監督不行届 (FEEL コミックス)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396763534

感想・レビュー・書評

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  • アンノ夫妻の日常(?)が描かれた、コミックエッセイ。監督のオタク度がハンパないと思ったけれど、奥様もなかなかオタク度が高い。まぁ、似た者夫婦でいいんじゃないでしょうか。

  • 噂には聞いていたけど、庵野秀明は安野モヨコ無しでは生きてはいなかった、という説は信憑性があるような気がしてきた。

    もちろん、自殺を思いとどまらせたとかのエピソードがあるわけではない。し、鬱病のことも一切出ていない。それどころか、延々、カントクくんのオタク具合に振り回されて、次第と夫婦とも似た者同志になって行く様を21話かけて描いているマンガである。奥さんは鬱病を治したのではなくて、夫を人間に戻したのである。圧巻は巻末14pもかけて三段組の細かい文字で「用語解説」がついていること。コレもしかして監督自身が書いた?

    しかも、巻末に庵野秀明自身がインタビューに出ていて、自身の暴露マンガなのに妻のマンガ応援に一役も二役も買っている。そして、そこで言っていることが10数年経って見事に今年の「シン・エヴァンゲリオン」に、そのまま繋がっている。ように思える。だとしたら、やはり、真希波・マリ・イラストリアスのモデルは安野モヨコということになろうかと思える(外見ではない)。
    ウソだと思うなら確認して欲しい。インタビューで庵野秀明は、妻を評してこう言っている。
    「嫁さんのマンガは、マンガを読んで現実に還る時に、読者にエネルギーが残るようなマンガなんですね。読んだ人が内側にこもるんじゃなくて、外側に出て行動したくなる。そういった力が湧いてくるマンガなんですよ。現実に対処して他人の中で生きていくためのマンガなんです。嫁さん本人がそういう生き方をしているから描けるんでしょうかね。「エヴァ」で自分が最後まで出来なかったことが、嫁さんのマンガでは実現されていたんです。ホント、衝撃でした。」
    「シン・エヴァ」のラストは、まさにこの本の刊行の2005年から決まっていたのである。

  • 昔、テレビみてたら庵野監督がイベントで舞台に登場。
    その姿に「すごい好みの人がすごい好みの作品を作ってた!」と驚きファンに。
    漫画家の安野モヨコさんと結婚したときはショックだったけど、「まあ、モヨコさんならいいか...」になった(笑)
    このエッセイ漫画はそのWアンノ夫妻の日常を面白おかしく綴ったもの。庵野監督、手がかかるのね...。
    他のかたも書いてらっしゃるように、巻末の監督インタビューは必読。
    モヨコさんへの愛に感動した。

  • ●なぜ気になったか
    庵野秀明さんの妻モヨコさんが「還暦不行届」を出版することで本書の存在を知った。情熱大陸でみて怖い人イメージがあるのだがどうなのだろう。「還暦不行届」を読む前に読みたい

    ●読了感想
    気難しいイメージの庵野監督と暮らせる人がいるのが信じられなかったが、共にオタクの夫婦であることとお互いが尊敬しあっているからこそ、普通より仲よくおもしろい夫婦生活が築けているのだと納得

    #監督不行届
    #安野モヨコ
    05/2/8/出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き

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  • 安野モヨコ・庵野秀明夫婦の日常を切り取ったような作品です。

    NHKのプロフェッショナルで庵野秀明さんが特集されていたのを見て、改めて「おぉ!Wアンノだ!」と思って購入しました。

    とにかくオタク全開なご夫婦の様子が終始書かれているので、オタ要素がある方は共感できると思います。(私にはまったくオタ要素がないので、分かるーとかはありませんでしたw)

    なんだか素敵なご夫婦だな~と思いました。

  • ダンボールから出てきたので再読。モヨコ先生のコメディはやっぱり楽しい。日本のオタク四天王・庵野秀明と結婚したモヨコ先生の「オタよめ」道。巻末にはオタク用語の解説もあるので、非オタにも優しい親切設計です。

  • 人気漫画家・安野モヨコ(働きマン)と夫・庵野秀明のデイープな日常が赤裸々につづられた爆笑異色作。著者初のエッセイコミックでもあり、夫=カントクくん(「新世紀エヴァンゲリオン」「キューティーハニー」等の監督)のオタクぶりが初めて明かされた作品でもあります。
    アニメ界と漫画界のビッグカップルが、こんなにもおかしく愛おしいオタク生活を送っているなんて! 世界中に生息するオタク君はもちろん、オタ嫁(オタク夫を持つ妻)も共感すること間違いなしの衝撃作。巻末には、よりコアに楽しむために‥オタク垂涎! ?のオタク用語解説2万字を収録、ファン待望のエッセイコミックです。
    「漫画やアニメのセリフを引用して話す」「擬音を口で言う」「自分の好きなものをコレクションする喜び」「理想的な棚を測る時は仮面ライダーのフィギュア一つを単位とする」などオタクあるある、リビングのレイアウトやドライブのBGMなどオタ嫁にさせようとするカントクくんとロンパースのせめぎ合いと秘めていたオタクを顕にしていく夫婦関係、ロンパースが風邪ひいてカントクくんがしっかり看病したエピソードやカントクくんが真剣にダイエットしたエピソードやカントクくんとロンパースが理想の家探ししたエピソードなど、オタク夫婦のあるあるに「わかるわかる」とうなづきつつカントクくんとロンパースの夫婦愛にほっこりするコミックエッセイ。

  • めちゃくちゃオタクな庵野秀明と結婚した安野モヨコのオタク生活が描かれたマンガ。

    うーん、庵野秀明すごいな…
    そして、安野モヨコも…

    これくらいオタクじゃないとダメなんだなぁ。他の人よりちょっとセンスがいいとか、そんなんじゃないんだ!

    この本を読むまであまり知らなかったけど、二人の好き合っている感じが滲み出ていて二人に興味が湧きました。

    オタクの定義が面白い。僕の周りにもいるな…効果音を口に出す人や、驚いた時にわざとどもる人。そうかあいつ…オタクか。

    巻末にある庵野秀明インタビューがいい。

  • 何度読んでも笑ってしまう。
    とりわけ好きなエピソードは高級旅館に停めた車の話と、仮面ライダーフィギュアのサイズKRの話です。
    ダブルアンノご夫妻がとにかく可愛すぎます。
    大好き!

  • 久しぶりに再読しました。この漫画を読んだきっかけは「アオイホノオ」で庵野さんの学生時代の話を読んで「この人は一体どういう人なんだ?」という興味が湧いたからです。

    結局こちらの「監督不行届」を読んでも「この人は本当にこういう人なのか?」という新たな興味に変化しただけでした。

    それから数年経った今でも、庵野さんに関するインタビューや記事を見つけると必ず目を通すようになりました。

    数年経っても未だに興味をそそられ続ける、不思議な魅力を持った人物だと思います(私だけかもしれないけど)

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著者プロフィール

3月26日生まれ。おひつじ座のO型。東京都出身。
1989年、別冊少女フレンド増刊「Juliet」より『まったくイカしたやつらだぜ』でデビュー。
代表作は『シュガシュガルーン』『ハッピー・マニア』『さくらん』『働きマン』『オチビサン』など多数。
『シュガシュガルーン』で第29回講談社漫画賞受賞。

「2020年 『シュガシュガルーン 新装版(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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