- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396767334
作品紹介・あらすじ
人見知りな小説家・35歳
(亡き母の妹)
素直な姪っこ・15歳
(姉の遺児)
女王と子犬。…まだ慣れない2人。
人見知りの少女小説家・高代槙生(35)が、姉の遺児・田汲朝(15)を
勢いで引き取ってから、同居生活が始まった。
卒業式のため久しぶりに中学校へ登校した朝は、とあるショックな事件により、
親友・えみりに激昂して、学校を飛び出してしまう。
ぐちゃぐちゃな心を抱えて帰った朝。
しかし、家にいるのは〝大人っぽくない大人〟槙生なのだった。
さて、不器用な女王の反応はーー?
不器用人間と子犬のような姪がおくる
年の差同居譚、素顔が見えてきた第2巻!
感想・レビュー・書評
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「お互いを10なん歳から知っている人間がいてくれることは ときどきすごく必要だった わたしにはね」
「6年間 きみがいなかったら 私は息ができなかった」
珠玉の言葉の数々。
槙生とダイゴの友情がエモい。
大人になってもこんな風に付き合える友がいたら最高だね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いいなぁ。いい。心に残る言葉がいっぱいある
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むしゃくしゃしてあたったり、あたられたりした時にちゃんと対話する・逃げないって難しいよな。逃げたくなるし煙に巻いてしまいたい。忘れてなかったことにしてしまいたい。
不良のつくる弁当っていいな。全てではないけれど、どう捉えるかで世界のあり様は変わってくる。
表紙の様な服装を朝ちゃんはしなさそう。 -
恐ろしいくらい胸にグサっとくるコマがあるから、ちょっとドキドキするのが、ヤマシタトモコ作品なでは。
両親を亡くした朝。
その家を片付ける所なんて、片付けている描写の一つ一つから、叔母と朝と両方の目線でヒリヒリしてきました。
卒業式のエピソードも、感情がうわぁぁっとかき混ぜられる感じ。
淡々として見えて、不器用な人間の葛藤まみれの作品。
面白いです。 -
「いつか古傷に噛みつかれても許せるだろうか」
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ああ…「違国日記2」よかった…。ご飯屋で泣くハメになったが後悔はしていない。
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「『6年間 きみがいなかったら 私は 息が出来なかった』」
「…槙生ちゃんはどう思ったの その手紙を読んで」
「『生きてていいんだ』と思ったよ 大げさじゃなくてね」
「あんまり気負いなさんなよってコト」
この鮮烈なセリフ回しが好きすぎて、好き。
第2巻は大人たちと子供たちの、それぞれの友情の話。
主人公二人は少しずつ距離が近づいてきた。 -
1巻ではあまり感じなかったけれど、槙生が言っていた通り、朝はまだ15歳で感じやすい年頃の女の子なのだなぁと気付かされました。
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「ふつうで卒業式に出たかった」の言葉に、ああ〜そうだよな〜って思った。これまで眠そうにしているから分かりづらかったけど、そりゃそうなんだよな…
そして相変わらずごはんがおいしそう。 -
母を亡くした高校生の姪と、叔母の小説家。ぎこちないながらも始まった同居。元の家を片付ける過程で思い起こされる姉との忌まわしい思い出。それを抱えつつ姪の朝には自分なりに公正に接しようとする槙生。親のいない子と無神経に全クラスに知らされたと聞きすっぽかした卒業式。槙生の元カレの不意の訪問。そして槙生と旧友たちとの女子会。距離感、責任、自分なりの流儀、そのバランス。その模索する感じも読んでてすんなり入ってくる。
ヤマシタトモコの作品






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