ミラーボール・フラッシング・マジック (Feelコミックス)

  • 祥伝社
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レビュー : 221
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784396765194

感想・レビュー・書評

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  • 恋愛とセックス。妄想と現実。
    時が流れる残酷さ、またそこにある諦めと期待。
    アンビバレントな雰囲気漂う短編10作品。

    ヤマシタトモコ作品の
    物語上の「現在」から手を離した瞬間
    が、好き。そこに彼女のチカラを感じる。

    それはふと妄想モードに入るとき。
    それはふと昔や未来の自分やあの人を回想するとき。

    一度「現在」を離れた視点は
    空中を浮遊するような子気味の良いシニカルなモノローグと
    テンポの良いコマ割りに乗って本編の時間軸とまた繋がる。

    短編という手法の中でも説明的にならず
    かつひとつの物語や人物として成立しているのは
    そういう広がりを嫌み無く与えられているからだと思う。

    「いつかあなたの不思議なおっぱい」は
    妄想と現実と過去と未来をいったり来たり。
    主人公はセックスに興じる今を享受しているが
    でも未来への思いが「タバコ・禁煙」という
    モチーフに乗せて語られる。

    この妄想感というか変態感というか
    「今」に諦めを持ちながらも
    そんなに「今」の日々が嫌いじゃないというか
    かといってアホみたいに「未来」に希望をもってるわけでもないし
    ていうか「今」の自分つくったの「過去」のこういうあなただし
    でもまぁいいかアハハ

    みたいな感じってすごくヤマシタトモコだなぁと思う。
    これは単に俺がいわゆる「恋愛モノ」が苦手だから
    とかっていう話では無い。

    気がする。

    なんつって。

  • 思い込み期待し気後れしすれ違い、何だかんだでうまくいかない人の想い。何かちょっとしたきっかけがあれば動き始めるのかも。それがいい方向かどうかはわからないけれど。男としてはちょっと怖いけど、ガールズトークの話好き。

  • 明け方に読んでたんだけど、ミラーボールの連作はその時間のテンションと相まったのか爆笑。他の短編はコレすごい好き!ってのとまぁまぁ好き、とあったけど。さいしょのワキ毛からワクワクしちゃった1冊。面白かったです

  • ヤマシタトモコさんの作品は他2作読んだことありましたが、
    正直あまり好きな系統じゃありませんでした。
    なので、この作品も読むのを大分避けてきたのですけど、
    なんで避けてきてしまったのか後悔した程
    マンガの構成力が凄く「上手いなあ~」としみじみ思いました。

    「未練」という柵の中で生きる男性女性たちは
    心の奥底ではいらやしい感情に素直で、切なくて
    そして優しい気持ちをくれます。

    世界を平和にしたい…なんてな。

  • ヤマシタトモコさんの作品は読了後、溜め息しかでなくて困る。
    しかも、それは失望からくるものではなくて、充足感からくるものであるから一層たちが悪い。味があり、視点が面白い。
    ハズレがないと言えば変な言い方だが、この人が描く作品の中で面白くなかったものがない。

  •  ふと書店で見かけて、この際買うかということで購入。とてもヤマシタトモコ作品らしさが出ている作品集。特にワキ毛が良かったよねワキ毛。

     直接的に気持ち悪く、それでも揺れ動く感情。初っ端のうつくしい森からヤマシタ思春期男子キャラの突っ走りがいいですねぇ。女を感じさせない人の脇毛、たしかに興奮というかいけない妄想と思いますね。そしてその妄想はやがて全身に行き渡る。いいですねぇこういう妄想超特急は。そのあとのミラーボルフラッシングマジックやblueもどうしようもなくどん詰まりの人々がひとつの感情を爆発させる様はとても叙情的に流れを描いていて良かった。人間の直接的な気持ちのぶつかり合いは現実的に気持ち悪く映ってしまうかもしれませんが、それでも人間ですから感情が揺れごいてしまうのが面白いところです。

     ヤマシタトモコの作品は表情が動かないキャラのようで心のうちで感情が爆発しまくってるのが楽しいです。どうしようもない気持ちをこれからもどんどん描いてほしいな。ストレス溜まりそうな作品ガンガン欲しいです。

  • 表題作が大好きだ(笑)
    確かにマジック!!
    しかもスゲェ(*´Д`)

    でも世の中では、きっとあんな連作が日々世界中のどこかで起きてると思う。
    誰かの絶望が、誰かの希望に。
    誰かの悲しみが、誰かの幸せに。
    誰かの痛みが、誰かの笑いに…

    いゃホント吹き出して笑ってスイマセン(笑)
    こういう短くてリズミカルな作品、ヤマシタさんは本当に上手いなぁ♪

  • アイとか人間間の関係性を描いた短編集。面白かった〜!

  • 短編集 表題『ミラーボール・フラッシング・マジック』は謎のミラーボールを取り巻く恋人たちが読んでいて面白い。他の短編も魅力的、いろんな形の愛が見れる気がする

  • ミラーボールのもたらす奇蹟w
    いや、出てくるシチュエーションは興味深い。
    これも買わなきゃ。

著者プロフィール

東京都出身。5月9日生まれ。B型。
2005年アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて、四季賞を受賞。
代表作に『BUTTER!!!』『サタニック・スイート』『運命の女の子』(講談社アフタヌーンKC)、
『Love, Hate, Love.』『HER』『ひばりの朝』(祥伝社)、
『裸で外には出られない』(集英社)、『MOSOME STING』『ドントクライ、ガール』(リブレ出版)など。

「2016年 『花井沢町公民館便り(3)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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