- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396766580
作品紹介・あらすじ
売れない芸人・ソータの爽快ラジオパーソナリティ物語!
――こいつにはラジオの才能ががある。
売れない芸人・朝日屋颯太(あさひやそうた)は
相方に逃げられ、バイトばかりで仕事がない!
そんなある日、半年ぶりに現れた元相方が
放送作家になって
美人ディレクターを連れてきた。
2人の手引きで颯太は
ラジオ業界に足を踏み入れるが…!?
脱・仕事ない芸人!
超マイペース男とくせ者だらけのラジオ局の
爽快ラジオ群像劇!!
感想・レビュー・書評
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元気とコミュニケーション能力が取り柄の売れないお笑い芸人のソータが、昔コンビを組んでいた相方に誘われてラジオパーソナリティをやることに。
元々ネタを書いていた相方が脚本家としてラジオのシナリオを作るが、ソータの性格やキャラクターをうまくコントロールして、ラジオ番組がどんどん面白い展開に。
他のタレントとの絡みや、一般人との絡み含め、非常に人間味のある会話劇で、すごく面白い。
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パッとしない芸人・朝日屋颯太。ワンマンライブはコケてしまい、ネタ担当の相方・水無月とは連絡が取れずバイト三昧の日々。そんなある日、再会した水無月は放送作家に転身。颯太をラジオ業界に誘うのだが…。
ラジオとは無縁な生活を長年続けてきたが、ここ数年、車の中などでたまに聴くようになって、テレビとは違う魅力に改めて気付いた。河内さんがあとがきで述べている、「ラジオから流れる人間の、何というか、身の丈通りという、声の姿が、心地よくて大好きです。」とのコメントには心から同意。そんな河内さんだから、丹念に取材したことが窺えるラジオの現場は臨場感にあふれていて、ものすごくドキドキする。好きな場面は色々あるけど、最も印象的だったのは、颯太が球場でのバイトのときに、試合を見ながらラジオの実況を聴いている観客が意外と多いということに気付くところ。
「ひとつのおんなじ声が同時に届いていくライブ感」
ラジオの魅力を実感できる一場面に、すごく興奮しました。
そしてキャラも秀逸。メインのキャラが売れない芸人コンビというのもうまいなと。解散しても新しい道で並走しようとする颯太と水無月のこれからが興味深い。颯太のバカスレスレの(笑)カラっとした明るさ、まっすぐさが気持ちよいのだ。美人ディレクター・雪室を筆頭に、個性的な登場人物がわんさかで、彼ら彼女らとの絡みも楽しみ。果たして颯太はラジオパーソナリティーとしてやっていけるのか、今後がワクワクです。読むと自然とラジオが聴きたくなる! -
松戸くんを、もっとお願いしたい。コンタクトとつけまで別人か?と思う人いるけど雪室さんはどっちでもキレイ。