カレは男とシたことない。 (onBLUEコミックス)

著者 :
  • 祥伝社
3.58
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本棚登録 : 120
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396783808

作品紹介・あらすじ

元同級生の
平凡ノンケ×オカマちゃん、
肉体関係未満。

平凡なリーマン・美園幸雄(みそのゆきお)は
姉の結婚で、元同級生・市原聖(いちはらひじり)と親戚になった。
聖は、義兄の〝弟〟であるはずが、
女子にしか見えない〝オカマちゃん〟になっており、
幸雄は一緒にいるとドキドキしてしまう。
ある日、酒の勢いでキスをしてしまった2人は、
その先の関係を意識し始め——。

大ヒット婚活ラブ[カレは女とシたことない。]の弟BL、ついに登場!

感想・レビュー・書評

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  • カレは女とシたことない、のスピンオフ。BLなので勿論ですがこっちのが断然すき。女装してるけれど男として愛して欲しいってのがぐっときた。女の子になりたいとか心が女っていうのとはまた別物なのよね。一番すごいのはあの太った友人。実際、ああいう人ってモテるよね

  • スピンオフ、という位置付けなんでしょうけど、本編よりも好きでした。村上くんが素敵です。モテるだけある(笑)。

  • 『彼は女とシたことない。』のスピンオフ
    ↑読んでいなくても大丈夫です

  • いやー、これは質が高い。まぁ、前作の『カレは女とシたことない。』のクオリティが良かったから、こちらも絶対、私のストライクゾーンど真ん中だって確信はあったけど、まさか、これほど、強烈にぶつかってくるなんて想定外だった
    前作を読んでいて、なおかつ、タイトルを見れば察せる通り、内容は『カレは女とシたことない。』でも重要な役どころだった、市原聖(♂)と美園幸雄(♂)の同性愛を描いている
    しかし、あえて断言するが、この恋愛ストーリーは男でも、いや、むしろ、男の方が楽しめるのではないか、と。ゲイの人を元気づける意味合いもあるが、どちらかと言えば、ノンケの男の視野を広げるって感じだ。『腐男子高校生活』(みちのくアタミ)にも近いが、どちらかっつーと、月刊アクションで大好評連載中の『弟の夫』(田亀源五郎)を読んだ際に抱く印象と重なるモノが、この『カレは男とシたことない。』にはあった
    もちろん、無理強いはしない。ただ、今の世の中、同性愛から目を逸らすのは難しくなっている以上、自分だけの考え方を持つ為にも、男はBL漫画を読むべきだと私は考えている。何も知らず、感じてもいないのに、ただ、世間一般の風潮に流されて、同性愛者を直接ないしはネットで叩くのは失礼云々の前に、自分の品性を貶める自傷行為にしかならないだろう
    否定結構、だが、拒絶するならば、その理由を自分の言葉で説明できるようになってからリングに上がれ、と思う私は過激か?
    内容こそ、BLだが、大衆受けしそうなシチュエーションを詰め込んだだけの薄い少女漫画より、よほど、ストーリーが組まれていて、読みやすいかっつーと微妙だが、不思議とグイグイ引き込んでくる力を感じる
    幸雄が聖に人間として惹かれていき、友愛から恋愛の「好き」へスッと変わっていく過程が丁寧に描かれているからだろうか
    肉体描写、まぁ、オブラートに包まないで言うと、ヤッてるシーンが濃い目に描かれているので苦手な人は、ここで「ウッ」とはなるかもしれない。私は、これまで、他のBLで耐性が出来ているので、さほど気にならず、むしろ、このシーンがあってこそ、満点にする価値がある、と感じた
    だが、この『カレは男とシたことない。』で最もキーパーソンとなっているのは、意外にも、村上さんだろう。何となくだが、「さん付け」で呼びたいキャラだ。やっぱ、現実でも、漫画でも、愛嬌のあるぽっちゃりの発言には妙な説得力が宿るもんなんだろう。親友の悩みでも、悪い意味じゃない方の他人事と考え、茶化しつつも要点を抑えた助言をくれる。そういう友人は貴重だ
    お勧めの話は、何と言っても、巻末のオマケ漫画だ。姉にとんでもない場面を見られつつも、何だかんだで受け入れられ、ぎくしゃくとしないトコは凄い、と思う反面、旦那の方は頭が回らず、フリーズしちゃっているトコが、これまた現実的だな、とつい笑ってしまった。私は同性愛に抵抗はないけど、さすがに、知人らがシてるシーンに出くわしちゃった時、孝信さんと同じ反応になっちまったからなぁ
    この台詞を引用に選んだのは、深さがあるからだ。人間ってのは、つくづく、感情を優先して行動しちゃう生き物。全部を受け入れようなんて、理想論に過ぎない。もちろん、思うのは個人の自由だが、受け止めきれず、パンクしてしまった時、自分だけじゃなく相手も傷つける事になるってのは重々承知していなければならない。言葉や動作で、ちゃんと、コミュニケーションを図って、お互いを受け入れられる部分を、じっくり手探りで見つけていくしかないんだろう。人間ってのは、ホントに面倒くさい。でも、そこが素晴らしいんだ

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