不思議の国のアリス

  • 新書館 (2005年12月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (178ページ) / ISBN・EAN: 9784403030345

みんなの感想まとめ

幻想的で奇妙な冒険が展開するこの物語は、挿絵の美しさと翻訳の巧みさが際立っています。特に、アーサー・ラッカムによる繊細なイラストは、物語の不思議な世界観を見事に表現し、キャラクターたちの個性を引き立て...

感想・レビュー・書評

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  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000060882

  • 挿絵に惹かれて購入を決意。色々な版があるお話なだけに、何かしら特別な1冊として欲しかった。他のお話と抱き合わせでない独立した1冊で、大事に愛でたくなるような1冊。書籍情報社のオリジナル版もちょっと気になる。

    挿絵は期待通りの素晴らしさ。繊細で、大真面目に剽軽な愛嬌を備えて、写実と想像力に支えられた幻想性があってとても素敵。ヘンテコなお話に似合いの突拍子のなさや怪奇性がまたいい。そしてすごいなと思うのは、アリスも、アリスと一緒に泳いだ動物たちも、キノコの上の青虫も、チェシャ猫も、トランプの面々もグリフォンもウミガメモドキも、別々の絵でもちゃんと同じ物語世界のキャラクターに見えること。今まであまり気にしたことがなかったけど、きっと完成までに色んなイメージが作られているんだろうな。
    訳も滑らかでわかりやすく、註が後ろにまとめられているのも好印象。このお話は本編と同じ頁で註を見たい気はしない。

    今になって読むと、アリスから冒険譚を聞いたお姉さんの感慨がとても沁みる。ちなみにこれ、ルイス・キャロル本人の感慨が少女に委託されている形だと思うのだけど(おかげでお姉さんがものすごく大人びて見える)、あくまで本人とわかる形で描かないのは、その場面がすでに不思議の国を離れているからだろうか。

  • アリス翻訳読み比べその3。翻訳はベケットの著作を手掛けたナンセンスの大家・高橋康成、イラストは数々の幻想作品を手掛けてきたアーサー・ラッカム。大型サイズ、挿絵の一部はカラーで製販というのもあり愛蔵版という言葉がしっくりくる内容。翻訳は読み易さと言葉遊び、最低限の脚注と親切な作りになっているが、今となっては弟子、河合祥一郎の仕事がそれを発展させたと言えるかもしれない。とはいえ本作の魅力はやはり挿絵にあるのだろう。しかしどの訳文も英文と照らし合わせる度に新しい発見とおかしみのある、本当に魅力の尽きない作品だ。


  • アリス殺しを読んでからも原作も読みたいと思い、手に取りました。

    昔、アニメで見ていたアリスの記憶が呼び起こされて訳注を読みながらそういうことだったのかと新しい発見もありました。白ウサギがアリスのことをメアリーアン(女性の召使いに典型的な名前)と呼んでいること、チェシャーネコがキャロルがチェシャー生まれでネコ好き。チェシャー地方の名産がチェシャーチーズで、写真を撮られるときにチーズというと微笑した顔になることの慣習がキャロルだったことなど。

    その他、アリスのモデルがオックスフォード大学の学寮長の次女だったこと、キャロルがおとなの女性が苦手で子どもが好き、特に女の子で女の子たちに聞かせる空想の物語が不思議の国のアリスだったこと名作で知ってはいましたが新しい発見がたくさんあり読んでいて楽しかったです。

  • うさぎを追いかけた先では。
    大きくなったり小さくなったり、こんな頻度で繰り返していたら頭の中が整頓されなくなるのも仕方ないだろう。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/721525

  • メディアブック添付の不思議の国のアリス (押絵ラッカム) 作品のルイス・キャロルの作品です。

  • 幼い頃に絵本で読んだ方も多いのではないでしょうか。
    私もその一人なのですが、成人してからしっかりと読み返した事が無く、読もう読もうと思っていたところ、やっと読む事が出来ました。

    不思議の国で、へんてこな登場人物たちと繰り広げる、アリスの奇々怪々な物語。

    言葉遊びがあったり、ユーモアが効いていたり、面白可笑しく読めるのですが、ところどころ不気味に感じる場面もありました。だからこそより一層心の奥を掴まれる感覚があり。

    体が大きくなったり、小さくなったり、ちんぷんかんぷんな住人たちと接するうちに、「おまえは誰だい?」と聞かれたアリスは自分が何者なのか答えられなくなります。

    読み手である私も、まるで夢の中に沈み込んでいくように、この虚構の世界に取り込まれてしまいました。

    しかし最後にアリスが現実世界へときっぱりと戻っていく様子は、読んでいてスッキリ。
    それでもアリスは不思議の国の話を忘れず覚えていて、喜々として姉に語るんですね。そこに眩しいものも感じます。

