ヴィクトリア朝のアリスたち―ルイス・キャロル写真集

著者 : 高橋康也

制作 : ルイス・キャロル 

• 新書館 (2003年11月7日発売)

感想・レビュー・書評

[dr-mugemuさんの感想 · 2013年2月22日]

チャールズ・ラトウィッジ・ドジスンつまりルイス・キャロル（Lewis Carroll、1832年1月27日 - 1898年1月14日）がアリス・リデルや有名になったクシー・キッチンを撮影した写真や解説をまとめたもの。現在「児ポル法」に抵触する写真もキャロルは撮影していたらしいが、リデル家から抗議を受けて写真を廃棄したため残存数は非常に少ない。この本は比較的残った写真を網羅している。今後絶版のままだろうし古書店でも高額評価されている。買って損はしないと思う。

[となさんの感想 · 2011年7月6日]

ジョージ・マクドナルドと家族の写真だったり、色々お宝がある写真集。
少女たちの姿は美しいが、どこか不気味。

[kyunさんの感想 · 2009年8月26日]

アリス展で、買った本。


子どもたちが、わらっている写真はほとんど無い。

顔の表情はとても大人っぽく、むしろ老けているような印象。

でも、子どもらしい、かわいらしい体つき、衣装。。

昔は、写真機の前でジッとしていなくてはならなかったからなのか？

それとも、こういう硬い表情が、キャロルの好みだったのか。。。


いろいろと疑惑を抱き見てしまう・・・

[mad-hatterさんの感想 · 2009年4月21日]

いくつかの評論が挿入された写真集です。

この本の魅力は、なんといってもキャロルが撮影した少女写真が豊富に載っていることでしょう。

その少女たちはみな、物憂げな表情を浮かべています。

また「不思議の国のアリス」で、アリスの原型となったアリス・リデルの写真も含まれています。
少女から大人の女性に成長したアリスの写真もありますが…
それについての感想は、ここでは控えておきましょう。

著者プロフィール

1932-2002年。東京都生まれ。英文学者、文芸評論家。東大英文科卒業。東大名誉教授。日本英文学会、日本シェイクスピア協会会長などを歴任。『エクスタシーの系譜』『ノンセンス大全』など著訳書多数。

「2022年 『不思議の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」