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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784396636685
作品紹介・あらすじ
大陸に接した台湾領=金門・馬祖諸島――
中国動く! そのとき、日本は!?
重要影響事態⇒存立危機事態⇒武力攻撃事態!
新安保法制下、戦火は回避できるのか?
元幹部自衛官の著者が放つ超リアル軍事サスペンス最新傑作!
202X年春、中国国家主席が「金門・馬祖は中国の安全保障上の脅威」と発言、対岸に戦力を集結させ始めた――!
防衛担当内閣官房参与の蓮田は、君田首相から衆院の解散について意見を求められた。アメリカ大統領選の今年、解散が重なれば、日米の政治的空白を突いて、中国が軍事行動に出る可能性を懸念するも、君田は解散を断行。はたして中国はそれを好機と動き出したのだ。
大陸に最短で数キロに接する金門・馬祖諸島は、第二次大戦後、台湾領として死守され、以降、複数回の交戦を経て、現在は緊張緩和が図られていた。だが、邦人救出に向かった空自機と中国軍戦闘機との接触事案が発生する。
首相と蓮田らは、新たに整備された平和安全法制に基づき、重要影響事態、存立危機事態、そして武力攻撃事態の対応を協議。事態は刻々と緊迫の度を増し、一触即発の危機が迫っていた――。
感想・レビュー・書評
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飛ばし読みしてしまったので星ひとつなくなった。
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いつ起きても不思議でない台湾有事。「ウクライナ侵略で重要なのは世界各国が侵略を座視してしまったという歴史的事実」その通りだけど、さらに進んで、昨日トランプは「全土占領断念は大きな譲歩」とロシアに大甘な評価。本当に第3次…。好き嫌いは別にして、政府はシュミレーションしてるのかなあ。専門用語の羅列は辟易したが、緊迫感は高まった。
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興味深い考察ではある。で、結局どうなのでしょうか。サブタイトルについては。
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国力が伸び切る前に衰退期に入った中国が最後のチャンスに賭けるため台湾侵攻の危険性が高まるという、「デンジャー・ゾーン」の論考を元に書かれた近未来シミュレーション。
数あるシナリオの1つでしかないが、有事の際の思考訓練にはなる。
本書では、衆院解散後、総選挙前という最も脆弱なタイミングであるにも関わらず、総理大臣が土壇場で胆力を発揮し、日米台でのweakest linkであり集中的に狙われることになる我が国の決断を誤らなかったことで、危機を直前で回避することになるが、現首相にそれを望むのは全くの無駄というものだろう。 -
現在の日中関係は微妙だと思います。
尖閣辺りをウロウロして、この内容は近い将来現実味を帯びてくると思います。その時日本は、強いリーダーシップがあるトップであることが大切なのではないでしょうか。
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