脂肪と言う名の服を着て 完全版

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 1055
レビュー : 138
  • Amazon.co.jp ・マンガ (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396762797

感想・レビュー・書評

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  • 人間見た目のイメージは大きい。
    特に女性はそうだ。
    だが、外見をどんなに美しく飾っても、どんな美人に生まれ変わっても、

    内面が変わらない限り意味なんてなく、無理をして何かを断たない限り、

    人は自分がいちばん落ち着く環境に否応なしに戻ってしまうことを、この漫画は痛切に教えてくれる。

  •  痩せてどうにかなると思ったら大間違いなんだよ!と後ろから頭にケリ入れられるような感じのストーリーです。作者さんは主人公をつきはなして描くのが上手いなと思います。人間の嫌な部分を肥大化させたような登場人物ばかりで救いがありません。後半部、加速度的に主人公が転落していくので、誰か止めてあげて〜〜と思いますが、堕ちるとこまで堕ちます。拒食症のこわさをダイレクトにみせてくれます。ダイエット堕落論?堕ちるとこまで、堕ちませう?って感じです。でも堕ちたあと主人公が明るい方向にいくとは思えない表情で終わりました。ストーリーもつきはなしっぱなしで、救いはなしでした。

  • この本何度読んでもエグられる

  • 摂食障害の部分以外は特急ファンタジーだったな・・・。

    食べているときは全てを忘れられる。
    心がデブなんだ。

    やはり自尊心が決定的に欠けている人間がなるものだと感じる。そのまんまの表現だけど、自分が自分を愛せない、認められない、寂しい、他者を求める、虚しい、ループ。満たされないから代わりに食べ物を詰めこむ。「食べる=生きる」ことが普通にできなくなってしまう。

  • モヨコさんの味である
    美しさに拘るところ
    美しさがまさにその人の自信の裏付けであること
    それに惑わされる男たちがはっきりと描かれています。

    そして最後は人によって納得するかどうか判断がわかれるとおもいます

    でもモヨコさんらしい魅力が描かれていると思います

  • 「体がデブなんじゃない、心がデブなんだ」という台詞に全てが詰まっている。
    自分自身は恵まれた容姿を持っていながら、太っている人、醜い人を執拗に攻撃するマユミも病的だけど、そのターゲットにされる主人公ののこも病的。自分に自信がない→ストレスを貯める→ドカ食い→自己嫌悪のループには、読んでるこちらも陰鬱な気分に、、、。

    この本を読んでなお、健康的に「痩せたい」と思ってしまう私もまた、歪んでいるんだろうか?

  • 今更だけど初めて読んでみた。
    話題になっていた頃、
    ダイエットに励んで美しくなる女性を応援する内容なのかと誤解して、
    敬遠していたのだけど、真逆だよね、これ。
    ってか、減量やエステの類を否定しているわけじゃないんだ、多分。
    その努力がいい結果を生むか否かは当人の心持ち次第、というお話なんでしょう。
    でもって、頑張ろうが何しようがことごとく裏目に出てしまう女性の悪あがきを
    冷淡に描いた怪作なのだね。
    この「突き放し感」はナイス。
    というか、自分はこういう人間の暗黒面を抉るような
    悪趣味な物語が好きなんだなぁ……と言いつつ、やっぱり胸糞悪いけど。
    しかし「脂肪という名の服」を脱いだら後は骨と皮だよね(笑)

  • デブな人間をいじめることで癒しを得る女。恋人の浮気の疑惑や仕事のストレスを食べることで忘れようとする女。自分より圧倒的によわく自分を決して否定しない女をえらぶことで安心を手に入れる男。

  • 生きたいように生きようぜってことでいいのかな。

  • 30分で一気読みした。安野モヨコ初めて読んだ。岡崎京子を少し思い出した。
    みんな他人を怖がってるのね。
    のこちゃんはずーっとあのまま太ったり痩せたり繰り返しそうだね。周りが外見だけで自分を判断してると思い込んでるし、外見以外に自分を変えようという思考回路ができない限り幸せにはなれなさそう。


  • かわいいっていうだけで痩せてるってだけで
    時として格が上ってなってしまうザ・女子の世界。
    会社でのやりとりとかダイエットにのめり込んでしまう様子が現実的で恐ろしい。
    食べては吐く、の方法でガリガリに痩せていく主人公は痩せたからといってぜんぜん素敵じゃなくて、痛々しい。
    過度なダイエットはいいことなんてない!
    主人公がちゃんと健康的な生活に戻れたのか心配です。。

  • 心がデブなんだもの。

  • バットエンディング?
    なんか、主人公の性格が少しめんどくさくなるし、そのせいで何もかもうまく回らなくて苦しいくなる…

  • 漫画を読まない上に、安野モヨコの絵があまり好きではないという致命的。

  • 怖くて気持ち悪かったです。
    見たくない目を背けたい暗い部分をまざまざと見せ付けるようにごりごりに描いてる。
    人間の弱い部分や醜い部分に正面から向かってるわりにさらっと描いてるような作品だなと思いました。
    個人的には読後感は良くなかったけど、たまにはこういう作品もいいかも。

