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Amazon.co.jp ・本 (316ページ) / ISBN・EAN: 9784400324935
作品紹介・あらすじ
大きな影響力を持つ三人の女性神学者の思想を精査し、フェミニズム(神学)とクィア(神学)に共通する課題と断絶の双方を明らかにする。「クィア神学」の多様な内実、その課題と可能性を展望する。類書に乏しいクィア神学に関する本格的な研究書。
感想・レビュー・書評
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11
初期には
白人ゲイ男性が圧倒的多数の担い手であった「クィア神学」
35
日本でクィア神学を牽引してきたのは
日本基督教団の教師である堀江友里
堀江はレズビアンであることを公表し
日本のキリスト教会に巣食う同性愛者差別、女性差別に抗議
性的少数者のキリスト者のネットワークづくりを行ってきた
71
ヘイワードは
神学の伝統の中で
アガペー
エロス
フィリア
と区分されてきたことに意義を唱える
185
下品な神学
アルトハウス=リードが用いるメタファー
神とディープキスをする
クリトリスの快感によって身ごもるマリア
乱交の神
性的にあからさまな解放の神学
186
神学を語るために性的メタファーを使うのは珍しいことではない
「聖書は性的メタファーに満ちている」
203
クィアな神
神こそ何よりもクィア
204
クィアな神が
性的マイノリティを受容する神、異性愛規範を超える神というだけの存在でなく
レズビアンやバイセクシャル、トランスヴェスタイトたちが、自分たちも神の子であると主張し
209
アルトハウス=リードは、サドやクロソウスキーといった文学者たちの作品に言及しながら
性規範からの逸脱と身体的快楽の追求、SM実践などのフェティシズム、そこに見出される聖性を高く評価し
そうした文学を、神学の「解釈学的なツール」として用いる必要性を論じる。
211
キリスト教は神の受肉を唱え、身体・物質を通して私達に現れる神を信じてきた。
220
ドゥルーズは、存在というものはすなわち差異であり
あらゆる存在がそれ自体に対して異なり続けるもの
変化し続けるものであるという認識を土台にして
自己同一化を拒み続ける差異
3人の女性神学者たちの思想考察
①フェミニズム神学とクィア神学に
共通する課題と断絶の両方を明らかにする
②クィア神学の多様な内実を明らかにし
その課題と可能性を整理する
下品な神学の可能性を探究
キリスト教の抑圧的な規範にもがき苦しみ
問い返す。
ポストコロニアルの視点からクィア神学を探究
アジア諸国を侵略した歴史
身体について
経験について
エロティシズムについて考えていく
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