ロックの美術館

著者 :
  • シンコーミュージック
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本棚登録 : 50
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784401637195

作品紹介・あらすじ

ロック史と美術史をマッシュアップして、ポップ・カルチャーをキュレーションする。紙上の非実在ミュージアムへようこそ。音楽が情報化=脱物質化する21世紀のロックの新たな可能性を探る-ロック・ファンのためのアート入門、デザイナーのための音盤ガイド。

感想・レビュー・書評

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  • イイですね、こういうの。
    ジャケットが江口寿史。説得力あります笑
    ただ、これは好みの問題、あるいは
    性格の問題かもしれませんが、
    ハミ出したアートワークは、
    あまり好きでは無いんですね。私は。
    私はCDプラケース派という絶滅危惧種
    なのですが、
    あの決められた枠の中で、
    アートで勝負してほしい、と思うんですね。
    このへんが、アート才能の無さであり、
    ロックじゃないところですね笑

  • 圧倒的な固有名詞から歴史を紐解く

  • ロックやポップスのCD,レコードのアートワークの解説をベースにしたアート論。著者の知識とカバー範囲の広さに脱帽。特にオバマ前大統領の「Yes, we can」のくだりで「ボブとはたらくブーブーズ」まで言及してくれたのはわが意を得たり!だった。あと、マドンナのブランド戦略の回の冒頭でいきなり「んマダーナ、最高。と、まずはそれっぽい発音で感嘆してみる。それが、マドンナの新譜『MDNA』を聴いて驚かされた僕の最初のリアクションだった。」には爆笑。
    とにかくロックとアートが好きな人は全員必読!
    あ、それから表紙の江口寿史のイラストもサイコー。これでっかいポスター額装にして部屋に飾りたい。

  • 2015/12/23購入
    2020/9/6読了

  • これまで語られることの少なかったロックと芸術の歴史と関係性が、まとめて紹介されている一冊。ロックミュージックとポップアートを中心に、有名なアルバムや絵画について、意外に知らなかったことが書かれており、発見が多かった。CDジャケットや関連の画像がきちんと引用・掲載されているなど、編集者の細かい気配りもうれしい内容だった。

  • アート、ポップカルチャー視点から見る、ロックに関する美術関連トピックといった感じ。ロックとして取り上げるのは、ジャケットのアートワークにとどまらず、表現全般へと広がる。
    手前勝手ながら、アートワーク中心に掘り下げる内容かと思っていたので、その点でちょっと期待が外れた感あり。

  • CDジャケットのカタログみたいなものかな

    シンコーミュージックのPR
    「CDのアートワークを読み解くと、ロックとアートの歴史と現在、そしてポップ・カルチャーの未来が見えてくる。
    月刊誌『クロスビート』でロック周辺のアート&デザイン事情を専門に執筆する美術評論家・楠見清の連載が遂に単行本化! 音楽と美術、グラフィックとイラストレーション、映像とオタク文化、ジャンルと国境を越えた稀代のクリエイター総勢150人の作品が仮想のロック美術館に並ぶ。今までありそうでなかったロック・ファンのためのアート・ガイド/デザイナーのためのロック入門。
    表紙イラストは江口寿史描き下ろし! 」

    I Get Around The Media 楠見清のメディア回游
    http://d.hatena.ne.jp/donburaco/

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著者プロフィール

楠見 清(くすみ・きよし):1963年生まれ。美術評論家。『美術手帖』編集長を経て、現在は東京都立大学准教授。著書に『ロックの美術館』、共著に『もにゅキャラ巡礼──銅像になったマンガ&アニメキャラたち』『20世紀末・日本の美術──それぞれの作家の視点から』、分担著に『現代アート事典』『絵本の事典』など。展覧会企画に「KRAZY!」共同キュレーター(バンクーバー美術館、カナダ)、「江口寿史展 彼女」監修など。

「2023年 『無言板アート入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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