バラ色の時代 (Feelコミックス オンブルー)

著者 :
  • 祥伝社
3.64
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本棚登録 : 264
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396783457

感想・レビュー・書評

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  • (感想)

    お話としては面白いけど
    正直この攻めキャラの自分勝手さが気に食わない私(^^;)

    同じヤクザものでもいろいろ違うよね。
    最近読んだ「最凶シリーズ」では、とにかく受けにメロメロな攻め。
    自分の命かけても守るもの。

    だけど今回のお話は、
    自分勝手な攻めが自分の為に受けの人生を狂わすお話。
    言葉がまず少なすぎるだろ…
    ぼそっと攻めが自分の気持ちを伝えたからと言って、
    そこまで我慢できるんだ?

    執着してるくせに受けを大事にしてるように見えない。
    他の男に簡単に差し出すし、その男の娘を妻にするし。
    またこの娘が女という性を武器にしてくる。
    女の方にしてみても必死なのは解るけどさぁ…

    まぁ、きれいごとばかりじゃないけど
    もう少し受けに対して、ハッキリとした愛情が読みたかった。
    捨てられそうになってやっと少しずつ出て来たかなと思っても
    やっぱり受けばかりが我慢してるようにも見える。

    最後の最後に素直になったと思ったら「あと8年」…
    おいおいどこまで自分勝手なんだ?
    受けの前だけでは弱い自分もさらけ出せる攻めって
    嫌いじゃないんだけど
    それが一番最後っていうのがなぁ
    だったらそこから8年はちゃんと大事にしてやって欲しいけど
    どうなんでしょうね…
    また受けにだけ我慢させるのか?

    正直、受けの包容力が無ければあんたなんて捨てられてるよ?
    私がヤクザものに求める攻めキャラではなかったので星3つ止まり…

  • 右介と大和、右介と姐さんとの関係性というか、やりとりの感じが、時間が経つと共に変わっていくのが味わい深くていい!
    薄幸な右介が魅力的。大和にずっと付いていけたのって、自分のこと必要としてるって感じたからなのかな。右介は人との縁が薄いみたいだけど、情が深いな。
    大和の右介への強くて素直じゃない執着が垣間見えて切ない。あと、右介と姐さんが、お互いに傷つけられるけど、最後の方で何だか思いやれるようになるのがいいね。
    絵は線がなよっとして素朴な感じ。人の区別が少しつきずらい。あと、子供がちょっと不気味なのは、何らかの示唆を含んでいるのか…

  • ヤクザの組長と愛人兼お抱え闇医者の歪んだ共依存の話。
    男と女は助け合えるけど男同士だったら一緒に沈んでいけるしそれを二人で望んでいるということかなと。

  • 攻めが受けにしている仕打ちが全体を通してシビアで一言に愛情の裏返しというにはあまりにきつく人を選ぶ内容になっています。ラブラブで幸せいっぱいのライトBLが好きな方や流血や暴力、寝取りといったものが苦手な方には向きません。これはいったいどういう流れになるんだとドキドキして読んでいましたが攻めの真意…というか二人が迎えた結末には彼らにしか醸せない彼らの愛の形というか、しみじみくるものがあり結果的には良い話でした。
    あらすじ通り、20年近くにわたる男たちの長い長い捻じれた愛情の物語です。

  • これねえ、私の中の問題作。受けはいくらなんでもこんな自分勝手なことされて攻めの命令で他のおっさんに抱かれて...もう攻めから逃げるべきだと何度思ったことか・・・。こういう愛の形もあるのかもしれないけど、なんだか納得いかない。
    すごいイライラした!こんな男捨てちゃえよって!!
    でも、なんだか心に残るんだよなあ。ハア、何度も言うけど納得いかない...

  • ヤクザの組長・大和×愛人・右介。シビトさんでどんなヤクザ物語がとワクワクしながら読みました。そしてやっぱり一筋縄ではいかない感じが面白かったです。右介は敵対していた組長に差し出されたり大和の嫁とも色々あるしと酷い目にあってるのに、キスひとつで逃げられなくなってしまう… そんな右介の愛が深い、深すぎる!と思うけど、大和の気持ちがあまり見えないのが残念です。最後にちらっと大きくなった大和の息子が出てくるんですが、将来大和が息子と右介を奪い合う場面が浮かんでしまったわ…

  • 長い時間を断片的に切り取っているので写真集を見てるみたいだった。避けて通ってたというかこれがみたくないからBL読んでんだけど…というフェミコードをガスガス踏まれたけど不思議とそこまで不快じゃなかったのはキャラにすごい魅力があるからかな!?ラストの大和の笑顔に胸張り裂けそうになったわ…一コマでこの破壊力

  • 暴力団組長の息子・片桐大和は
    周りから恐れられ常に一人。
    ある日、図書室で医者を目指す都筑右介と知り合うが
    右介は大和がヤクザの息子とは知らず
    図書室で2人穏やかに過ごしていた。
    しかし………。

    実家の跡目を継いでヤクザの組長となった大和と
    彼の愛人兼闇医者となった右介の
    およそ20年に渡る関係を描いた話。
    ほの暗いと言うか…えげつないと言うか痛いBL。
    でも嫌いじゃない…
    なぜなら、愛があるから。
    ただ非常に歪んでる愛なので
    愛情を向けられてる右介にしてみれば
    堪ったもんでない…。

    好き嫌いに分かれる話だと思う。

  • ヤクザの組長×愛人兼闇医者
    高校の同級生だった2人。大和に無理やり犯された右介はそれから十年、ヤクザの組長になった大和に監視され続け、闇医者の傍ら愛人として身体を弄ばれる。
    取引で右介がほかの組長と寝たり、大和に妻が出来たり、子供ができたりかなり重い話ですが、かなり読み応えあります。早く大和の子供が成人しないかなあと思う傍ら、成人して組長の座を譲ったらまた何か問題が起こりそうだなあなんて考えてしまいました。
    すごく面白かったので友達に進めようかなと思います。

  • 面白かったけど、好きなのかって言われたら難しい。
    ラストが美しすぎた。

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