違国日記 1 (フィールコミックス FCswing)

  • 祥伝社
4.33
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本棚登録 : 468
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396767174

作品紹介・あらすじ

「へんな人と
暮らしはじめた。   

お父さんとお母さんが  
死んだので。」 

35歳、少女小説家。(亡き母の姉)
15歳、女子中学生(姉の遺児)。

不器用女王と子犬のような姪が
おくる年の差同居譚。
手さぐり暮らしの第1巻! 
 

少女小説家の高代槙生(35)は    
姉夫婦の葬式で遺児の・朝(15)が  
親戚間をたらい回しにされているのを
見過ごせず、勢いで引き取ることにした。

しかし姪を連れ帰ったものの、
翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。
槙生は、誰かと暮らすのには不向きな
自分の性格を忘れていた……。

対する朝は、人見知りもなく
“大人らしくない大人”・槙生との暮らしを
物珍しくも素直に受け止めていく。

感想・レビュー・書評

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  • 「あなたは 15歳の子供は
     こんな醜悪な場にふさわしくない
     少なくともわたしは それを知っている
     もっと美しいものを受けるに値する」

    両親を失った15歳と、人見知りの叔母との同居生活を描く。

    ヤマシタトモコの物語はいつも最高で最強にエモい。
    淡々と語るようで、その実ものすごく熱く訴えてくる。
    しかもあまりにも唯一無二。
    この空気出せる作家ほかにいなくない?

    主人公の一人、叔母の槙生は生活面ですっごくダメ人間だけど、子供を守ることが出来る完ぺきな大人だ。

    「悲しめなくてもいい、悲しくなるときがきたらそのとき悲しめばいい」
    とか
    「日記は、いま書きたいことをかけばいい。書きたくないことは書かなくていい。ほんとうのことを書く必要もない」
    とか言える大人になりたい。

  • ヤマシタさんの空白とかモノローグとかほんと好き…。ちょっとキーになっている「悲しくなれば」とか、なにがしかを含めた言い回しとかっていうことに、子どもの頃出会いたかったな、と思った。でもやっぱりそれは大人になったからそう思うんだろうな。

  • 読了。面白い。久しぶりにはまった。この著者の他の本も読む!

  • ヤマシタ先生の独白が好き。
    料理とか掃除とか日常が書かれてるのがとてもいい。
    巡って戻って来たなという感じ

  • ヤマシタトモコさんといえば大人の男性と少女だったけれど、今回は大人の女性と少女の話。
    槙生は朝を簡単に愛したりせず、ただ大人として保護する。
    お互いに踏み込んだり甘えたりはなく、ちょっとずつ距離をはかっているのが好き。

  • 両親を事故で突然亡くし、少女小説家の叔母・槙生と同居することになった中学生・朝。一読目はさらっとした、低体温な感じのストーリーだなと思ったが、読み返すほどにじわじわしみてくる。
    まず、あまりに突然のことに現実をうまく受け入れられない朝の心理描写が秀逸。そして、朝の母である姉との関係がよくなかった槙生。「あなたの母が心底嫌いだった」と言いつつも、「わたしは大体不機嫌だしあなたを愛せるかどうかわからない でも わたしは決してあなたを踏みにじらない」という、朝に向けた真摯なセリフが心に深く刺さった。
    ぎこちないながらも少しずつ距離を縮めていく2人の関係が微笑ましい。友人が訪問しての餃子づくりとか、フード描写もまた印象的で、生きる=食べることだよなと改めて思う。
    あくまでも1巻はプロローグだなと思ったので、金銭的なことなど、同居に当たっての現実問題と今後どう向き合うのかが気になる。そして、槙生と仲の悪かった姉の存在がチラつく。朝とはどういう関係を築いていたんだろうということもまた気になるな。
    ハマるハマらないの好みは分かれそうかなという気がするけど、独特な空気感とひとつひとつのセリフのよさはヤマシタトモコさんにしか出せないと思う。

  • 人との距離感、係わり方。
    器用でなくても、等身大でつき合える温度感が心地良い。

  • 槙生の言葉の端々に見える、誇りや矜持のような思いが刺さるなー。自分だけでなく、他人にも誇りを持てと要求してくるような強さがある。
    冒頭の高校3年までの間に、このふたりはどんな会話を重ねてきたんだろう。出来事そのものよりも、会話が気になるお話。

  • 最近いくらなんでも絶賛しすぎだなという自覚はあるのですが…「違国日記」の心地良さのひとつは本当に冒頭部分にあると思っていて、どんなことがあっても数年後には冒頭のあの空気になるんだ、と信じていられるので、必要以上に胸を痛めなくて済むのがなんか良いのです。

  • 不思議な温かさがある。
    今後の2人の関係性が気になるなあ

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