ビジネスマンのための(こっそり)ジャズ入門

  • シンコーミュージック・エンタテイメント (2016年10月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784401643400

みんなの感想まとめ

ジャズの魅力を初心者にもわかりやすく伝える本書は、独自の視点からジャズメンをビジネスマンに例えることで、親しみやすさを演出しています。著者は初心者の心情を理解し、各曲や演奏の特徴を興味深く紹介。これに...

感想・レビュー・書評

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  • もしジャズメンがビジネスマンだったら、という入門書です。最近推しの我らがセロニアス・モンクさんはというと…〈出社禁止の技術課長!〉ヤタ━ヽ(´∀`*)ノ ━!!!!確かに!さもありなん。
    ◎ ◎ ◎
    せっかくなので、ジャズメンを芸術家に例えてみるとどうなるでしょうか?…ん??
    {妄想ターイム……ホワンホワンホワワワーン}
    .。。゜◯。゜o(´-`).。oO(妄想中).。。。゜◯゜
    例えばマイルス・デイビスは、破壊と創造、常に進化を目指したという意味で音楽界のピカソと言えるのではないでしょうか、とか。例えば日本人に一番好かれたピアニスト、ビル・エヴァンスは人気画家ルノワールみたいですねとか。例えばビバップ創始者の一人、チャーリーパーカーはゴツゴツした激しさからゴッホになんとなく重なる?とか。(完全に個人の妄想です)
    モンクさんはどうでしょう?う--ん、難しい。
    繊細でいながら自由で詩的、かつビバップの立役者でもあり、天才的な芸術センスをもつ人…。
    もしかしたら、独自の画風を<印象派>と揶揄され理解されなかった遅咲きの大家、モネ…なのかもしれません。
    いや、モンクは作曲もしたし、後進の育成もしうたことから現代画の父セザンヌではないか…。うー迷いますね…。
    というかそもそも芸術家を芸術家に例えるのはナンセンスかもしれません…。ヾ(≧ω≦*)オーイッ
    ◎ ◎ ◎
    本書はこっそりでなく〈堂々〉とジャズを勉強する良い本だと思います。

  •  本屋で見かけてつい買ってしまった。
     こうしたおバカなJAZZ指南書、嫌いじゃない。
    「ジャズマンをビジネスマンになぞらえてみたら」と、ターゲットの読者層は著者とも年代の近い40~50代のサラリーマンだろう。その喩えが「なるほど納得」、「ぐっと親近感が増」すかどうかは、読む人次第だろうけど悪くない。

     まずはマイルス・デイヴィス。部下に常にクリエイティブな企画を求める鬼上司。でも、そこを巣立った人材は、やがて一国一城の主に。確かに。
     ビル・エヴァンスは、没頭型開発部長。ん??少数精鋭の部下とのプレイで、社内や得意先をうならす新商品の開発に没頭。どうだろう、確かに営業向きではないかな。技術を評価されてということで研究畑なイメージというのは判る。

     そんな喩えを皮切りに、その後はまともなアーティスト解説が続く。つまり、本書の”売り”の部分は各プレイヤーの、最初の十数行、せいぜい1ページというところ。まぁ、それぐらいのほうがクドクナクて良い。

     下町の町工場の親父アート・ブレイキーも判る、先日映画で見たチェット・ベイカーは馴染みのBarのマスター(もはやビジネスマンじゃないが・笑)

     ビジネスマンに喩えた中では、ジョン・コルトレーンとソニー・ロリンズの違いが秀逸だったかな。
     ジョンは、熱血営業マン。大量の音数=口数で、激しく熱く語る、昭和の熱血営業マンのビジネス・トークとある(ちょっと違うんだけどね、もっと求道者チックな内省的な面もあるんだけど)。
     一方、ソニー・ロリンズは、言葉少なに、印象的なひと言でセールスを決めてしまう。はは、なるほど!と膝を打ったね。

     面白かったのはセロニアス・モンクかな。キャッチコピーは「失業中に技術開発」。後輩のバド・パウエルをかばって麻薬保持で逮捕、ナイトクラブの出演権のキャバレーカードを没収され失業してしまうが、その間に、自分の演奏を極め、あの不協和音の演奏を完成させ、後世に残る名曲の数々をその頃に産み出したのだそうな。
     著者が薦めるモンクのアルバム「Brilliant Corner」を今宵は聴きながら最後まで読み切った。タイトル曲でいきなり野太い音を聴かせるのは、ソニー・ロリンズだ。たしかに短い台詞で「これ、いいっすよ」と購買者の心を掴む営業トークっぷり! 著者の見立ての通りだ(笑)

  • 阪南大学図書館蔵書検索OPACで貸出状況や所在を確認↓
    https://opac-lime.hannan-u.ac.jp/opac/volume/725228

  • 初心者のことを考えて書いてくれているし、それぞれの曲や演奏の特徴を、興味を持つような紹介をしてくれるので、「読んでは検索して…」を繰り返してなかなか進まなかった。
    初心者にはどれも同じに聞こえるジャズを、面白おかしく紹介してくれるので、手元にずっと置いておきたい本です。

  • 別に「ビジネスマンのための」では無いと思う。
    偉大なジャズマンを、ビジネスマンに例えただけ。余計によく分からなくなってるような。
    もっと単純な初心者向けで良かったかも。
    でも、初心者向けから、一歩広げようとする。
    そういう所が絶対ありますね。ジャズ好きは。
    良くも悪くもです。

  • 自分のジャズ入門時期に色々と影響を受けた、高野雲氏の著作。

    ジャズマンをビジネスマンに例えて…という切り口は独特で面白い。ただ、個人的にはその部分以上に「まっとうな」ミュージシャン評の部分が役に立った。
    氏のジャズへの情熱は相当なものだが、マニアにありがちな高飛車さはなく、常に初心者の心境も慮った語り口で説明してくれる。本作も、自分のようにまだジャズの知識が不十分な者でも置いてけぼりにならず「ふむふむなるほど」と唸ることができる内容だった。

    何のジャンルでもそうだが、はじめに入門書を読んでから取り掛かるよりは、まずは手探りで対象に触れてみて「これはどうなんだろう?」「他にはどういうことが?」と主体的な興味を持ってから「入門書」を改めて見た方が、役立ち具合・吸収度が圧倒的によいと思う。
    この本はそんなふうに、ジャズに対して主体的な興味を持った方には最適だろう。

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