泥中の蓮 (onBLUEコミックス)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 1173
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396783785

感想・レビュー・書評

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  • 歪な兄弟愛。うーーーん。近親相姦のヤンデレ具合も珍しいレベルでもなく、ラストにちょっと意外な事実があったけど衝撃!って程でもなかったかな。期待したほどではなかったけど普通に面白かったです。さらっと読めました

  • 弟×兄。
    メビウスの輪みたいに裏と表がくるくると…。やっぱり狂っているのはどっち?という終わりかたも、最後にタイトルをもってくるのも計算されつくした演出でした。

  • 闇属性の必読書でした

  • スタイルが比較的華奢なキャラを描く方でこの話の内容に合っていてとても綺麗だと感じました。
    両親を早くに失って二人で生きてきた兄弟。兄は体を売り反面弟は優秀で将来有望、泥の中にいる兄とそこに咲く兄にとっての唯一の希望の花の弟、という構図で描かれる兄弟愛…
    かとおもいきや二人の、こと弟の心情はより複雑で汚泥に塗れているどんでん返し(でもないですが)が個人的に好きな展開すぎて、ラストはグッときました。
    表面に出さずにじわじわ病んでる感じ好きなので本当にこの二人はツボでした。すごい良いところで終わっていて「えええここで終わるのか!」となったので続きがすごく読みたいです。

  • すんごいです…

  • 畳み掛け方が「最高」の一言。
    彼らは小さい頃からずっと二人っきりで、その小さな世界をずっと共有してきたし、それを他人に理解されたいと思ってない。

    彼らにとって大切なのは互いで、それ以上でも以下でも無い。捻れて拗れて、それでも答えは最初から出ていたのかも。

  • 兄弟ものの極北という評価は伊達じゃなかった…まさに行き着くところまで行ったという感じ。近親相姦は基本地雷なんだけど興味が湧いたので呼んでみたら、ものすごいんだけど絵の美しさもあって退廃の美を感じた。鬱くしいという言葉が合う〜。ラスト本当にどっちがやばいのか、本当に背筋がゾクッとする。地雷だけどすごいという点で☆3だけど実際は☆3.5くらい。

  • 優等生弟×ウリセンの兄。兄は本当にクズなんだけど、弟はその方が嬉しいみたいっていうの萌えた。時間をかけて弟は兄をやっと自分のものにする。兄は諦めて弟のものになったかに見えるが実は兄がそうなるように仕組んだことだった、というオチ。そういうのすごく好きなんだけど、個人的にはオチの前にあれ?もしかして?というのを何ヵ所か設けて欲しいというのがあるんですよね。いきなり過ぎるのでね……
    お話は暗くてそれこそドロドロなんですが絵柄がサラッと可愛いので重苦しいの苦味な方でも大丈夫かも。

  • 高尾滋さんの推薦帯『歪で瑞々しい。』に惹かれて。装丁も美しい。
    優等生弟×売り専兄の兄弟もの。面白かった!
    『自慢の弟』を演じ続ける秋生と、目的のために『いい兄』のフリをし続ける元春。
    お互いが泥の中にいて、お互いがそこに咲く蓮だったってことなのかな。

  • 弟×兄。
    2人とも同じ方向を向いて狂ってた。
    ハッピーエンド。

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著者プロフィール

ためこう
広島県出身の漫画家。蜂宮よう子、成平こうじろうという別名義がある。
少女漫画でデビュー。「花とゆめ漫画スクール」で月の1位になり、本誌で受賞作として掲載。代表作に、『ララの結婚』『カッコウの夢』など。

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