の事件とどう結び付くのか、楽しみながら読める。

    ショボいのに見栄っ張りで考えていることが丸出しな桂木と、彼を『兄貴』と無条件に慕う助手の真琴コンビ。一見チンピラとその舎弟といった感じでちゃんと依頼をこなせるのかと思いきや頑張っている。
    一方、桂木の義弟となった一之瀬も一見クールなエリート刑事然としているものの時に慌てたり感情的になったりと面白い。桂木と一之瀬コンビが次第に噛み合っていくところも楽しい。

    この感じだと続編があるのだろうか。
    まだ姿を見せない母親の再婚相手や、一之瀬が隠したい寝室、そして警察に敵対心を持つ真琴が桂木と一之瀬の関係を知ったら…と興味は尽きない。
    チラッと出てきた冴島姉弟探偵も桂木&真琴コンビに似てなかなか良いキャラクター。
    家出少年の回などはミステリーとしても少年の機転も楽しめた。

  • 伊勢佐木町で探偵事務所を営む桂木圭一。大分とぼけた助手の黛真琴と一緒に猫探しや浮気調査、家出少年探しと駆けずり回っているうちに何故か殺人事件に巻き込まれる。その度に母の再婚で出来た伊勢佐木署のエリート刑事の義弟、一ノ瀬修が登場するけど解決するのは意外と圭一の方で修がおたおた振り回されるのがにやり。真琴の天然振りや煙草吸おうとしたら邪魔が入るとかお約束が色々楽しくテンポ良く軽く読める。でも結構事件内容は容赦ないし「尾行の顛末」「家出の代償」はしっかりミステリだと思う。某ライオン探偵はクロスオーバーするかな?

  • 伊勢佐木町に探偵事務所を構える桂木。母が再婚し、弟ができる。その男はなんと刑事(そして新しい父親は県警本部長)。桂木の助手・真琴を連れ、たびたび鉢合わせする刑事の弟に協力を仰ぎながら事件を解決してゆく。
    助手の個性や、桂木と弟の立場的なもので面白おかしく物語は進みます。著者の色がよく出ており、漫画を読んでいるように難なく読めました。別に舞台が伊勢佐木町でなくても良かったのでは(そうでなければ読みませんが)。

  • 「謎解きはディナーのあとで」と同様に、コミカルな明るさもありながら事件を解決していく探偵もの。登場人物はみんな癖が強いけど憎めない人たち。横浜が舞台になっていて、いつも遊びに行く場所や住んでいるところが出てきて楽しめた。まさかの30過ぎてから腹違いの兄弟ができるという状況、案外それも楽しそうだなと思えた。

  • 私としては 平塚の 女性二人組のほうが 好きですね。

    でも 読み続けるうちに この ペアも いいかもと 思えてきました。

    最後に タバコを吸えて 本当に良かったです。

    最後まで 吸えないのでは ハラハラでした。

    でも タバコが キーポイントなんですね。

    続編には 義理のお父さん 登場ですかね。

    楽しみです。

  •  「謎解きはディナーのあとで」等で知られる東川篤哉さんの新シリーズ。勿論、今回も探偵小説。
     主人公は、伊勢佐木町で探偵事務所を構える桂木圭一。その彼が、依頼と関係する刑事事件を、母親の再婚相手の息子、伊勢佐木警察署の刑事である一ノ瀬脩との奇妙な連携で解決していく、という話。

     4話のオムニバス形式での収録で、軽いタッチで書かれていて読みやすいです。
     主人公が優秀なのかそうでないのか、脩がエリート一家の出身なのに、なぜ警察署の、しかも刑事をやっているのか疑問、とか、色々ありますが、まあ、お話。
     続刊があれば、また読みたいです。

  • 娘が東川篤哉の本にはまっているのと、舞台が横浜ということで読んでみた。謎解き部分はさほど重要視されていない感じで、キャラクターがわかりやすく、想像通り軽く読めて楽しめた。シリーズ化するのかな。

  • どうしてか傷だらけの天使を思い出しました。
    ストーリーより設定重視なのかな。
    気楽に楽しめる感じですね。

  • 適度に軽い探偵もの。結構好き。ハムラアキラのドラマを見た後なので脩は間宮君のイメージで読んだ。

  • <稚>
    うーむ,過去本屋大賞にまで輝いた著者なのだから,この稚拙なミステリー設定はいわゆる「確信犯」なのだと思わざるを得ない.
    それほど不自然な謎解きの設定である.
    これはやはり判ってて遣ってるとしか思えない.
    言い換えると読者を馬鹿に・・・いやいや,また悪口になりかけているからこのへんで勘弁したろうw. あ,m(_~_)m(すまぬw)

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著者プロフィール

1968年、広島県生まれ。岡山大学法学部卒。2002年『密室の鍵貸します』で長編小説デビュー。2011年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞を受賞し、ミリオンセラーに。著書に「平塚おんな探偵の事件簿」シリーズの『ライオンの棲む街』『ライオンの歌が聞こえる』『ライオンは仔猫に夢中』(以上、祥伝社文庫)など多数。

「2022年 『伊勢佐木町探偵ブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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