- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396767778
作品紹介・あらすじ
フランス生まれフランス育ちのフランス人女性・カレン(26)。
パリのテレビ局で技術部長として日々奮闘する彼女が
5週間の長期休暇(バカンス)の先として選んだのは、
それまで全く縁もゆかりもなかった国――日本だった!
軽い気持ちで訪れた日本で、彼女の人生は大きく変わる。
清潔な空港、定刻通りに動くシステム、雑多な渋谷の街並み、ガングロギャル、
山手線のアナウンス、ガラケーとiモード、歌舞伎、着物、ウォシュレット……。
彼女を魅了した様々な「日本」は、意外にもあなたの傍にある。
主人公カレンの日本との出会いから、日本人との結婚、
母国と全く違う日本での育児に奮闘するまでの23年間を描く、
ちょっぴりノスタルジックな異文化エッセイ漫画!
感想・レビュー・書評
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おもしろかった。
フランスのテレビ局で働いていたカレンさんが、日本に来て、日本を好きになり、日本で働き、日本人の漫画家(著者)と結婚した。
日本の母親に対するプレッシャー、日本人にもキツいのに、外国から来た人には余計につらいだろう。良き伴侶と出会えて良かった。
旦那さんの奥さんへの愛情を感じる絵。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんなに日本を好きになってくれるなんて!すごく嬉しいです。
私はフランスがすごくオシャレで大人な国だと思うのだけど。
それぞれの国に自分にあうとこ、あわないとことあると思うので。
そこを見極めながら、自分なりに楽しく暮らしていきたいな。 -
バカンスにやってきただけ、のはずの日本に
魅了されて結婚したフランス人。
奥さんとなったフランス人の方の目線から、ですが
描いている夫の話もちょっとだけ。
そのギャップも面白いですし、後にでてくる
夫の両親も、まさか女性とは思わず…で
反応が面白かったです。 -
著者じゃんぽ〜る西さんの奥様カレンさんが主人公。このカレンさんがともかく魅力的。自分の大好きなものやこと(音響に関すること)をマニアックに追求するところや、日本の文化や現状を迅速にかつ正確に伝えようとするジャーナリスト魂、頭の良さ、温かい人柄、行動力!本当に失礼な話だけれども、フランスの方があんなに熱心に仕事をするなんて思わなかったです。ヨーロッパの方は、ビジネスライクに定時で仕事を終え、後はプライベートの時間と割り切っているかと思っていたけれども、東日本大震災後は遅番で記事を書いたり(数週間夜中の3時まで仕事をしていたそう)、パリでも朝4時に通勤していたり、めちゃくちゃハードワーカーだった!
それにしても、恋人が自分の友達のことを好きになっても、その友達や恋人のことを恨むことなく両方ともに友人関係を続けているなんてすご過ぎる…! -
カリンさんのファンになった。
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フランス人ジャーナリストと日本人漫画家が出会い結婚し子どもを授かるまで。日仏の文化差が面白い。奥様の過去の男性遍歴を描かねばならず煩悶する西さんが可愛いね。
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テレビ局勤務の26歳のフランス人女性。5週間の長期休暇の訪問先に選んだのが偶然、日本。日本の魅力に取り憑かれ後に日本人漫画家と結婚した体験記。
日仏文化の違いも関係なし。日本に対する深い愛とリスペクト。フランス文化との違いを見る冷静な視点。波乱の人生。夫婦の良好な関係と愛情が伝わってくる良作。夫婦の他の作品にも挑戦してみたい。 -
201912/
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日本が好きで日本にやってきて日本人漫画家と結婚したフランス人ライターから見た日本。
日本大好きフランス人から見る日本の素晴らしさ。と言いたいけど単純じゃない。フランスと日本の対比によって両国のそれぞれの良さと課題が両方見えてくる。
何よりカレンのキャラクターがいいよね。若い頃の好きなものに突撃する情熱。結婚後に少し落ち着いてたんだけど、母として日本に根づいて生活する上でまたもっと深く日本を知っていく。夫のジャンポールさんのキャラクターもいい味出してる。
読むと不思議と元気が出てくる。これぞ真の日本すごい本かもしれない。