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Amazon.co.jp ・本 (544ページ) / ISBN・EAN: 9784401640195
感想・レビュー・書評
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https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/TB90321932
ハロルド・C.ショーンバーグ (著), 後藤泰子 (翻訳)、シンコーミュージック
かつて中河原理・矢島繁良共訳により現代芸術社から出版されていた名著の新訳。
旧著は永らく絶版のため驚愕の古書価格で取引されていた本のうれしい新訳が出版された。
「ピアノ音楽の巨匠」とは、どの時代のものからを取り上げられるのだろうか。
我々が耳で確認できる「録音」が残されたのはエジソンが蓄音機を発明した直後から、
つまりせいぜいブラームスからである。
ショーンバーグは音楽評論家として初めてピューリッツァー賞を受賞したジャーナリストとして知られている。
本著は、過去の文献の重箱をつつくが如く著名ピアニストの隠れたエピソードを面白ろおかしく紹介している面はいなめない。
しかし、ピアニストとしての卓越した手腕を賛美するのみでは面白くもなんでもない。
例えば超人と尊敬されているピアニストが苦悩している姿をエピソードから抉り出し、
若手天才ピアニストたちが権威を振るう老ピアニストに対し、ギャグ的嫌がらせを仕掛けるなどの逸話を取り上げる。、
いつの時代をテーマに置いても、人間であるからこそのエピソードが紹介されているわけだ。
クリストフォリがピアノを発明した18世紀から話が始まるが、J.S.バッハがジルバーマン制作のピアノ弾いたその瞬間から本書の物語が始まる。
ベートーヴェンのピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」が出版社から出版を拒否された理由は演奏が難しすぎて誰も弾けないだろう・・・。
ベートーヴェンがそれに対してなんと言ったか。
「50年後には弾ける者が現われる!!」
(推薦者:人間発達文化学類 横島 浩先生)詳細をみるコメント0件をすべて表示
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