年々彩々 (FCオンブルーコミックス) (Feelコミックス オンブルー)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 797
レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784396783389

感想・レビュー・書評

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  • 落語をモチーフに描かれている。
    落語について知識がないため、どこまで忠実なのかはわからないけど、わかりやすくて好き。
    ふとした表情とかたまらん。
    脛毛がある感じも好きなんだよ~。
    死神が着物のときと洋服のときがあり、両方かっこいいのだけれど、帽子をかぶってバーガーを食べている姿が特に好き。

    ***以下ネタバレ***
    金魚すくい~落語「貧乏神」より~
    働かず、嫁に逃げられ、あちこちに借金をしている与平と、その家に取り憑く貧乏神の話し。
    貧乏神は取り憑いた家の人間が働いた儲けを養分にして生きているから与平に働いてほしいのだけれど。
    仕方なく貧乏神が働くがそのお金も酒に使ってしまう。
    貧乏神は転職し死神に。

    ***
    デラシネの花~落語「寿限無」より~
    長生きをしてほしいとつけられた名前の影響で不死に近い身体になった寿限無。
    200年近く名前などを変えて根無し草で生きていたところに死神と偶然に出会う。
    不誠実に付き合ってきた寿限無は恨みを買って刺され、いよいよと思ったが、死神に名前を読んでもらうことで生き長らえた。
    同棲生活の二人も面白い。

    ***
    小向家の事情
    ゲイカップルのこども視点。
    自分が他の家とは違うことに気づいた葛藤と、その七年後。

  • じわじわときて、ほろっとした。

  • 落語シリーズ2作品+短編1作品。私は落語はさっぱり分かりませんが、とても楽しく読みました。貧乏神のびんちゃんが試験を受けて死神になったり、後書きのだめんずうぉーかーとか笑いました。淡々とした展開の中に、愛なのか情なのかそれとも両方なのか… 独特な雰囲気で面白かった。短編の「小向家の事情」は親が実はゲイカップルだったと分かる瞬間の子供のどうしようもない葛藤や想いがリアルでよかった。最後のオチも楽しかった。

  • 短編集…?と思いきや、死神さんが繋がってる連続ストーリー。最初はこんなダメ男にひっかかってーーー!とヤキモキするけれど、貧乏神であり後の死神が見せる妙な人間臭さに、なんとなく共感してしまったり。死神も、寿限無さんもどっちも死ねない体でありながら、ひどく「人間」を感じさせるそのバランス感が良い。面白かった。

  • 死神が美人でいい味出してました…!
    彼は、さみしい人の心の拠り所になってしまうキャラなのだけど、相手がどんなでも受け入れる、まさに母みたいな性格づけの神様でした。
    しかし、その日暮らしのダメ男については、若い時はいいけど、歳とったり病気したりしたらのたれ死ぬしかないわけで、怖いと思った。そのへんの危険や寂しさを受け入れるのと引き換えに、遊んで暮らしているわけで、悟ったように泣いたり騒いだりしないのが面白いキャラです。
    寿限無くんについても、とにかく寂しさが表されたキャラでした。彼の気持ちが純粋に恋愛感情なのかといえば、違いそうでした。
    それよりこのお話の主人公がラストで死神になっているところがいいです。彼が母のような神様ではなく、明確な気持ちを持つというのは、いいですね。

    同時収録の短編:ゲイ家庭の子の話。小ネタエピソードで味付けされていて個性があってすごいです。
    主人公の気持ちは語られないのだけど、ねじくれたと見せかけて、実は親たちが好きだったのだなあと分かるラストでした。(単に親と似たとかの話ではないと思います。)

  • 落語のネタを元にある貧乏神を通して繋いでいく昔と今。これは素晴らしい作品だと思う。これをBLという括りにするのは違う気がするし、その括りにすることで倦厭するのは勿体無いと思う。
    ただ最後の読み切りは読み終わった後ちょっとうんまあまあという気持ちがしなくもないが、表題作は本当によかったです。

  • 時は江戸、怠け者の与平と彼に取り憑く貧乏神。長屋で夫婦のような生活を始めた二人の行く末は、、切なくも優しい気持ちになれる表題作の他、舞台を現代に移し、貧乏神から転身を遂げたその後の「彼」のお話も見られます。現代舞台のお話は、死神が何故か死ねない身体をもったホストと関係を持つという不思議なテイスト。落語モチーフのBL 集。

  • 落語を元ネタにBLという新感覚。
    ダメ男具合が輝いてる人間。
    そして、貧乏神時代の登場シーンが頭から離れない死神(笑)とても気の長い恋?のお話でした。

  • 憑いた家の者を貧乏にするのではなく、貧乏から脱する様にする為の貧乏神と言う解釈が面白い。貧乏神と言う忌み嫌われる筈の日陰の存在を物ともしないダメ男の、弱さ故の優しさの為に死神になった下りは…ほろっと来た。落語がベースなのか…興味深い。人気作だが『宇田川町~』で色々考えたのだが、人気作であるんだろうけど自分には合ってないなぁ、この作家さんとは相性悪いんかも、と思ったんだが、同じようなモチーフを用いながらも自分の世界観をしっかり描いてしまうのは実力あってこそだ、と思ったし、似た作品にならないってのが凄い。同じ様な素材(落語)をどう膨らませるか、って想像力なんだろうなぁ。作家の個性とも呼べるものかもしれん。

  • いいすなぁ!落語を基にそう描かれますか。
    死神格好良い。

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