雑な読書

  • シンコーミュージック・エンタテイメント (2017年1月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784401643967

みんなの感想まとめ

多様なジャンルの書評が収められた本で、著者の独自の視点や体験を通じて、作品の魅力が引き出されています。特に印象的なのは、古屋氏が紹介する書籍の幅広さで、翻訳本やサブカルチャーに至るまで、読者を惹きつけ...

感想・レビュー・書評

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  • この本で紹介されている本50冊の中で、私が読んだ本が10冊ほどで、これから読もうと思っている本も10冊程度。
    けれども、こんなに著者に親近感を覚えるのは、既読本のほとんどを私が面白く読んでいて、未読本のなかでもこれは読みたい!と強く思った本が紹介されていたから。
    たったそれだけの根拠でこの著者とわたしは読書傾向が同じである!と強く勘違いをしたのである。

    雑な読書というのは、読み方が上っ面だけで雑というのではなく、雑食や雑談のように範囲を限定することなく、好き嫌いな苦難でも読むという姿勢を言う。
    とすれば、私の読書もまた雑な読書であり、深い専門知識を持たずに興味のままにあれもこれもに手を出す姿勢は、決して世の中に認められる姿ではないけれども、ありなんだなと思う。

    既読は中島梓「夢見る頃を過ぎても」、北村薫「スキップ」、高島俊男「本が好き、悪口言うのはもっと好き」、宮部みゆき「蒲生邸事件」、レーモン・クノー「文体練習」、金子達仁「28年目のハーフタイム」、村上春樹、柴田元幸「翻訳夜話」、米原万里「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」、土屋賢二「土屋学部長の弁明」。
    まあ、あんまり堅苦しい本はありませんが、小説からノンフィクションまで面白く読んだ本ばかりです。

    そして巻末の対談。
    豊崎由美と古屋美登里が何を考え讀者に本を紹介しているか。
    本が売れなくなった時代に、良書を読者に手渡し、読書人口を減らさないことを自分に課する。

    書評というのも、なかなか大変なんだなあ。

  • 【読書メモ】
    翻訳家・古屋美登里氏による書評本

    少しずつ読み進め10日くらいで読了
    本の魅力を引き出すエピソードや表現に溢れ、本や著者に対する敬意も感じるような素晴らしい書評の数々でした
    結果、25冊ほど読みたい本が増えました

    書評家・豊崎由美氏との対談も面白かった

    【読みたい本】
    ・竹内久美子「男と女の進化論」(新潮文庫)
    ・竹内久美子「そんなバカな」
    ・ウラジミール・ナボコフ「ナボコフの文学講義」上下(河出書房新書)
    ・ウラジミール・ナボコフ「ナボコフのロシア文学講義」上下(河出書房新書)
    ・アラン・フォルサム「狂気のコードネーム《明後日》」上下(新潮文庫)
    ・ルシアン・ネイハム「シャドー81」
    ・ロバート・ラドラム「暗殺者」
    ・ジャック・ヒギンズ「鷲は舞い降りた」
    ・中島梓「夢見る頃を過ぎても」(ちくま文庫)
    ・北村薫「スキップ」(新潮文庫)
    ・広瀬正「マイナス・ゼロ」
    ・ジョン・アーヴィング(真野明裕・訳)「サイダーハウス・ルール」上下(文春文庫)
    ・ネドラ・タイアー「16品の殺人メニュー」(幸せな結婚へのレシピ)
    ・藤沢周平「用心棒日月抄」(新潮文庫)
    ・池波正太郎「剣客商売」
    ・村上春樹「アンダーグラウンド」(講談社文庫)
    ・金子達仁「28年目のハーフタイム」(文春文庫)
    ・鯨統一郎「邪馬台国はどこですか?」(創元推理文庫)
    ・久生十蘭「顎十郎捕物帳」
    ・久生十蘭「魔都」
    ・久生十蘭「久生十蘭コレクション」(朝日文芸文庫)
    ・ウラジミール・ナボコフ(若島正・訳)「ディフェンス」(河出書房新社)
    ・常盤新平「ニューヨーカーの時代」(白水社)
    ・ジェイムズ・エルロイ「ブラック・ダリア」(文春文庫)
    ・バルガス=リョサ(木村榮一・訳)「若い小説家に宛てた手紙」(新潮社)
    ・福田和也「悪の対話術」(講談社現代新書)
    ・エドワード・ケアリー(古屋美登里・訳)「望楼館追想」(文春文庫)
    ・T・E・カーハート(村松潔・訳)「パリ左岸のピアノ工房」(新潮社)

  • 第2弾が出ちゃう、、、

    シンコーミュージックのPR
    BURRN!に連載中の翻訳家・古屋美登里氏による書評コラムの単行本化。1994年に連載を開始し、現在までに250冊以上もの本を紹介してきたコラムの中から、初期10年間の50本を厳選。文学や漫画、ドキュメンタリーからハウツー本まで、洋の東西を問わず、ジャンルにもこだわることなく、種々雑多な本が紹介されている。
    豊富な読書経験を誇る著者ならではの偏見のない目で選ばれたそれらの本に読者の興味を引きつけるだけでなく、時にユーモラスに、時に真剣に、時に心温まる筆致で綴られるコラムは、それ自体が良質なエッセイとして読みごたえあり!

    ●鋭い舌鋒と確かな分析力で知られる当代随一の人気書評家・豊崎由美氏との本をめぐる対談を巻末に特別収録!
    ●日本とイタリアを股にかけて活躍する人気エッセイスト・内田洋子氏も大推薦!
    https://www.shinko-music.co.jp/item/pid0643968/

  • BURRN!での連載においては、読んだり読まなかったりなんだけど、纏めて読むととても面白かった。なぜか、『蒲郡邸事件』が取り上げられていたことは強く覚えていたけど、他はほぼ初見。印象としては、音楽雑誌の中の連載だけあって、そこまでマイナー路線を狙いにいってはないのかな、って感じ。あと、巻末でトヨザキ社長と対談してて、結構意気投合もしてるけど、やっぱりチョイスも結構かぶりますわな。そんな訳で、新たな発見や未知との遭遇は、そこまで多くなかった。チェックしていただけで未読の作品を、いよいよ読もうかなって気にさせられたくらい。とはいえ本作は、読み物として普通に楽しめました。

  • [北村薫さん関連の記事あり]
    「スキップ」書評

  • 読書
    本の本

  • なぜだかamazonのカートに1年以上入りっぱなしになっていた本。帰国して図書館で借りて読んでみたら、存外面白かった。また本を読み始めてみたくなった。

  • 019

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著者プロフィール

翻訳家。著書に『雑な読書』『楽な読書』(いずれもシンコーミュージック)。訳書にエドワード・ケアリー『望楼館追想』『おちび』『呑み込まれた男』〈アイアマンガー三部作〉(以上、東京創元社)、デイヴィッド・フィンケル『帰還兵はなぜ自殺するのか』『アメリカの悪夢』、トム・ゴールド『月の番人』、ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史』(以上、亜紀書房)、ダニエル・タメット『ぼくには数字が風景に見える』(講談社文庫)、ジョディ・カンター他『その名を暴け』(新潮文庫)など多数。

「2025年 『誰にも見えない子ども』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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