ルートヴィヒ2世―白鳥王の夢と真実 (ヒストリー・ブック・シリーズ)

著者 : 須永朝彦

• 新書館 (1995年1月12日発売)

作品紹介・あらすじ

ワーグナーのパトロンにして浪費家、異装愛好家にして美少年愛者、美貌と狂気のバイエルン王・ルートヴィヒ2世。生い立ち、ワーグナーとの出会い、築城への情熱、そして入水まで謎と伝説に包まれたその実像に須永朝彦が渾身の筆で迫る。

感想・レビュー・書評

[モンタニャールおじさんさんのレビュー · 2011年10月29日]

19世紀後半、プロイセンによるドイツ統一が進むなか政治に無関心でひたすらワーグナーの世界に耽溺したバイエルン王ルートヴィヒ2世の伝記。随所にルートヴィヒの書簡が引用され、ワーグナーに対してどれほど傾倒していたかを示している。

[R ! Eさんのレビュー · 2007年5月30日]

オーストリアのエリザベート皇后を調べていくうちに知ったバイエルン王。
この方を知るにはちょうど良い本です。
おすすめ！

著者プロフィール

1946年、栃木県生まれ。歌人・作家。 著書に、「鉄幹と晶子 」（評伝）、「東方花傳」（歌集）、「就眠儀式」（吸血鬼譚集）等がある。

「2018年 『新編・日本幻想文学集成 9』 で使われていた紹介文から引用しています。」