- Amazon.co.jp ・マンガ (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396783167
感想・レビュー・書評
-
黒娜さかき 特集
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
黒娜さかき特集
-
『インタビュー』黒娜さんが好きなBL作品として桃山さんの「この世界でたった二人」を上げておられたのがとても嬉しい。この作品、大好きだ…なので黒娜さんにも任侠ものを是非描いて欲しい、と以前から抱いていた欲望がひしひしと頭をもたげる結果に(笑)
『かえってほしいの』黒娜さかき⇒無言のままに進む、茶髪と坊主頭のカプの日常の風景に猫が絡んで…まあ、とにかく、坊主受けに開眼してしまった!!エロい…
『宇田川町で待っててよ』秀良子⇒見知った人間から欲望を叩きつけられる恐怖が物凄く伝わる。興味本位で手を出すと痛い目に遭う、と言う、あの相手が悪い様で自分も後ろめたい感覚がある、と言う微妙な心の駆け引きがたまらなかった。
『美しい野菜』松本ミーコハウス⇒この作家さんは多分まだちゃんと読んでない。八百屋のハルちゃんのバックシャンな事…見惚れちゃうお尻とはこの事だ。
『ユラン』ある面でえすとえむさんの作品はJUNEに親しんだ世代の私のとっては「懐かしさ」を覚えたりする。
『天使か悪魔か』北畠あけ乃⇒挿絵以外でお目にかかったのが初。短編として秀逸だ…
『500年の営み』山中ヒコ⇒最終回。途方も無い時間の流れの中でも人の感情は風化しない。不思議なカタルシスを味わった。
『ニィーニの森』SHOOWA⇒ウルフのココへの献身愛に落涙…
『陽当たりの悪い部屋・後編』雲田はるこ⇒新宿ラッキーホール最終話。終わっちゃうのか…。斉木くんとレニのその後も読みたかった!!どこかで描いて欲しい…。苦味とサクマの過去をきっちり描いてくれて嬉しかった。苦味もサクマも切ないものを抱えている。苦味に男の味を教えるのに仕込んでいた間のサクマそのものが切ない。元々サクマはネコなんだろう。好きな相手に掘られる方が好きなんだろう。だから、仕込む必要のなくなった苦味に指一本触れなくなったんだろうなぁ、自分には必要が無いから。やはりくもはるさんは「表情の作家」さんだ。表情を「読み取らせる」のではなく、ちゃんと「描ける」作家さんだ。