    私が一番心惹かれたエピソードは、帽子屋の「時間」のおはなし。
    帽子屋が言うには、時間は生きものであり、時間と仲良くなったり喧嘩をしたりできる、と。時間との付き合い方によって、時間が、時を早めてくれることも、永遠に止められてしまうことも、あるのだと。
    すごく童話的なおはなしなのに、なんだか自分の生活と照らし合わせて読んでしまいました。私は果たして時間と仲良くしているのかな。

    作者のルイス・キャロルにも興味が湧きました。この物語は(多くの物語がそうであるように)ルイスの深層心理が表現されたものでは。あとがきにあるのは、ルイスは人付き合いが嫌いで特に成人女性が苦手だった、と。
    ハートの女王を筆頭に、この不思議の国に登場するのは、強硬な女性ばかり。ルイスの目に大人の女性はこんな風に厳しくも怖ろしい存在に映っていたのでは。

    アーサー・ラッカムの挿絵も落ち着いた雰囲気があり、美しい。

    滑稽でへんてこな世界に、もうすこし浸っていたいです。

  •  アニメにもなって、よく知られた有名なお話です。作者のルイス・キャロルは本名チャールズ・ラトヴィッジ・ドジソンというイギリスの数学者です。
    (一般担当/匿名希望)平成30年3月の特集「数学っておもしろい!」

  • 幼い頃にアニメで観たというおぼろ気な記憶があります。
    こういう訳わからなさが童話らしいというか、子どもの空想のようだと感じました。

  • 人生初のアリス。キラキラ輝く日差しとそれを受ける草や水面、紡がれるお話に耳を傾ける少女の表情がまざまざと浮かぶお話でした。子供向けの冒険譚は胸が踊り、要所要所にある昔話のアンチテーゼみたいな要素、大人の視点によるニヒルな記述がまた楽しいのなんの。挿絵も美しい。

  • 『アリス・オンパレード』第9弾。縦21.5cm、横15cmの大判愛蔵本。出版社は児童書を多く手掛ける新書館。訳は河出文庫と同じく高橋康也・迪夫妻。ちなみに訳文も河出文庫版と同様だが、注は後にまとめて付されている。また、「あとがき」は、こちらの方が簡略だ。訳文にも定評があるが、本書の真価は何といってもアーサー・ラッカムの挿絵にある。ぞくぞくするくらいリアルで、それでいて限りない幻想性を秘めたアリスだ。ドッジソンに見せてやりたい。『ワルキューレ』の甲冑姿の悲壮美に溢れたブリュンヒルデと双璧をなすと言って良い。

  • モチーフとして非常に評価できる。
    けど、日本語が分かりづらくて分かりづらくて……。翻訳の所為もあるけど、訳者泣かせのセンスのあふれる英語?が全く日本語では訳せない。原語で読めるようになれたらいいね。

  • アーサー・ラッカムの絵が好きで購入しました。不思議の国のアリスは数冊持っていますが、こちらの本の訳は程よく遊び心があって楽しく読めます。

  • 有名な「アリス」のアーサー・ラッカム挿絵版です。
    ジョン・テニエルのイラストも素敵なのですが、こちらもとても不思議なイメージになっています。
    彼はジョン・テニエルの挿絵に敬意を払いほとんど同じ構図で挿絵を描いたと言われています。

  • 翻訳が大変そうな本だなと思う
    途中、「蟹江先生」と、完全に和名だったのはいまいちかと

  • ルイスキャロルの世界に魅了されまくりです。
    たんたんと進んでいく様に興奮しました。
    個人的に名作だと思います。

  • 不思議の国のアリスのキャラクター、みんな大好きです。
    もちろん主人公のアリスが一番好きなのですが♪
    子供のころはグロテスクだったりして苦手だったのです。
    大人になってから不思議でユーモアたっぷりな
    とらえどころのないお話のおもしろさがわかりました。

    著者のルイスキャロルがこどものために即興で語った物語。
    こんなに世界で愛されているのは、
    こどもが見たい、会いたいと願わずにいられない
    ファンタジーな登場人物がたくさんでてくることが
    理由のひとつだとおもいます。

  • ベルギー、アントワープなどを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

ルイス・キャロル (Lewis Carroll, 1832-98)
イギリスの作家。本名Charles Lutwidge Dodgson(チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン)。チェシャー州の牧師の家に生まれ、オックスフォード大学クライスト チャーチ学寮に学び、卒業後、同大学の数学講師となる。『不思議の国のアリス』(1865)、『鏡の国のアリス』(1872)の作者として最もよく知られているが、本来の数学者・論理学者としての、また最初期のアマチュア写真家としての功績も高く評価されている。

「2021年 『鏡の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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