世界は終わらない

制作 : Charles Simic  柴田 元幸 
  • 新書館 (2002年11月1日発売)
3.22
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  • Amazon.co.jp ・本 (115ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403210815

作品紹介

僕は偶然の産物であり、イデオロギーの赤ん坊、歴史の孤児だ。ヒトラーとスターリンが共謀して僕を家なしにした-柴田元幸が贈る、ピュリツァー賞詩人の代表作。

世界は終わらないの感想・レビュー・書評

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  • ピュリッツァー賞も取ったアメリカでは有名な詩人の詩集。
    うーんモダニズム。いかにも詩って感じが作為的に感じてしまうこともしばしば。わかりやすく調節された訳わからなさっていうね。好きな人は好きそうです。
    この詩集、何が面白いって翻訳者の柴田さんが面白い。シミックもエッセイの方が好きな感じかな。是非そっちも訳してほしい。

  • 「魂の真の闇夜ではいつも午前三時だ」とスコット・フィッツジェラルドは言ったが、シミックという人は午前三時の闇の中でも何となく明るさを—少なくとも洒落っ気を—保てる人という気がする。
    (本物の不細工さ チャールズ・シミックについて 柴田元幸)

    小説は読むけど、詩は苦手だというひとは少なくない。読みもしないうちに、なんとなく敷居が高いと敬遠されることも多いようだ。
    これは推論だけれど、そういうひとたちはおそらく詩を読解しようとしてるんじゃないだろうか。試験じゃないんだから、形式だとか表現だとか気にしないで、ただ読めばいいとおもう。シミック本人もなにかのインタヴューで「『オムツをつけた鼠たち』と僕が書いたら、それは文字どおりに受けとられるべきだ」と答えたそうで、ヒジョーに心強い。
    実際、シミックの詩では豚やゴキブリや鼠が天使やヘルメスと同列で語られる。そう、シミックの世界ではそれらは等価値だ。だから読み解くことにたいした意味はない、そのまま受けとめること。それこそ、わたしたちが生きる世界の混沌を受け入れざるをえないように。

    夜が明ける前に云うべき言葉が見つからなかったら、チャールズ・シミックの力を借りるといい。

    ・Chicago--25 or 6 to 4
    http://www.youtube.com/watch?v=RC06YYG-B4Q&feature=related

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