おまえが世界をこわしたいなら 上 (1)

著者 :
  • 祥伝社
3.72
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本棚登録 : 485
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396763138

感想・レビュー・書評

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  • 多分マイナー作品(何度も言うけど多分)この人の絵はすごく繊細で、特徴的。輪廻転生を繰り返すヴァンパイアのお話。ものすごく好きな作品です。おすすめ!!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ヴァンパイアのお話。」
      へぇ、、、確かに絵は巧いみたい。読んでみようかな?(ところで、全部で何冊の本ですか)
      「ヴァンパイアのお話。」
      へぇ、、、確かに絵は巧いみたい。読んでみようかな?(ところで、全部で何冊の本ですか)
      2013/03/12
  • 積読本消化月間につき頑張って読んだ。何年積んでたのか…。しかしこの作者絵が上手いのかそうでないのかわからんなあ。

  • 本編最後に言われる、欠落しているからこその美しさが、輪廻に抗えずに、時が止まったかのように同じことを繰り返すふたりの物語の美しさを表しているようでした。
    同じ運命を繰り返すふたりと、正常な運命を持つ友人の吸血鬼の対比が、止まっている世界と、通常の世界を対比しているようで、一見閉じた話に思えますが、世界の流れという大きな枠組みの中で語られているお話なのだと思います。

  • 正直最初はよくあるヴァンパイアものだと思っていてガッカリしていたのですが、終盤に近づくにつれ面白くなりました。
    思考少年でも、こういう自分の力ではあらがえない運命の何かっぽい描写があったように思います。

  • この本は今は亡きソニーマガジンズコミックス発行の絶版を、祥伝社から復刊させたものである。

    この版の表紙画は、本編の画に比して、美的ではあるがやけに肉々しい印象を与えている。この版を表紙買いするのは、あまりお勧めしない。

    ソニーマガジンズ版の表紙の方が本編の雰囲気をよく伝えている。もし機会があれば手に取ってみるといいかと思う。

    中身は、初期の藤原薫氏の長編漫画である。
    絵は蝸牛の薄い殻のような繊細さと硬質さをもち、そのホルベインのデッサン人形のごとき、ぎこちない軋みが物語によく合い、球体関節人形のごときタナトスとエロスが醸し出されていた。
    物語は既存のバンパイア物のオマージュから羽ばたいて、藤原薫氏にしか作れない、美しい匙加減で幻想譚が構成されている。

    未読の方は先入観を持たず、まずは一読していただければ幸いである。

  • 本当は古いほうの全三巻で小さいサイズのほうを持ってるのですが、
    画像無しだったのでこちらで。

    ※この表紙の二人は本編に出てくる人物ではありませんので、
    表紙絵から内容を想像しないでください…

    バンパイアの物語はたくさんありますけど、
    中でもこの設定は独特です。
    輪廻を描いた物語もたくさんありますけど、
    中でもこの2人は美しいです。

  • 上・下巻完結。
    藤原さんも結構好き。
    絵に色々疑惑があるみたいだけど。

    この話は著者の死生観が現れているのだろう、心惹かれる作品の一つ。

  • 絵のひとつひとつがすき。
    ことばがすき。

    あの繊細さがすき。


    トレース疑惑、ってゆうかトレースしてるみたいだけどもとにしている写真のチョイスもすてきだと思う。

    あそこまでするならいっそ許可とってやればいいのに。

  • 本当に素敵です。この作品に出会えてよかった。

  • 装丁が美しい。
    帯が美しい。
    タイトルが美しい。
    絵が、話が美しい。

    綺麗で哀しい物語です。

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