かことみらい (フィールコミックス) (Feelコミックス)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 239
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (116ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396765279

感想・レビュー・書評

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  • グループフルーツで2060年から2010年に、2010年から2060年にタイムスリップ!

    とっても素敵なラスト。
    優しい気持ちになれた。

    未来と過去、私はどちらにもあんまり行きたくないかもしれない。
    でもよくパラレルワールドのことを考える。(というのも変だけど…)
    自分が選ばなかった道を歩いているもう一人の(なんてものではなく無限にいる)自分のこと。
    私はその無限にいる自分の中の一人で、他の自分(変な言葉だが)と人生のあらゆる選択肢を分担しているのかも…なんてことを。
    そんなことを心から信じているわけではないけれど、後からこうすれば良かったなと考えるよりも何故かしっくりくるから。

    自分の行動が最終的にどういう結果をもたらすかなんて分からない。
    そもそも最終的っていつのことかも分からない。
    2010年に戻ったカコが何かを変えたのか、もっと些細なことで2060年が変化したのかも分からない。
    カコの未来の2060年が変わったのは、パラレルワールドの2060年と入れ替わっただけなのかもしれない。

    何にも分からないんだから自分がその時にいいと思ったことをするしかないよな…という結論。
    グレープフルーツでタイムスリップ出来たって生きる時間は変わらないのなら、見えない未来を想像しながら現在を生きるしかないから。
    過去も未来も本当はなくて、あるのは現在の連続だけ…と歌っていたのは誰だったっけ。
    その通りだなと思うから。

  • ハッピーエンドでもないけど、ほんわかする。
    グレープフルーツで、タイムトラベル!

  • ずっと読みたかったまんが。とてもおもしろかった。豆らくだ、かってみたい!今日マチ子で初めて読んだ本。

  • 豆ラクダ欲しい…

  • かわいいし問題提起もあって悪くないんだけど、なんとなく「ふうん」で終わってしまった。

  • この絵はなんとなく好きだけど、ストーリーはあんまりのれなかった。

  • 今日マチ子的SF漫画。既視感のある内容だったので評価は低めですが、モチーフの使い方が上手だなあと改めて。

  • 今日マチ子の新境地となるタイムトラベル・ストーリー。さりげなく未来への問題提議なんかも含んでますが、気の利いたギャグタッチでさらっと爽快な読後感を味わえます。豆ラクダの豆子が超絶かわいい…。

  • 悪くはない・・・のだけど、みかこさんや千年画報が好きすぎるからから、イマイチな印象になってしまった。

  • 前半から未来に行くまでの描写がすごく好き。
    あとラストシーン、緑がばっと生えるシーンと、失恋でもしたような顔。
    タイムスリップものってだいたい最後片っぽが忘れてしまうオチが多いので、ミライが忘れてしまわないで覚えてるっていうのがけっこう良かったな、と思いました。

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著者プロフィール

東京都出身。東京藝術大学、セツ・モードセミナー卒。自身のブログで、ほぼ毎日更新している1ページのショートマンガ『センネン画報』が単行本化され注目を集める。2005年に第1回「ほぼ日マンガ大賞」入選。2006年と2007年に『センネン画報』が文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に2年連続で選出。2010年に『cocoon 』、2013年に『アノネ、』がそれぞれ、文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に選出。2014年に『みつあみの神様』で手塚治虫文化賞新生賞、2015年に『いちご戦争』で 日本漫画家協会賞大賞(カーツーン部門)を受賞。その他の作品に『みかこさん』『かことみらい』『U』『5つ数えれば君の夢』など多数。

「2023年 『From Tokyo わたしの#stayhome日記2022-2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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