音楽風景 ロックというアメリカの出来事

  • シンコー・ミュージック (1991年11月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784401613458

感想・レビュー・書評

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  •  プレスリーの音楽的バックボーンとなった黒人音楽、カントリー、ジャズ、ブルースからロックの誕生までを辿る。
     著者のプレスリーとアメリカを愛する気持ちがそうさせるのかもしれないが、文章の勢いが凄く、熱意が伝わって来る。そのせいか情報量が多くて何度も読むのを中断してしまった。また、愛するがゆえかアメリカ社会の批判は鋭い。アメリカ人が憧れとして持つフロンティアスピリットや資本主義に絡め取られてしまった競争社会のアメリカの姿、なぜアメリカが他国に干渉を続けるのかなど今のアメリカが少し理解できた。
     生活としての音楽や、差別や貧困の中の怒りや悲しみを共感するために生まれたブルースやカントリーが、一方ではそのスピリットが継承されつつも、一方では広く好まれるよう作り直され世の中に広まり消費されて消えていく。後者を著者は本物ではないという。
     ロックがなぜ10代の若者を目覚めさせるのか?そのロックの持つ奥深さを感じることができた。

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著者プロフィール

片岡 義男(かたおか・よしお):1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、1974年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。1975年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。

「2024年 『日本語の外へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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