かしましめし 3 (フィールコミックス)

  • 祥伝社
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本棚登録 : 197
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396767815

作品紹介・あらすじ

「ごはんを一緒に食べたいと思ったら、それはもう友情」

上司のパワハラに心が折れ、仕事を辞めた千春は
未だその記憶に苦しみ続けている。

社内恋愛に破れ異動を言い渡されたナカムラは
やる気のない同僚たちにうんざりする日々。
新しい彼氏とは結婚はしたい、けど…。

恋人とうまくいっていないゲイの英治の前に
吹き荒れる、新たな恋の嵐(ただし相手はノンケ)。

同級生の死が引き合わせた3人は
今日も一緒にごはんを食べる。
たとえそれが、かりそめの楽園だとしてもーー。

感想・レビュー・書評

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  • 寂しそうなのを察して一緒にいようかと言ってくれるの優しいな。
    結局ちゃんとふたりとも一緒にいてくれて、しかも誕生日を把握してサプライズしてくれて。
    ケーキと素麺が変な食べ合わせだとしても、それがかけがえのない思い出になる。

    乗り越えなきゃいけないものは自分の意に反して現れてそれはかっこいいものではなくただ苦手だったりする。
    周りにがっかりするたびに勝手に傷が深くなる。
    合理主義は愛情のある所に発生するもまた名言。
    部長が前の部署からの仕事を断ってくれるのが恰好良い。
    橋を渡るようにさりげなくけれど鮮やかに景色は変わる。映画を観ているような情感のこもったコマだった。
    ご飯を一緒に食べたいと思ったらそれはもう友情。
    友情を感じられる人が同じ部署にいるのは素敵だと思う。

    笑って流す度に自分の何かがすり減っていく感覚。辛いなぁ。

  • えー!? また、そんな終わり方ー!?

  • なああああああにを言っとるかああああ

    生きてるだけで偉い!

  • 風俗で説教しながら乳を揉む

    なんか変なこと言ってくるおっさんいたら言ってもいいかもね。笑

    ほんのり気遣える、そんな関係いいな❣️

  • 愛しているということは、そこに労力だけじゃないものを折り込むということだ。

  • 愛と仕事と友情と、みんなで食べるごはん。いい友だちは幸せ、美味しいごはんは救い。でもだからといって生きる上での問題が解決するわけでもなく…。優しくてつらくて切なくて嬉しくて、このあたりの微妙な揺れがたまりません。めっちゃ気になる次巻へのつなぎ。悲しいことにはならないでほしい(・ω・`*)。

  • 2020.
    誰にだって逃げる場所、縋る場所は必要でしょ。楽にいられる場所。

  • 帯『死なないためにごはんを食べて、死んでもいいような恋がしたい。』
    相変わらず文章が強いぃぃ。

    毎回台詞にガツンと殴られるマンガの一つがこのかしましめし。
    響きつつ殴られた台詞
    ⚫︎『ごはんを一緒に食べたいと思ったらそれはもう友情』
    ⚫︎『(ナカムラ彼氏おるやん、からの)今はね、でも明日はどうなってるかわからないじゃない。』
    ⚫︎『生き延びるために笑ってきたけれど、でもそれはゆっくりとした自殺に近いものだった』

    明るい雰囲気の中にある不穏さがリアルなんよなあ
    いつも不穏さが表裏一体というか紙一重というか。
    あと、おかざきさんが描く大きい男の人は毎回イケてる。瀬川くんかんわいいい。。エイジがキュンキュンなるんわかる。
    この3人がバドエンにならにゃええなぁと願います。

  • うん、そうだよね。
    わかってるけど、気持ちは別だよね。

  • 彼氏の帰還、優しい彼氏なのに24時間はいたくない、仕事への帰還と三者三様の同居生活。そこへ、美大時代の友人が写真展をやると案内が来て。それがすごく好みだったので…と。逃げ込める場所はいくつもあったほうがいい。ほんのりと気を使いあうゆるやかなつながり。それがどう転がっていくのか。以下備忘録的に。/ご飯を一緒に食べたいと思ったらそれはもう友情/俺たちは一度は信じた「永遠」をすでに一回失くしている。/生き延びるために笑ってきたけれどでもそれはゆっくりとした自殺に近いものだった/ああなるなんて思ってもみなかった。

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著者プロフィール

1967年長野生まれ。関西育ち。多摩美術大学卒業、博報堂制作局入社。デザイナー、CMプランナーの仕事に携わりながら漫画家デビュー。2000年、結婚を機に退社。現在3児の母。代表作に『渋谷区円山町』(集英社)、『サプリ』『&—アンド—』(ともに祥伝社)など。

「2012年 『だって、女子だもん!! 雨宮まみ対談集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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