- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784401645749
作品紹介・あらすじ
文学の力とは言葉の力であり、言葉の力は命の力になる。翻訳家・古屋美登里氏が知の興奮渦巻く世界を楽しくガイド!4章に分けて幅広く本を紹介、書評家・杉江松恋氏や広瀬和生・BURRN!編集長とのトークイベントでの対談も完全収録!『雑な読書』の続篇!
感想・レビュー・書評
-
読むのに楽じゃない重いテーマの本が結構紹介されているし、全般的にまじめというか、お気楽な本は皆無かな。著者の身辺事情から入って、最後に当の本の紹介があることも多いけど、あんまり面白いとは思えない。読書傾向が私とは違うのかな。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ヘヴィ・メタル雑誌『BURRN!』で24年以上も連載されている書評コーナーの後半編、2005年以降の67冊分を収録。昨年出た前半編『雑な読書』と同様に対象ジャンルは幅広く、多忙なご本人に代わって噺家がアイアマンガー三部作を紹介したり、イギリスから帰朝された叔母様が登場したりと、前回に増して筆がノっていてとても愉快。こちらもつい乗せられて色々手をだしたくなる。24年間でこれら2冊に収められた分の倍以上、約260冊を書評されているそうですが、電子書籍でのコンプリート版をぜひ。
<メモ>『下流志向』内田樹(講談社文庫)※教育を『苦役と成果』『貨幣と商品』『投資と回収』というビジネスモデルでとらえる危険性/『文学鶴亀』武藤康史(国書刊行会)/『経済学の宇宙』岩井克人(日経新聞社)/『セラピスト』最相葉月(新潮文庫)※河合俊雄:近代に入り『主体性の確立』要請されるようになると、それに応えられない人たちが出てくる…『これまで物を相手にしていたらよかった人たちが、仕事で人を相手にすることによって破綻した』/『偏愛文学館』倉橋由美子(講談社文庫)※グラック、ハイスミス、吉田健一等39冊(初出2005‐2017) -
とても読みやすい!
読書家ではないけど読書を続けたい自分にはぴったりだったかも。
色々な意味で。 -
纏めて読もうかな、、、
シンコーミュージックのPR
BURRN!で連載中の書評の書籍化第2弾!
至福の知の世界へと誘う痛快エッセイ、再び!
BURRN!に24年に亘って連載している翻訳家・古屋美登里氏による書評エッセイの単行本化、第2弾。
初期10年間から50本のコラムを厳選した第1弾『雑な読書』(2017年1月刊行)に続き、今回は連載11年目で誌面デザインが変更された2004年以降のコラムのなかから68本を収録。「海外のフィクション」「日本のフィクション」「ノンフィクション」と章を分け、さまざまな本を紹介している。
また、著者が敬愛し、公私にわたって深い親交を結んだ作家・倉橋由美子の作品を取り上げたコラムを特集する章を設け、著者と作家の関わりを語る書き下ろしエッセイも収録!
豊富な読書量に裏打ちされた選書眼と翻訳家ならではの「共感力」、さらに言葉のプロとして磨き上げてきた文章のセンスとユーモア溢れる人柄によって紡がれるエッセイは、それ自体が面白い読み物として楽しめるものばかりで、読者に新たな読書体験を促すこと必至!
特別対談として、『雑な読書』の刊行を記念して2017年2月に行なったトークイベント2本(ゲスト:書評家・杉江松恋氏/広瀬和生BURRN!編集長)の模様を誌上再現!
https://www.shinko-music.co.jp/item/pid064574x/ -
本誌では読み飛ばすこともあるんだけど(すんません…)、まとめて読むと、やっぱり面白し。ジャンルがピンキリなのも良い。前作でもそうだったけど、巻末の対談が特に面白いな。