昭和歌謡ポップスアルバムガイド 1959-1979
- シンコーミュージック・エンタテイメント (2015年7月29日発売)
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感想 : 4件
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784401641420
みんなの感想まとめ
日本の歌謡ポップスの歴史を深く掘り下げた一冊で、戦後のロカビリーから80年代前半までの流れを豊富な情報で紹介しています。作詞家や作曲家、アレンジャー、プロデューサーなど、重要な人物の系譜やエピソードが...
感想・レビュー・書評
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以前読んだ「職業作曲家ガイド」のシリーズなんですかね。同じデザインの表紙です。
まずカテゴライズからいい。
大きく4つに分かれてましてまずは「ロカビリーからエレキブームまで」とし、ロカビリー、三人娘、シャンソン、ラテン、エレキをそれぞれのレコード会社の特色を踏まえて細かく紹介してくれます。
続いて「GS黄金期」。ここでも各レコード会社ごとのGS興亡と歌う俳優、お色気、情念、やさぐれ、ボサノバなどを紹介。
さらに「筒美京平の世界」では平山みきに代表される都会派ポップス、ソニーのベテラン再生、ディスカバージャパン、ソニーとビクターのアイドル対比、ベンチャーズ歌謡、ちあきと由紀、ジュリー、70s男性アイドル、アフターGS、ひろみ五郎などなど。
最後は「歌謡曲黄金時代」。ソニーvsビクター(百恵淳子)、キャン、異国、セクシー、フォーク、キッズ、ジャニ、全日本歌謡選手権、平尾昌晃、ソニーvsビクター(フォークとディスコ)、ピンク、ショービス、宇崎系、アダルト。
間に挟まれるコラムや作曲家作詞家紹介、インタビューも充実の内容で、全てのページに17名の執筆者の知識とセンスと愛が感じられる。
感想とか書いてたらキリがないのでどうしても備忘録にしておきたいことだけ。
筒美京平や橋本淳ら超一流が平山みきの才能を愛してやまないのは他でも読んできたが、今回彼女の声に対する評を読んでようやくなんとなく(まだなんとなく)理解できた。
曰く「ドスが効いたゲロゲロを投げ出すかのような歌唱法。不良少女がそのまま大人になったかのような、捨て鉢で気だるく刹那主義的でふてくされた表情の裏にやるせなさと寂しさがベッタリと張り付いた、港町ヨコハマの夜の声。」
ん んんん なるほど。
「捨て鉢で気だるく刹那主義」までは演技で出来る。しかもそんなに難しくない。他のアイドルだってやってる。でもふてくされてるのにやるせなさと寂しさと言われたらいきなりむずくなる。
平山みきが港町ヨコハマの夜の擬人化だとすれば一流の作家たちから「表現者」として愛されたのも頷けるわな。
酒井政利インタビュー。歌手の中に入り込む作詞家として沙織と有馬、百恵と阿木をあげる。
金井克子の「女王蜂」のイメージから同タイトルを歌わせたり、沢田玉恵は惜しかったとするのもいい。
安井かずみの作詞に偶然居合わせた加賀まりこ。
「格子戸は潜り抜けないわよ」
ディスカバージャパンと演歌の違いを作詞作曲編曲の出自で説明してくれている。だから新しいのに古いのね。
石坂まさをって演歌のイメージだったけど明菜のカリビアン作詞なのね。ありがとうございます。
てかDearFriendのカップリングだっけ?印税ってAもBも同じ扱い?だとすれば明菜ちゃん1曲だけでも存在感のあるものになりましたな。
いい歌だしあれ。
ソニーvsビクター
季節感叙情感文学的なソニー
大衆的スピード感軽快なポップスのビクター
一般大衆に響くビクターは爆発もあるけど下降も早いと。こういうのは子供の時に教えてくれないと。もう。
バーニングの第一号歌手は陸上自衛隊あがり。
あー。うん。なる。ほど。
「よろ哀」と「真夏の夜の夢」がテレコだったら
本当それだよねー。てかどっちも良さげ。
なんかそういうのってあるよね。例えばワンダーブキと夏のお嬢さんがテレコだったらとか。太田裕美と高田みづえのテレコとか。
辺見マリのお色気歌唱を「どうかしてる」
夏木マリのアルバムを「とっちらかってる」
「木綿ハンカチ」あれはドラマー松本隆(田舎に残る女性)と作詞家松本隆(都会に出ていく男性)なのだとする解釈。嫌いじゃない。
ビクター小澤榮三インタビュー
青江三奈と森進一やりたかったけど先輩担当になった。演歌ではなくポップスやらせたかった。
2年だけキャニオン。そこで明るい歌を歌っていた東宝から移籍の研ナオコを「あばよ」でブレイクさせる。ビクターに戻ったら桜田淳子が伸び悩んでいた。担当ディレクターを変えて(元岩崎宏美担当)キャニオンの時にパイプができた中島みゆきに連絡するように指示。出来た歌が「しあわせ芝居」。また、ヒットが続いていたが同じような作品ばかりになっていたし、筒美京平も歌が上手いため実験台っぽくしていた感のある岩崎宏美。担当ディレクターを変えて(ピンクレディ担当)新しい作曲家にし(三木たかし)出来たのが「思秋期」とな。
桜田淳子の担当Dを変えたこととしあわせ芝居制作は他のネット記事にもあるのでまぁそうなあとは思うけど、岩崎宏美は1977から筒美京平を一旦オフって大野克夫、川口真、三木たかし、穂口雄右と一回りしてたよね。(んで筒美京平に戻る)
思秋期は9月発売だけど録音は確か6月とか。
んーまぁ細かいことはいいか。多分本当だろう。
硝子坂がカバーだってのは知ってたけど木之内みどりのアルバム(しかもタイトル)発売から1ヶ月後なの?それってレコーディング時期どっちが早いか分かんなくない?みどりはキャニオン、みづえはテイチク。てことはどっちもバーニングなのかな。にしてもねぇ。なんかエピソードありそうだな。
ピンクはあのままUSにいたらとんでもなく売れていた「かも」知れないよねぇ。まぁどれだけ売れても金は結局広島の89(以下自粛
郁恵デビュー評「アップテンポの曲を張った声で高らかに歌う芸風はすでに確立」
芸風って。
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戦後のロカビリーに始まりベストテン番組の終焉する80年代前半までの日本歌謡ポップス史。作詞家、作曲家、アレンジャー、プロデューサーなどの重要人物、それぞれのジャンルの系譜など、興味深い情報がぎっしり。流し読みするにもできないもったいない内容の濃さ。
あのドラクエのすぎやまこういちさんて元々はフジテレビのディレクターだったのね( ゚д゚)
久々カラオケ行きたくなりました。 -
アルバム収録曲の字が小さい。読んでいて目がチカチカした。誤植もう少し減らして! 執筆陣に文句はない。ミュージックマガジン系のディスクガイド本とかぶる人も多いがちょっと肌触りが違う感じ。
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小さい頃に何気に聞いていた曲たち。昔は曲の寿命も長かったなーと思ったり。凄い内容量で圧巻です。読み応えあります。
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馬飼野元宏の作品
