- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396762551
感想・レビュー・書評
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女の子同士の間でしか流れない
あの独特の空気感、甘い匂い、柔らかさ
そんなものが凄く好きだから私は女の子が好きなんだと思う。
という台詞を何処かで見たのだが
この漫画はまさにそれを再現している。
甘く柔らかく繊細で紫とピンクが混じりあい匂い立つような。
でも優しいだけじゃなく時に剃刀で肌を傷つけてしまった時の
ような、ピリッとした鈍い痛みもある。
映画化もしていて映像で見ても楽しめた一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
レズビアン恋愛もの。
ほんのりビターな味わい。 -
百合本棚には入れているものの、異色を放っている一冊。
線のくっきりとした白さの目立つ画面で、漫画というより絵本を読んでいるようなかんじがする。
おはなしも童話のようでもあり、並の百合漫画では太刀打ちできないほどリアルでもあり、不思議な一冊。 -
絵の感じや台詞の間のとり方とか、全体的にとてもかわいくおしゃれで大好き。
でも一番いいのは、レズビアンとかゲイとか関係なく人を好きになる気持ちがきちんと描かれていること。
そういう気持ちはやっぱり、相手の性別が何だろうがみんな同じなんだって改めて思う。
誰が読んでもすてきなラブ・ストーリー。 -
こんなにも可愛いくてハッピーなレズビアンマンガ、他にないかも!いちこもエリーも両方タイプだ。
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レズビアン漫画。
百合、じゃないなぁ。
すごく自然で現実離れしてる。 -
ニューヨーク、アメリカなどを舞台とした作品です。
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「いちことエリーの恋物語」
もっと詳しく解説すると、
レズの母と、ホモの父の子「いちこ」とその恋人のエリーの恋物語。
この作品を知ったのはnoodlesというバンドの同名アルバム兼同名映画のサウンドトラックだった。僕は映画を見ていない。映画にでている石田衣良(「いちこ」の父=ゲイの父)の演技が予告編の段階でもう拒絶したからだ。こういうのを世間一般に偏見という。ちなみに、石田衣良の小説は「下北サンディーズ」しか読んだことがない。さらにいうと、最悪に面白くなかった。それ以来、石田衣良の小説は読みたくなくなった。こういうのを世間一般に偏見という。エッセイは好き。R25の隔週エッセイ。
さて、この作品。良かった。非常に良かった。映画を見ていないけどnoodlesの音楽もあいそうな感じはした。多分、映画は観ないだろうなあ。わかんない。
で、この作品に関してさらに評したい。
人を好きになること。
これはきっと普遍的で変わらない事象だと思う。
さらに人を愛すること。
これもきっと普遍的で変わらない事象だと思う。
では、人は雄と雌、正確には男と女がいるわけだが愛し方は3通り存在するというわけでもないのだ。この作品はそれを言っている気がする。ただのレズビアンの漫画じゃない。人を愛することに何通りのパターンとか、そういう思考はないんだよというメッセージが込められた作品のように思えた。
だからって僕は一通りしか知らない。女が好きだ。多分、きっとそれは変わらない。けど、それだけじゃないんだろうなあということをこの漫画は伝えていた。