- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396766429
作品紹介・あらすじ
おれは
スカート穿く
男子高校生。
「おれ今までスカートは
女しか穿いちゃダメだと
思ってた」
2年D組の桃井太一(17)が
スカートを穿いてきたのは
とある夏の日のこと。
年上の彼女がいて、優等生の
彼の突然の〝乱心〟に
どよめくクラスメイトと先生たち。
唯一、それを面白がるのは
風変わりな女子・白井さん。
「女装したいってこと?」
「ぜんぜんちがう」
スカート少年の不自由と恋を
ユーモラスに描く青春白書。
感想・レビュー・書評
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セクマイ本じゃない。でも、自己決定と規範のバッティングの問題の本。
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もうちょっと読みたかった気はするけど、まぁでも、着地点としては妥当かな(何様)
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主人公とヒロインの関係性素晴らしいな~。先輩がいるから恋愛関係に陥らずにすんでて、そうかこうやって男女の友情って成立させればいいのかと思いました。あと、1番いい題材を選んでる感。素晴らしい。
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服装というものにひとまずの解答をくれたいい作品
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爽やか。友人もまたみんないい人。スカートが好きなだけ。女装が好きなわけでも、ゲイだとか、そういうのとは全く別物。
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自分も昔スカート穿いてたことを思い出した。
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みんなはおれがスカートを穿く理由が
「そのどれかじゃなきゃいけない」
って思ってる
ってとこグッときた。
他の人と違うことに対する反応が
嫌悪か共感かのどちらかしかないとか
「違うこと」に理由がいるとか
その理由が既存のどれかでなきゃいけない
ってのは苦しい。
いろいろ考えることがあったし、
描かれるキャラクターも皆魅力あっていい作品だった。 -
これを読む直前に
出先で
スカート姿の男の子を見た
こういうことかと
なんとなく直感でわかった気がした
私の固定観念とか常識なんて
広い世界じゃ全く通用しない -
ただ、スカートが履きたいだけ。
見た目の判断で、カテゴライズすることの危うさみたいなものを感じた。
世間で、いわゆる同性愛・性同一性障害・LGBTなどなどの言葉がよくもわるくも認知されるようになってきているから、逆にそこに当てはめて考えてしまう。
でも、それ自体が多分、違うんだな、って思った。
感情の繊細な揺れが、優しく描かれていて、登場人物がそれぞれ魅力的だったなぁ。
鳥野さんの絵柄もあたたかかった。 -
「男子高校生がスカートを履く」たったこれだけのことで浮き彫りになるセクシャリティにまつわる様々な固定観念。物語的に“正しい目線”を担う主人公が柔らかな考えを持っていることで清々しい作品になっている。そしてセリフやモノローグが上手い。