サプリ 6 (Feelコミックス)

  • 祥伝社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784396764111

感想・レビュー・書評

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  • 恋愛では自分も迷走してるサハラ、仕事では計算高く世渡りに長けた片桐、新入社員女子の感情的なパワーにも押され、満身創痍のミナミ。キツい。ほんとに野郎どものどうしようもなさ…同性として恥ずかしい。サハラはまだわかるけどさ。ミナミに今のところ直接絡んでこないイシダ&コーエツはまだ救いだけど、直接絡みがないだけに救い効果は薄め。もう悲愴感だらけ…もっと大きな力の登場はないのか

  • 戻ってきた佐原に、なんで「あの女何」って
    聞かないのと思うけれど、それがミナミなんだよなとも思う。

    誰かあたしをたすけろ!
    というコマが刺さる。この気持ち、とてもよくわかる。
    カミサマっていうのはきっと失くしたものの代替だ
    という言葉もぐさっときた。

    藤井さんに友達が彼氏取られそう、と言う新人が
    まぁ悪役として描かれているとも思うが
    あまりにも公私混同だし人として女として駄目で
    イライラしてしまう。
    「ロゴが切れてる切れてないでプレゼン通るか決まるわけじゃない」からなんだというのだろう。
    そういう問題ではないのだし、今急いでいるのだから
    口答えしながらでもせめて手を動かせと思う。
    なのに走れと言われてそれもせず、
    プライベートのしかも他人の話をしだして驚愕した。

    女の子が苦手なのはわかる。
    独特の縄張り争いとか。
    女の子同士の争いは疲弊する。
    だから、男の人の中で仕事するのはしんどいけど楽なのだ。

    ナヲも思った以上に酷い人だった。思い余ったとして
    男の家で暴れて物を破壊するのもメンヘラだし
    なんでミナミの家に来るのか。怖すぎる。
    住所を勝手に教える新人も常識が滅茶苦茶で気持ち悪い。

    癒されるっていうのはもしかして何かを誤魔化しているのかもしれない
    という言葉になんだかはっとした。
    確かに疲れているとき無理矢理求めて得る癒やしは
    本当の癒やしというより誤魔化しだ。
    魚のお墓のためにプランターを始めるのにしんみりした。
    水を作る為に犠牲になる種類の魚たち。

    「藤井ちゃんには女の子の仕事してもらおうかな」
    「あくせくした女子は公害」
    片桐もとても嫌だ。こういう仕事のやり方で良いと思っている人間と一緒にやらなければならないのは
    とてもきつい。
    問題はないと騙されて来た被害者でしかないミナミ。
    怒鳴られて震えているのに、なんとかしようとして
    「この場でできることを探らせてください」と提案する姿は恰好良い。
    「謝るのは最初の一回でいい、一緒にモノ作ってるんでしょ」
    と言ってくれる山地さんに安心する。

    こういう日に限ってアクセつけてるというのがリアル。
    一日頭を下げる度ずっとこれを見ていた。
    このアクセを見る度この先も少なくともしばらくは
    今日のことを思い出してしまうだろう。
    このアクセがもうつけられなくなるかもしれない。
    たとえお気に入りでも。
    そういうことも、他人から見ればどうでも良いことかもしれないが地味に削られていく。

    「サラリーマンがしんどいのは理念低い奴に限って上行っちゃう事。しかも中途半端に私たちの真上にいる」
    滅茶苦茶頷いてしまう。
    ずっと上に行けるほど仕事もできず、
    女は女だからという理由で昇進しにくく、
    結果頭の悪い人の直下で働かざるを得なくなりがち。

    触れられるって肯定されるってこと。
    それを求めても、許されるのではなかろうか。

  • 2013/03/20

  • 藤井の犬飼いたいとか魚飼っちゃうとか
    なんかわかるなー。癒されるというか逃げ場ができる感じ。
    しかしナオはなんかやだなー。若さと可愛さが武器になることを
    よく知って使ってる。

    2012.5.31読了

  • メインの話に絡まなくなった女子キャラが解説者に回される

  • 「毎日「明日辞めてやる」って誓ってるわ。
     その誓いをつい破っちゃうからねー。
     ザンネーン。
     私、自分に対してもウソツキだから。
     でもそれが女子の強みでしょー♪
     刹那的だから今 一生懸命できちゃうんじゃない」

    「セックスしたら少し落ち着いた。自分がどんどん男化してる気がする」

    「女の子同士の争いは疲弊する。男の人の中で仕事するのはしんどいけど楽だ」

    まったくもってその通りです・・・!

  • レンタル。
    たなかさんすきだなー。

  •  1巻からずっと読んでるんだけど、半年に1回ぐらいしか新しい巻が出ないのでもどかしい~。いつも表紙がキレイで好き。今度はオレンジです。

     ドラマ化もされていたので知ってる人も多いと思うけど(ドラマより断然マンガの方が楽しいと思う。)、広告代理店で働く女たちの物語です。きつい仕事もこなしつつ、恋もしつつ、人生に悩みつつ、ドロドロしつつ。。。シビアな女の世界がリアルで面白い。

     「理念低いやつに限って出世する。でも中途半端だからトップにはなれなくて、ずっと自分たちの上にいるのがウザイ。」とか、「美しい未来を信じて疑わない若い子ってキライ。」とか、女ってこわーい。

  • 一巻の頃は読んでいて府に落ちない事が多々あったけれど、
    5巻以降勢いがあってキャラクターも立っていておもしろいこの漫画。
    この2人がいい。

  • おかざき真理さんの漫画は前から好きだったのだけど、このサプリは、以前のちょっと変わった話とは違って、普通の仕事や恋に悩む女の子(?)の話になっている。ドラマは駄作だったけど、原作は、不器用な女子が仕事では男並のレベルでなおかつ、女子力も必要とされるわ、でも、恋はしたいしで揺れてて、30代女子としてものすごーくよくわかる内容。こう書くと、単純な話みたいなんだけど、そこはおかざき真理さんなので、緻密な心理描写とちょっと病的なくらい描きこんだ絵で、他とは一線を画した漫画になってると思う。もんのすごくお勧めです。

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著者プロフィール

1967年長野生まれ。関西育ち。多摩美術大学卒業、博報堂制作局入社。デザイナー、CMプランナーの仕事に携わりながら漫画家デビュー。2000年、結婚を機に退社。現在3児の母。代表作に『渋谷区円山町』(集英社)、『サプリ』『&—アンド—』(ともに祥伝社)など。

「2012年 『だって、女子だもん!! 雨宮まみ対談集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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