赤のテアトル (Feelコミックス オンブルー)

著者 :
  • 祥伝社
3.76
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  • (10)
  • (3)
本棚登録 : 753
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396784140

作品紹介・あらすじ

昼は気丈な社長
夜は淫らな娼婦

側近ゴーストデザイナー×淫靡で健気なミューズ

パリのファッション界で、
一躍名を馳せた女性靴ブランド・アバルキン。
その急成長の裏には、秘密があった。

それは淫らな肢体とむせ返るような色香で業界人を惑わす、
美しき青年社長・ユーリの枕営業…。

そんな娼婦まがいのことを夜ごと繰り返すのも、
すべては愛しい側近のゴーストデザイナー・アダムの夢を叶えるため。
彼を繋ぎとめられるなら、たとえ利用されていても構わないと
気丈に身体を差し出すユーリだったが―――。

独占欲に葛藤するゴーストデザイナーと
歪んだ愛を捧げる健気なミューズの
めくるめく逆転主従ロマンス・ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • まず、表紙から楽しませてくれます。美しいユーリ、そして表紙をめくるとアダムが、、、
    二人の関係性は恋ほど優しいものではなく、愛ほど尊いものではない。と、思っていたけれど、読み進めていくと、なんて不器用に恋してなんて下手くそに愛を伝えているのだろうと思いました。
    二人はただ、ハイヒールを通してでしか気持ちを伝えることができず、自分の価値を相手に伝えられていなかったのかもしれないです。
    アダムがユーリを好きすぎてぶっとんでるなぁと思っていましたが、そんなアダムを受け入れ求めるユーリは本当に綺麗でした。
    きらびやかな社交界に二人の居場所は無くなってしまっていたけれど、二人が本当に欲しかったものはそんな世界ではなく、ありふれた幸せだったのだなと、、、
    こういう攻めが受けにひっぱられてヤバさを露にしてくる感じ大好きです。

  • 学園ものからシリアス、ラブコメまで様々なジャンルの作品を描ける緒川センセ。
    「カーストヘヴン」の続巻も待ち遠しい中、届いた新作は側近ゴーストデザイナー×健気なミューズの主従逆転ラブ。
    赤いハイヒールが物語の核になっているのが一目でわかる、インパクトある表紙レイアウトが秀逸です!

    パリのファッション界で超有名なブランド靴店、「アバルキン」がどうやってそこまでのし上がってきたかを描いたストーリー。
    ゴーストデザイナー、枕営業、ハイヒールを履いたアンドロジナスのミューズ…などなど、衝撃的な話が次々と飛び出し息つく暇もない展開で、しかも時代の潮流にのってるというか…ジミー〇ュウとか、ルブ〇ンとか美しいけど歩けない靴wあれこれ思い浮かびましたよww
    描かれてる靴がホントに美しかったです。そして、気がつけばどっぷりとテアトルな世界観に引き込まれていました。

    ユーリが表向きはとても強気で、枕営業するのもブランドのためと大胆で平気そうに見えるのだけど、実は愛する男が靴を作り続ける場所を守るためという健気な理由だったりするんですよね…
    それなのにアダムときたら、靴を愛するあまりそんなユーリの献身を利用していて、最初は冷たい印象でした。
    アダムは常にユーリを気遣い守っているようにみえるけど、アバルキンのミューズという看板だから大事にしてるんじゃないの?という疑問がついて回り…
    エロ的にも本命とじゃなくて、モブばっかだったので大変切なくなりました。
    …しかし!そんな関係が終盤に大激変します。劇的でした。
    きっと、アダムはユーリを愛することが怖かったのかもね。
    そんな感じのすごい初Hシーンが、めちゃエロ激しかったですw二人はSM的にすごく相性ピッタリなのではないかと思われる場面がいろいろ。ユーリはM認定のエロい身体です。萌えました。

    そして、最も衝撃的で萌えたのがカルロスとミハイルの関係でした!!ライバル社社長とユーリの叔父さんにそんな秘話があったなんて、鼻血出そうになりました…!
    エロい、エロすぎるミハイル!

    ただエロいだけじゃなく、ファッション界の裏側が興味深くて、美しい靴とそのミューズをめぐっての愛憎劇が圧倒的で、まるで上質な映画を観ているような気分になりました。
    その後のアダムとユーリは穏やかな幸せに包まれていて心穏やかに読み切ることができました。
    全体通して圧巻の読み応えでした。

  • 素晴らしい世界観ー‼︎
    落ちるとこまで堕ちちゃう感じ好きー!
    闇の腐女子としてはアダムが死んで取り残された後のユーリが見たかったけど。
    黄昏ってこんなかんじかな?
    金持ちおぢたんに犯されるユーリ、それを見るアダム。
    アダムはアバルキンを得るためにユーリを利用しているんだけど実はユーリにも依存していたんだねぇ
    叔父の前で狂うアダム最高!
    こんなに狂ってしまう攻めはあまり見ないよねぇ
    (蟷螂の檻の典彦と似てるww)

    一巻完結漫画で汚い世界も穏やかな日々もなんなら叔父たんの素性まで描けちゃうんだからやっぱり長い間描いてきた方は違うね…
    物足りなさ一切なし!

    個人的にはカルロスとミハイルの番外編が良かった!
    オジ好きモブ好きの不憫な主人公、イカれた攻め好きの闇の腐女子にはハマる\(^o^)/←

  • 記録

  • DMMのセールで購入。平成だなぁ!!

  • 初めて読んだ緒川千世。
    靴が好きなので、少し試し読みしてから買いました。
    じわじわ共依存していく過程がほどほどに狂気的で好み。
    特別絵が上手いという感じではないと思いますが、ユーリはとても魅力的でした。ミューズとしての蠱惑的で危ういユーリも、アダムの前で見せるどうしようもない子供みたいなユーリも、どっちもかわいい。
    最後は2人としてはハッピーエンド。華々しく活躍する二人も、平和に穏やかに暮らす二人も、どちらも良かったです。

  • ユーリのセリフ『服を脱ごうともアバルキンは脱がないよ』がとても印象に残りました。ハイヒールがよく見える丈の短いスーツ、コルセットと色々な靴と洋服の組み合わせが美しいです。
    お互いがお互いに向ける愛の関係性が好きです。
    表紙の絵に惹かれた方には是非オススメしたいです。

  • ★3.5。作品としての完成度は高いけど、倒錯過ぎてスッキリしないモヤモヤが残る。結局、靴のデザインで売れたのか受けが性的な接待?をしてたから売れたのか?とにかくモブとの性行為に引いてしまった。攻めの真意も心情もキャラもよく分からなかった…。

  • 溺れて壊れて終わってしまうだけじゃなくてよかった。まだお互いに溺れてるままなのも-_-b

  • 本命以外と寝るのに少し抵抗感があるのでどうかなと思いましたがストーリーがしっかりしていたので
    問題ありませんでした。
    最後は幸せに暮らすことができて良かった。

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