私は兄貴のオモチャなの (Feelコミックス)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 712
感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396761363

感想・レビュー・書評

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  • 短編4本。「I wanna be your dog」泣いた。
    「3つ数えろ」。世紀のベストカップルですなぁ。こういうのが理想的だと思います。最後まで幸せに暮らせたみたいでめでたし。

  • 「愛すれどひとり」。

     世の中には非DV男も、非ヒステリー女も大勢いるはずである。
     が、ここでの世界観のなかには全くいない。というよりもフォーカスされないのだ。それは彼ら彼女ら(換言すれば著者)のセンサー、感受性に引っかからないからだろう。
     そういう物語が紡がれるのは、非DV男や非ヒステリー女の魅力の欠如に由来するのだろうか?。悪目立ちが著者らの関心を呼ぶのだろうか?。実体験の如何なのだろうか?。

  • 表題作はとても痛い痛い恋の話。でも主人公の女の子の気持ち、わからなくもないな。好きになった人にだったら、増して周りが見えなくなるくらい本気で大好きだったら、その人になにをされても許せてしまうのが恋愛の恐ろしいところだと思った。

  • わたしが生まれる前の時代って今より奔放だったんだなあ

  • 人のツイッターで知ってキョーミもったこのマンガを、じぶんで買って読んでみた。

    でも、わたしにはあまり合わなかった。

    その感想はブログに書いてます。
    (合わなかった、っていう感想なのでごめんなさい)

    http://sippomikan.seesaa.net/article/410081500.html

  • 暴力を受けてレイプされて、
    でも「一緒にボートに乗ってアイス食べてくれたらあなたのことを忘れる」と、
    最終的にはとことん純粋で、
    恋って、本当にこういう願い。
    ささやかな時間を過ごすことの幸福感に勝るものはない。

  • 短編集。

    表題作と「3つ数えろ」が好きです。
    暴力と純粋。

    暴力的、快楽的なSEXは、必ずしも欲望どおりではないということ。行為だけをとらえて、汚らわしい、いやらしいという人は、"SEXに過剰な期待をしすぎている”。

    受け入れること。拒むこと。
    そのせつなさとここちよさ。罪悪感と幸福感。
    時にはかさぶたをはがされた皮膚のように無防備で痛い。

    「3つ数えろ」は、こんなふうに生きて死ねたらと思う。いらないものはすべてこの手で殺して、やすらかに、ほしかったものだけに囲まれて、死ねたらと思う。
    臭いものには何度でもフタをして、そのフタの上で、満ち足りて死ねたらと思う。

  • すごいタイトルだけども
    あまり残らない中身。

    もっといい作品を本屋に並べてほしい。
    難しいねえ

  • 刺激的なタイトルに惹かれて、ヘルタースケルターと一緒に買いました。

    表題作「私は貴兄のオモチャなの」
    狂気と思えるほど、真っ直ぐで一途なホシ。どんなに酷い目にあわされようと揺らぐことのない瞳と恋心。おもちゃでもペットでも何でもいい、好きな人と一緒に居たい!という凄まじい根性と執着には共感しました。絶望の中にある一瞬の幸福を永遠と思いたい。理由はない。それでも好きなんだよ。

    「キスだけはしないの・・・・・
    さみしいなぁ・・・・・・」

  • 10万円がi macか中絶料か?
    と慌てふためく男の子をよく覚えている。

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著者プロフィール

著者経歴 80〜'90年代を代表する女性マンガ家。既存の「少女マンガ」ではない、リアルなセックス描写80〜'90年代を代表する女性マンガ家。既存の「少女マンガ」ではない、リアルなセックス描写と巧みなセリフ回しで、愛や暴力、トレンド&カルチャーが描かれたマンガを生み出してきた先駆的存在。『ヘルタースケルター』で2003年文化メディア庁マンガ部門優秀賞、'04年手塚治虫文化賞・マンガ大賞受賞。主な作品に『pink』『ジオラマボーイ☆パノラマガール』『リバーズ・エッジ』『エンド・オブ・ザ・ワールド』など。


「2015年 『恋とはどういうものかしら?新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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