泥中の蓮 (onBLUEコミックス)

著者 :
  • 祥伝社
3.87
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本棚登録 : 444
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396783785

作品紹介・あらすじ

優等生弟とウリセン兄。
世界に二人だけならよかった—―。

両親を早くに亡くし、二人暮らしの橘(たちばな)兄弟。
しっかり者で真面目な弟・秋生(あきお)は、
男に体を売って金を稼ぐ兄・元春(もとはる)に恋をしている。

秋生が兄の乱れた性生活を不満に思わないのは、
兄がいつか誰からも見捨てられた時、
側にいられるのは自分だけだと信じているから—―。

巨弾新鋭・ためこうが放つ、業深き兄弟の歪な執着愛。

感想・レビュー・書評

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  • もともと、読み切りだった一話に、この泥中の蓮のすべてが凝縮されている。
    自分はクズでどうしようもないビッチだけど、弟には、優秀で品行方正で綺麗でいて欲しい。という兄の元春。
    そんなダメな兄に劣情を抱き、『優秀で品行方正で綺麗な弟でいること』につとめる弟、秋生。

    話を進めるうちに弟の黒い部分が垣間見えて、なんともゾクゾクさせてくるのですが、これは……果たして本当に泥中だったのはどちらなのか。そして泥の中、綺麗に咲く蓮だったのはどちらだったのか。……わかりません。

    ドロドロから始まって、やがて綺麗に収束したこの泥中の蓮。読了感がやけにすっきりとしていて、逆に病みつきになり何度も読み返してしまいそうです。汚くて、恐ろしく綺麗な、兄弟の話でした。

  • 出版社ペーパー付

  • 歪な兄弟愛。うーーーん。近親相姦のヤンデレ具合も珍しいレベルでもなく、ラストにちょっと意外な事実があったけど衝撃!って程でもなかったかな。期待したほどではなかったけど普通に面白かったです。さらっと読めました

  • 弟×兄。
    メビウスの輪みたいに裏と表がくるくると…。やっぱり狂っているのはどっち?という終わりかたも、最後にタイトルをもってくるのも計算された演出でした。

  • 闇属性の必読書でした

  • スタイルが比較的華奢なキャラを描く方でこの話の内容に合っていてとても綺麗だと感じました。
    両親を早くに失って二人で生きてきた兄弟。兄は体を売り反面弟は優秀で将来有望、泥の中にいる兄とそこに咲く兄にとっての唯一の希望の花の弟、という構図で描かれる兄弟愛…
    かとおもいきや二人の、こと弟の心情はより複雑で汚泥に塗れているどんでん返し(でもないですが)が個人的に好きな展開すぎて、ラストはグッときました。
    表面に出さずにじわじわ病んでる感じ好きなので本当にこの二人はツボでした。すごい良いところで終わっていて「えええここで終わるのか!」となったので続きがすごく読みたいです。

  • すんごいです…

  • 畳み掛け方が「最高」の一言。
    彼らは小さい頃からずっと二人っきりで、その小さな世界をずっと共有してきたし、それを他人に理解されたいと思ってない。

    彼らにとって大切なのは互いで、それ以上でも以下でも無い。捻れて拗れて、それでも答えは最初から出ていたのかも。

  • 兄弟ものの極北という評価は伊達じゃなかった…まさに行き着くところまで行ったという感じ。近親相姦は基本地雷なんだけど興味が湧いたので呼んでみたら、ものすごいんだけど絵の美しさもあって退廃の美を感じた。鬱くしいという言葉が合う〜。ラスト本当にどっちがやばいのか、本当に背筋がゾクッとする。地雷だけどすごいという点で☆3だけど実際は☆3.5くらい。

  • 仄暗い退廃的な雰囲気が好み。病んでるのは弟だけかと思ってたら、最後の最後で兄の方が病んでてびっくりした。身売りしていつ途中で歪んでしまったのかなぁとは思う。共依存の歪んだ愛情と背徳感が素敵な作品でした。兄の視点に立って再読したい。

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