  • 脱デブ出来ても幸せには…な感じで、なんか凹む本。

  • 図書館。
    読んでて身を抉られるような。
    登場人物がほぼひずみを抱えているのもまた。

  • 体型というより性格につけこまれたOLの悲劇。痩せていく姿よりも己の欲に溺れる彼氏、同僚、金持ちの老人のほうがグロテスク。

  • 太ったOLと彼女を取り巻く人たちの話。太っていることでイジメを受けたり、反面「あなたのような人でなきゃ」という人もいたり。
    女性特有のエグさがグサグサと来る作品。(安野モヨコ自身が何かコンプレックスでも抱えていたのかと思ってしまうくらい。)
    単純に太る痩せてるだけじゃない一種の自己啓発本と言えなくもない…かな。

  • 見た目と内面、女の生き方いろいろ考えさせられる。中身はかなりえぐいので、読んでいてとても辛くなりますが、自分を甘えさせてるなと思ったときに読むと毎回反省します。

  • さくらんとか、これとか、ぐっとくるもんがある。またモヨコもの探してみよ。

  • 登場人物たちの狡さ、弱さ、醜さがガツンと刺さる。

  • コミックですが好きな作品なので紹介したいなーと思います。

    作者は「さくらん」や「働きマン」を描いているマンガ家の安野モヨコさん!

    作者の描く細身でオシャレな女の人の絵が好きです。


    前から気になってはいた作品だったのだけど表紙と題名がなかなか過激で本屋で手に取りずらいな―と思っていたのですが,人の目なんか気にしない!と思って読んでみました。


    あらすじは,昔からぽっちゃり体型でぼんやりした性格の主人公,のこには高校時代から付き合っているイケメンの彼氏斎藤君がいる。だけどある日のこの同僚で悪女のマユミと彼氏が浮気していることを知ってしまう。
    だけれどのこはデブの自分と付き合ってくれている負い目から彼氏に何も言うことができず,自己嫌悪から食べ物を過剰に食べまくってしまうように。けれどひょんなことからのこは大金を手にしエステに行って痩せようとするが。。。?


    私自身この主人公のようにデブってわけではないけれど,自分の肉体に対する嫌悪感やマイナスな感情を持っているから,主人公に共感できたし,過食症や拒食症なんて自分とは関係ないって思いがちだと思うけど,このマンガを読むと全然特別なことでもその人自身が特別おかしいんじゃないって思った。


    このまま太っていたら好きな人から嫌われちゃう,あの女の人のようにきれいになりたい。。女の人なら一度は思った事のある女のジレンマと,実際痩せたら,もう少しぽっちゃりしていた方が良いのにと言う男。この皮肉な連鎖がこの漫画にはおもしろいくらい上手く書かれているように思います。



    <抜粋>

    カワイイというだけで

    キレイだというだけで

    やせているというだけで

    マユミはすでに私よりも上の人間なのだ

  •  まさしく、にんげんは服を着ている。
     骨の上に脂肪を、皮膚を、服を。
     それがどんどん積もり積もって重なって、それをどうするかは当人しだいである。
     これは、あるぽっちゃりとしたOLの、喜劇と悲劇。
     非難をしつつ擁護もしている。過食嘔吐を繰り返しキレて安堵してそして終わる。
     そうぜつなたたかい。

  • 見た目が良い ≠ 幸せ
    周りがうらやむような生活 ≠ 幸せ

    http://www.tv-aichi.co.jp/bp/wadatti/?p=8672

  • 笑い事じゃねーよ。

  • 前から気になっていたマンガで、図書館にあったので読みました。
    やっぱり食べすぎは駄目だね‥‥

  • それでも、私は痩せたいんです…

  • 一応少女漫画カテで。主人公の自己評価の低さっぷりが私に結構よく似ていて、凹む。気持ちわかるわーと思いながらも最後、たぶんあまり救われてないよね。結局、太っていようとも痩せていようとも、しっかりしていてもしっかりしていなくても、自分は自分っていうのがテーマな気がする。

  • 漫画っぽくない漫画。
    登場人物がリアルで、実際こういう人いるよなーって時々ぞぞっとした。
    人間の嫌な部分を美化しない描写は割りと好き。あっけらかんとしてて。
    ちょっともやもやの残る終わり方で、読み終わった後色々考えてしまった。

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著者プロフィール

漫画家。「働きマン」「さくらん」「ハッピー・マニア」などの作品がある。「シュガシュガルーン」で第29回講談社漫画賞を受賞。現在『AERA』で「オチビサン」を連載中。

「2019年 『鎌倉オチビサンポ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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