スクリプトドクターの脚本教室・初級篇

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レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403120244

感想・レビュー・書評

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  • めっちゃ面白かった。脚本を書く予定はありませんが(笑)、あちこち創作全般に対してタメになる情報がいっぱいでした。新しい視点が増えた感じ。単純に映画観るのが好きな人も、脚本の考え方などなどが見えてきて、また違った楽しみ方が増えるんじゃないかな。
    物語を創り出す全ての人に向けた指南書です。

  • あなたならではの経験からくる想いや感情の動きを理解したら、今度はシナリオの主人公に仮託し、彼や彼女を限界まで追い込んでみて下さい

    他者認識(キャラクター)だけを辿ろうとせず、自己認識(パーソナリティ)に着目することで、新たな展開を生み出せたり、人物が隠し持っていた要素を発見しやすくなる

    殻を破る瞬間

    殻を作るのは、「未精算の過去」

    社会的な仮面と未精算の過去

    殻を破れるのは自分自身

    中心軌道

    抽象化 設定の具体性やキャラクターの固有性をはぎとって芯の部分のみを抜き出していく

    主人公と敵対者、あるいは環境などの関係性をX.Y.Zの3つに絞る 

    旅人の鞄

    逆バコ起こしで構成力を身につける

    • uptoyounikonikoさん
      『自分自身』を探す旅路は辛い時もあったけど
      見つかり辛いことと、見つからず辛いことがある。
      知らなかった事実はやはり知った方が良い。
      ...
      『自分自身』を探す旅路は辛い時もあったけど
      見つかり辛いことと、見つからず辛いことがある。
      知らなかった事実はやはり知った方が良い。
      人は知らない方が幸せというが。
      事実を受け止める課題がある。殻を自分自身で破る勇気を持てない根底を探し彷徨っている。
      2016/06/12
  • こんなに面白いとは思わなかった。単なる教則本にない熱と温度を感じる。確かに脚本とか創作物って作者の精神状態やら制作チームの雰囲気の良し悪しに完成度引っ張られるよなあと納得。個人的には脚本教室?の生徒の話が面白かった。窓辺系という名付けに脱帽。

  • 色んな読み方で、色んな学びを得られる凄まじい本。
    ①映画にかかわらず、あらゆる物語作りに勤しむコンテンツメーカーにとっては、作家が持つべき態度・方法論について丁寧に紐解く一冊。
    ②脚本家でありながら、心理カウンセラーの肩書も持つ著者ならではの、「お客様との接し方・多くの人が関わるプロジェクトで人の心を大事にしながら進行する術」を詳らかにした一冊。コンテンツ業界にかかわらず、あらゆるコンサルティング業に関わる人間にとって参考になる。さすがドクター(患者を治すプロ)である。

  • ライムスター宇多丸さんのラジオ経由で三宅さんの存在(およびスクリプトドクターとは何か)を知ったけど、この方は本当に多彩で話が非常に面白い。もちろん本も超絶面白かった。どうやったら良い脚本が出来るのか、という内容かと思いきや、どうやったら良い物語が紡げるのか、という内容が主となっており、物語を書きたいと思っている人は必読の内容だと思った。

  • とくに、前半部分が興味深かった!心理学というか、気持ちの良いコミュニケーションの方法というか。後半は、かなり具体的なhow to

  •  同一構造の引用や再利用はハリウッドでは昔から繰り返されてきたアプローチです。いえ、ハリウッドに限ったことではありません。日本でも繰り返されています。プロなら大なり小なり皆やっていることですし、ぼくも授業で生徒たちに勧めています。
     ところが、一部のアマチュア作家は、この「過去作品からの引用」を極端に嫌う傾向があります。「世界で初めての、誰も書いたことがない物語を書いてやる!」と息巻いたり、「安易な方法は取りたくない!」と力むのはいいんですが、そこにはいくつかの誤解があるように感じます。
     そもそも「構造」と「物語」はイコールではありません。まったく別のものです。構造を引用したからといって同じ物語になるとは限りませんし、構造を引用した程度で、そう簡単に同党の面白い脚本が書けると思ったら大間違いです。

  • かなり良かった。他のHowto本とは毛色が違う感じ。

  • 私は、パワーポイントでスライドを作成する機会がよくあります。スライドを作っていくうちに、「スライドの作成は、本来はストーリーが重要だな。」と思い、ストーリーの展開手法を勉強したいと考え本書を読みました。ですから脚本家を目指している、スクリプトドクター(※脚本のお医者さんのことです。)を目指しているわけではありません。
    本書は、大きく2つのパートに分かれています。

    1つ目は、第1章から第4章までで「より良い脚本を書くための考え方や方法」が載っています。著者はこれまでのシナリオ学校での講師経験をもとに、「良い脚本家として必要な資質は何か。」を丁寧に説明しています。また心理カウンセラーの資格を持っていることから、心理的にアプローチする脚本の書き方も指南しています。その内容が、私にとってはとても面白かったです。以下は引用として例を挙げます。

    自分の「ものさし」で世界や他者を測っている、という「事実」を認めてください。
    よく「性格は生まれつきのものだから、変えられない」というひとがいますが、あれは間違いです。「性格」は生まれつき備わっているのではなく、ひとが成長してゆく過程で培われてゆく単なる「思考パターン」の「集合体」でしかありません。したがって、多少の工夫と努力は必要ですが、「性格を変えること」は充分可能なのです。

    など、こうした心理的アプローチが一般人の私にも当てはめられて、とても面白かったです。

    そして2つ目は、第5章と第6章に「スクリプトドクターの仕事術」として、著者の仕事術が紹介されています。こちらはスクリプトドクターを目指す方に参考になる内容でした。冒頭にも書きましたが、私は脚本家にもスクリプトドクターにもなるつもりはございませんので、ここはほとんど飛ばし読みをしました。

    前半部分だけで充分に面白かったのですが、当初の目的「ストーリーの展開」については、この本では多くを知ることはできませんでした。参考になるところは多少ありましたが、脚本とプレゼンテーションのストーリーは異なるものであることが分かりました。
    でも、読み物として面白かったです。本書の帯に書かれている「ストーリーに興味を持つすべての人々におすすめです!」という謳い文句は間違ってはいないですね。

  • 過去の読書会の課題本。まえがきに登場する「四タイプ」は、深夜アニメや自主制作映画などのありがちパターンそのもので、思わず笑ってしまった。邦画に自分探しをするOLみたいな話がやたらに多い理由もなんとなく解った気がする。そして、脚本の書き方についての話は、そんな「自分探しストーリー」を好んで書く人向けの話題に集中していて、あまりピンと来るモノがなかった。しかし、中盤の3・4章あたりは「脚本家は映画をどう分析的に見ているか」というテーマなので「映画の別の楽しみ方」を学べて面白い。

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プロフィール

脚本家・映画監督・スクリプトドクター・心理カウンセラー。
主な作品に、映画『ホワイトリリー』『劇場霊』『クロユリ団地』『七つまでは神のうち』『呪怨 白い老女』、テレビドラマ『デッドストック~未知への挑戦~』『ほんとにあった怖い話』『世にも奇妙な物語』など多数。
著書に『スクリプトドクターの脚本教室・初級篇』『スクリプトドクターの脚本教室・中級篇』(新書館)、『これ、なんで劇場公開しなかったんですか? ~スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方~』(誠文堂新光社)などがある。
日本では数少ない「スクリプトドクター」として、国内外の映画企画に多数参加。東京藝術大学大学院や各種大学、シナリオ学校などで講師も務める。

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