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  • 新書館
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403210747

感想・レビュー・書評

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  • エロスとグロテスク・・・こ、怖い…。

  • これは・・・どう解釈したらいいものか戸惑う。最後もうちょっと色々スッキリさせてほしかった気はする反面、結局SFではないのでどう説明しようもないだろうという気もするのでこういう終わり方しかないのかな。長編だけれどとりあえず続きが気になり最後までぐいぐい読めたという意味ではとても面白かった。結構なエログロ加減だったので、松浦寿輝というよりは津原泰水あたりを読んでるみたいだった。

    34才無職、顔だけはそこそこ良いので金持ち人妻のヒモのような生活をしている男が、かつて働いていた胡散臭い会社の同僚と再会したことで、奇妙な仕事を引き受けることになる。書家だという老人の道楽めいた前衛映画制作、その孫娘だという美少女「朋絵」、贅沢な庭園に謎めいたオブジェ、次第に明かされていく主人公自身のろくでもない経歴、しかし仕事の依頼者である老人がなぜ彼を選び、なんのためにそんなことをしているのかは一向にわからない。嘘のいくつかは暴かれるけれど真相の解明にはいたらず。ただただ悪夢のようなイメージの洪水の中をどんどん主人公と一緒に連れていかれる。

    結局「巴」とはなんだったのか、時間や世界が巻き戻されたのか、何が起こったのかはわからないけど、読んでいる間のトリップ感だけでも味わう価値はあったと思う。

  • 知人のお気に入りの著者ということで読んだ。
    「退屈」が問題、わかる。

  • 2010/5/24購入
    2011/03/11購入

  • 駄目人間

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著者プロフィール

松浦寿輝(まつうら・ひさき)
一九五四年東京都生まれ。二〇〇〇年『花腐し』で芥川賞、二〇〇五年『半島』で読売文学賞、『あやめ 鰈 ひかがみ』で木山捷平文学賞、二〇一七年『名誉と恍惚』で谷崎潤一郎賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞、二〇一九年日本芸術院賞を受賞。ほか詩、評論でも受賞多数。二〇一二年紫綬褒章受章。

「2019年 『掌篇歳時記 秋冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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